ホーム › 体や発達 › 子どもが寝つけない・朝起きられない・食べられない(小学生の生活)

子どもが寝つけない・朝起きられない・食べられない(小学生の生活)

🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方

💬 寝る・食べるのことは毎日なので、うまくいかないと親も消耗します。

よくある場面:布団に入っても1時間眠れない。朝はなかなか起きられず、朝ごはんが食べられない。

生活のことは、まず時刻をそろえます

今夜できること1つ 1週間、寝た時刻と起きた時刻を記録する

📌 明日のための1行カード もし「早く寝なさい」と言いそうになったら、「あと10分で電気を消すよ」と言う

🧭 わが家の場合は? 3つの問いで、見立てと今夜の1つが変わります →

なぜ、そうなるの?

寝つき・食事・おねしょなどは、生活の時刻と結びついていることがあります。なかでも効くのは、寝る時刻より先に「起きる時刻」をそろえることです。朝の時刻がそろうと、夜に眠くなる時刻も自然とそろってきます。6〜12歳の睡眠は、1日9〜12時間が目安です(米国睡眠医学会の専門家13人の合意)。

今夜の手順

  1. 1週間、寝た時刻と起きた時刻を記録する
    理由:記録があると、相談先で話が早く進みます。
  2. 起きる時刻を毎日そろえる
    理由:朝の時刻がそろうと、夜も眠くなる時刻がそろいやすくなります。
  3. 続くとき、心配なときはかかりつけの小児科に相談する
    理由:体の原因がないかは、医師にしか確かめられないからです。

そのまま言える言いかえ

今夜はしなくていいこと

今夜から急に、寝る時刻を早めること
理由:眠くないうちに布団に入ると、かえって寝つきにくくなることがあるからです。先にそろえるのは起きる時刻です。

2週間後に見ること

2週間後、布団に入ってから眠るまでの時間が短くなっていれば、効いています。

学年で変わること

わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)

ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「寝つき・おねしょ・食事」チェック)

「寝つき・おねしょ・偏食」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。

  1. お子さんの年齢は?(5〜6歳(年長〜小1)/7〜9歳(小2〜小4)/10歳以上(小4〜小6))
  2. いちばん気になるのは、どれですか?(おねしょ(夜尿症)/寝つきが悪い・朝起きられない/偏食・食べる量が少ない)
  3. お子さん自身は、気にしていますか?(気にしていない/気にしている・恥ずかしがる)

いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)

おねしょ(夜尿症)が続くタイプ

5歳をすぎて、月に1回以上のおねしょが3か月以上続くものを夜尿症といいます。7歳で10人に1人ほどにあり、その後は1年に15%ずつ自然に治っていくとされていますが、小児科で生活の工夫や治療を始めると、治る割合が2〜3倍に高まるといわれています。親のしつけや本人のせいではありません。

今夜の1つ 夕食後から寝るまでの水分を控えめにし、寝る前にトイレに行く。夜中に起こしてトイレに連れて行くのはやめる

「またおねしょしたの!」→ 「大丈夫。体が育っている途中なんだよ」

2週間後 2週間後、おねしょしない日がふえていなくても大丈夫です。小学生で続くときは、記録を持って小児科に相談します。

根拠:医療機関の夜尿症の資料(日本夜尿症学会の定義:5歳以上、月1回以上、3か月以上)

寝る時刻と起きる時刻がずれているタイプ

寝つきが悪い・朝起きられないのは、体内時計が後ろにずれていることが多いものです。寝る時刻より先に起きる時刻をそろえると、夜に自然と眠くなります。6〜12歳には1日9〜12時間の睡眠がすすめられています。

今夜の1つ 休みの日も含めて、起きる時刻を毎日同じにし、朝の光を浴びる。寝る1時間前から画面を見ない

「早く寝なさい!」→ 「明日も7時に起きるから、そろそろ準備しよう」

2週間後 2週間後、起こさなくても起きられる日がふえていれば、体内時計がそろってきています。

根拠:米国睡眠医学会の推奨(Paruthi ほか 2016:6〜12歳は9〜12時間)

食べられる物が少ないタイプ

偏食の多くは、新しい味や食感へのとまどいです。くり返し目にしたり、少しだけ口にしたりすることで、食べられる物はゆっくりふえていきます。無理に食べさせると、食事の時間そのものがいやになります。

今夜の1つ 苦手な物は「ひと口だけ、食べなくてもいいから皿にのせる」。食べられる物と一緒に出す

「残さず食べなさい」→ 「のせておくね。食べなくても大丈夫だよ」

2週間後 2週間後、苦手な物を皿にのせても怒らずにいられれば、慣れる準備ができています。

根拠:米国の小児の栄養の研究(くり返し出すことで受け入れが進む)

もとにした研究

研究と根拠をひらく

根拠:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」

研究でわかっていること 米国睡眠医学会の専門家13人の合意で、6〜12歳は1日9〜12時間の睡眠をふだんから取ることをすすめています。足りていることは、注意・行動・学習・気持ちの調整がよいことと関連していました。米国小児科学会も支持しています。
専門家の目安(Paruthi, S., et al., 2016)

考えてみてほしい問い 寝つきがよかった日は、夕方から寝るまで、何がちがいましたか?

根拠にした研究の一覧と、選び方の決まり

わが家の事情で、もう少し相談したいとき

「子どもが寝つけない・朝起きられない・食べられない(小学生の生活)」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→

この悩みに関わるページ

体や発達の、ほかの場面

人に話したいとき、子どもの安全や体が心配なときは、子育ての相談先ナビから、無料の電話・LINEの窓口を選べます。

診断ができるのは医師だけです。このページは、診断ではなく、家で困りごとを減らすための情報と道具をまとめたものです。