← 小学生しんぶん トップへ
🅰️ ふりがなを消して 漢字の練習もできます →
7月19日は、いよいよサッカーワールドカップの決勝! 今のサッカーは、審判(レフェリー)の判定を助ける技術(テクノロジー)が大かつやくしています。「ゴールが入ったか」「反則があったか」を、カメラやセンサー、AI(人工知能)を使って正確に調べ、公平に試合を進めているのです。このページでは、代表的な判定技術のしくみを、図でやさしく紹介します。
🚩 まず「オフサイド」ってどんな反則?
判定技術の話に入る前に、いちばん分かりにくいと言われるオフサイドというルールを見てみましょう。かんたんに言うと、「ゴールの前でまちぶせして点を取るのを防ぐ」ためのルールです。
味方がボールを蹴るその瞬間に、攻撃側の選手が、相手ゴールの近くで「最後から2人目の守備側の選手」よりも前(ゴール側)にいて、そこでパスを受けると、オフサイドという反則になります。
オフサイドの考え方 イラスト:スクールコンパス編集部
💡 ポイント:ボールを受けた「位置」ではなく、味方がける瞬間にどこにいたか、で決まります。ほんの数cmの差で反則かどうかが変わることもあり、人の目だけで見分けるのはとてもむずかしいのです。だからこそ、次の「技術」が役に立ちます。
🛠️ 判定を助ける3つの技術
サッカーの判定を支える代表的な技術が、この3つです。まずは全体像を図で見てみましょう。
サッカーの判定技術 イラスト:スクールコンパス編集部
① ゴールラインテクノロジー
ゴールの周りの何台もの高速カメラで、ボールがラインを完全にこえたかを調べます。1cmでも足りなければゴールになりません。判定は審判の腕時計に一瞬で伝わります。
② VAR(ビデオ判定)
別の部屋の担当者が、試合の映像を見直して主審を助けます。「今のは反則?」「本当にゴール?」という場面で、まちがいを減らします。
③ 半自動オフサイド
ボールの装置(センサー)と、選手を追うAI(人工知能)を合わせて、数cmのこまかい差まで自動で判定。むずかしいオフサイドも、すばやく正確に見分けます。
🤖 なぜ「数cm」まで正確に測れるの?
半自動オフサイドのすごいところは、その正確さです。どうやって数cmまで測っているのでしょう。ひみつは、「センサー」と「AIカメラ」の合わせ技にあります。
数cmまで測れるしくみ イラスト:スクールコンパス編集部
オフサイドは、味方が「いつ蹴ったか」と、攻撃側の選手が「そのときどこにいたか」の二つが分かれば判定できます。ボールのセンサーが「蹴った瞬間」をとらえ、AIカメラが選手の体を細かい点でとらえる。この二つを重ね合わせるから、人の目では一瞬で見きれない数cmの差まで、すばやく正確に分かるのです。
🌟 技術は「何のため」に使う?
ここで大切なことがあります。これらの技術は、選手を速く走らせるためのものでも、試合を派手にするためのものでもありません。「正確さ」と「公平さ」のために使われています。
🔎 考えてみよう:だれが見ても納得できる判定になると、選手も安心して全力を出せ、見ている人もすっきり楽しめます。「技術は、目的を選んで使うもの」という見方は、これからの時代にますます大切になります。7月19日の決勝で、こうした技術がどう使われるか、注目して見てみてください。
❓ よくある質問
- Q. オフサイドとはどんな反則ですか?
- A. 味方がボールをける瞬間に、攻撃側の選手が相手ゴールの近くで「最後から2人目の守備側の選手」より前(ゴール側)でパスを受けると反則になります。ゴール前でのまちぶせを防ぐルールです。
- Q. ゴールラインテクノロジーとは?
- A. 複数の高速カメラで、ボールがゴールラインを完全にこえたかを立体的に計算する技術です。1cmでも足りなければゴールになりません。
- Q. VARとは?
- A. 別室の担当者が映像を見直し、はっきりした誤りがあれば主審に助言するしくみです(ビデオ・アシスタント・レフェリー)。
- Q. 半自動オフサイドは、なぜ数cmまで正確なの?
- A. ボールのセンサーが「ける瞬間」をとらえ、AIカメラが選手の体の位置を追い、この二つを合わせるからです。人の目では見きれない差まで判定できます。
🎮 やってみよう! オフサイド○×クイズ
ここまでで学んだことを、クイズでためしてみよう。「○(そう思う)」か「×(ちがう)」を えらんで タップ! こたえと せつめいが 出るよ。
👀 7月19日の決勝、ここに注目!
スペイン対アルゼンチンの決勝では、きわどいゴールやオフサイドの場面で、今日おぼえた技術がきっと大かつやくします。「今のはゴール?」「オフサイドじゃない?」と思ったら、審判がどう判定するか注目してみてください。技術のしくみを知っていると、サッカー観戦が何倍も楽しくなります。⚽