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音読・読み書きが苦手な小学生(行を飛ばす・鏡文字)
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 読み書きでつまずく姿を見ると、どうしてあげればいいか迷いますよね。
よくある場面:音読の宿題で、同じ行を何度も読んでしまう。書く字は、鏡に映したように左右が逆になることがある。
読み書きは、学校での様子と合わせて見ます
今夜できること1つ 音読で止まる場所、書くときに止まる字を記録する
📌 明日のための1行カード もし「ちゃんと読んで」と言いそうになったら、「次の1文、読んでみて」と言う
なぜ、そうなるの?
ことばや読み書きは、家と学校でちがう姿が見えることがあります。どこで止まるかを記録しておくと、先生や相談先との話が具体的になります。家では、親と1文ずつ交代で読むだけでも、子どもの負担はぐっと軽くなります。
今夜の手順
- 音読で止まる場所、書くときに止まる字を記録する
理由:どこで止まるかが、相談の手がかりになります。 - 親が1文読み、子どもが次の1文を読む、と交代で読む
理由:全部を1人で読むより、負担が軽くなります。 - 担任の先生に、授業中の様子を聞く
理由:家の様子だけでは、学校で困っているかが分からないからです。
そのまま言える言いかえ
- 「ちゃんと読んで」→ 「次の1文、読んでみて」
量を小さくすると、取りかかりやすくなります。 - 「何回言ったら読めるの」→ 「いっしょに読もう」
一緒に読むと、つかえても安心して続けられます。 - 「字がきたない」→ 「この字、とめがきれいだね」
よいところを1つ言うと、書く気持ちが続きます。
今夜はしなくていいこと
「ちゃんと読んで」と、何度も読み直させること
理由:くり返させるほど、読むこと自体がいやになりやすいからです。
お子さんに聞いてみる
「読むこと・書くことで、いちばんいやなのは?」
- 「読むこと」と答えたら:読むことがいやなら、親が先に1文読み、子どもは次の1文だけ、と交代で読んでみてください。止まる場所を記録します。
- 「書くこと」と答えたら:書くことがいやなら、話したことを親が書き取り、子どもは1行だけ書き写す形からにしてください。
- 「漢字」と答えたら:漢字なら、50問テストで書けなかった字だけを拾い、3日後にもう一度。書けない字が続くときは先生に相談します。
- 「とくにない」と答えたら:本人が困っていなくても、気になる場面の記録は続けてください。
2週間後に見ること
2週間後、交代読みでつかえる回数が減っていれば、合っています。変わらないなら、記録を持って先生に相談します。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、読み書きの速さの差がとても大きい時期です。交代読みで、読む量を少しずつ増やします。
- 高学年(4〜6年生) 高学年でも読み書きに強い苦手が続くときは、記録を持って担任の先生や専門の相談先に相談します。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「ことば・読み書き」チェック)
「ことば・読むこと・書くことが気になる」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- 何年生ですか?(1・2年生/3・4年生/5・6年生)
- いちばん近いのは?(音読がたどたどしい・読むのが遅い/字を書くのがとても苦手/話し方・発音が気になる)
- いつごろから?(最近/入学したころからずっと)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
読むのに時間がかかるタイプ
読むのに時間がかかるのは、文字と音を結びつける力がゆっくり育っているからのことがあります。毎日少しずつ、親が先に読んで、あとを追って読む練習が効きます。
今夜の1つ 1日1ページ、親が読んだ文を、子どもがあとから読む(追い読み)
「もっとすらすら読みなさい」→ 「一緒に読もうか」
2週間後 2週間後、同じページを前より速く読めていれば、読む力が伸びています。
根拠:米国の読みの指導の研究(くり返し読み)
書くのがとても苦手なタイプ
書くことだけがとても苦手なときは、手先の使い方や、文字の形を覚える力が関わっていることがあります。マスの大きいノートや、なぞり書きから始めます。
今夜の1つ マスの大きいノートで、1日3字だけなぞり書きをする
「ていねいに書きなさい」→ 「マスの中に入ったね」
2週間後 2週間後、少しでも書きやすくなっていれば、道具と量が合っています。
根拠:米国 National Reading Panel 2000(読み書きの指導の研究のまとめ)、文部科学省 2022年調査(くわしくは学習障害(LD)とは(このページの「まず知っておくこと」))
話し方・発音が気になるタイプ
発音の育ち方には個人差がありますが、小学生になっても特定の音が言えないときは、ことばの教室(通級)で練習できることがあります。
今夜の1つ 言いにくい音を、子どもを直さずにメモする(どの音・どんな言葉か)
「ちゃんと言いなさい」→ 「(言い直させず、正しい言い方で返す)「そう、さかなだね」」
2週間後 2週間後、メモを持って担任の先生かことばの教室に相談できていれば、次の手が決まります。
根拠:文部科学省(通級による指導・言語障害)
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:文部科学省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」(2022年。担任の先生の回答で、小・中学校の3.5%が「読む」「書く」に著しい困難。医師の診断ではありません)
研究でわかっていること 英国の多くの学校で、親や上級生が子どもと一緒に声を出して読み、子どもが読めるところは任せ、つかえたらそっと助ける「ペアで読む」方法を広く行ったところ、読む力と読むことへの気持ちの改善と結びついていました。
学校での取り組みの調査(Topping, K. J., 1990)
考えてみてほしい問い 読むこと・書くことで、子どもが楽しそうにしていたのは、どんなときでしたか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「音読・読み書きが苦手な小学生(行を飛ばす・鏡文字)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
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