小学校の持ち物準備ガイド|学期はじめチェックリスト
①毎日持つもの(ランドセルに入れっぱなしにできるもの)
②学期はじめにそろえるもの(サイズと消耗を確認するもの)
③行事や季節で必要になるもの(前もって用意しておくもの)
毎学期つまずくのは②です。とくに上履きのサイズと、記名。この2つを先に片づければ、学期はじめの朝は驚くほど静かになります。
持ち物の準備は「買い足し」より「点検」が本体です
学期はじめに慌てるのは、新しく買うものが多いからではありません。去年のものが使えるかどうかを、直前まで確認していないからです。上履きが小さくなっていた、体操服のゴムが伸びていた、名前が消えていた。これらは前日の夜に発覚すると手が打てません。
ですから、準備の順番は「買う」からではなく「見る」から始めます。手元にあるものを本人に着せて、履かせて、足りないものだけを買い足す。この順番にするだけで、無駄な買い物も、当日の慌ただしさも減ります。
そろえる順番(4ステップ)
- 配布物を集める。学年だより、持ち物一覧、学校からのお知らせ。まずこれを机に並べます。
- サイズが変わるものを本人に着せる・履かせる。上履き、体操服、赤白帽。ここで判断が決まります。
- 足りないものだけ買い足す。指定サイズや規格の有無を確認してから買います。買ってから合わないとわかるのがいちばん痛い。
- 記名する。新しく買ったもの、サイズを変えたものは、記名がゼロからやり直しです。買った当日に済ませてください。
迷いやすいものの選び方
上履き
いちばん失敗が多いのがこれです。ポイントは3つあります。
- かならず本人に履かせる。つま先に余裕があるか、かかとが浮かないか。サイズ表記だけで買うと、メーカーが違うだけで合わなくなります。
- 大きすぎもいけません。「どうせすぐ大きくなるから」と大きめを買うと、脱げて転ぶ原因になります。上履きは一日中履くものです。
- 学期ごとに確認する。小学生の時期は足が伸びます。学年が変わるときだけでなく、学期の変わり目にも見てください。
種類やメーカーが指定されている学校もあります。買う前に配布物を確認してください。予備を1足持っておくと、汚れや破れのときに慌てずにすみます。
防災頭巾・座布団カバー
避難訓練や災害時に頭を守るためのものです。多くの学校では教室のいすに置いておき、座布団を兼ねる形で使われています。ただし、置き場所やカバーの規格が指定されている学校があり、いすの背もたれに掛ける形か、座面に敷く形かでカバーの作りが変わります。
用意する前に、学校の指定を確認してください。学校によっては防災頭巾を使わず、別の方法をとっている場合もあります。長期休みの前に持ち帰ることが多いので、休み中に洗って、始業の前日までに戻せる状態にしておきます。
雑巾
学期はじめに枚数を指定して集める学校が多いものです。サイズと、ループ(ひも)の有無が指定されていることがあります。市販品で構わない学校がほとんどですが、指定がある場合はそれに合わせてください。
記名は、洗っても落ちにくいように布用のペンで書くか、名前を書いた布を縫い付けます。集めた雑巾は個人に戻らないことも多いので、記名の要否も配布物で確認しておくと無駄がありません。
袋物(体操服袋・上履き入れ・給食袋・手さげ)
手作りでなければいけない、という決まりは一般的ではありません。ただしサイズや形が指定されていることはあります。市販品でも指定に合っていれば問題ないことがほとんどです。
点検するのは、ほつれ、持ち手のゆるみ、ひもの長さです。とくに手さげの持ち手は、荷物が重い学年ほど傷みます。学期はじめに一度、引っ張って確かめてください。
筆記用具
鉛筆の濃さ、シャープペンシルの可否、消しゴムの種類など、学校ごとに決まりがあります。学期はじめには、鉛筆をけずり、消しゴムを補充し、赤鉛筆と定規の有無を確認します。
筆箱の中身は、学年が上がるほど本人に管理させたいところです。低学年のうちは一緒に、中学年からは本人に確認させて大人が見るだけ、というように、少しずつ手を離していきます。
印刷して使えるチェックリスト
下のボタンから印刷できます。冷蔵庫や玄関に貼っておくと、家族で共有できます。
① 毎日持つもの
- ランドセル(中の点検・給食袋などの残り物がないか)
- 連絡帳・連絡袋
- 筆記用具(鉛筆をけずる、消しゴム、赤鉛筆、定規)
- 下じき
- 教科書・ノート(時間割どおりか)
- ハンカチ・ティッシュ
- 水筒(パッキンの点検と洗浄)
- マスクなど、学校から指定のあるもの
② 学期はじめにそろえるもの
- 上履き(サイズを本人に履かせて確認・つま先に余裕があるか)
- 体操服(サイズ、ゴムのゆるみ、記名の消えかけ)
- 赤白帽(ゴムの伸び、あごひもの状態)
- 給食セット(ナフキン、はし、コップ、給食袋)
- 白衣(給食当番用・学校が用意する場合は不要)
- 防災頭巾・座布団カバー(洗濯して戻す)
- 雑巾(学校指定の枚数・サイズ・ループの有無)
- 袋物(体操服袋、上履き入れ、手さげ/ほつれと持ち手の点検)
- ノート(残りページを確認して補充)
- 絵の具セット・習字セット・裁縫セット(学年により)
- 鍵盤ハーモニカ・リコーダー(学年により/ホースや歌口の洗浄)
③ 行事・季節で必要になるもの
- 水着・水泳帽・タオル(水泳の時期)
- ゴーグル(学校が認めている場合)
- 校外学習の持ち物(リュック、レジャーシート、雨具)
- 運動会の持ち物(学校からの指定を確認)
- 防寒具(学校の指定範囲を確認)
- 上着・体操服の長袖長ズボン(季節の変わり目)
④ 記名チェック
- 新しく買ったものすべて
- サイズを買いかえたもの(記名はゼロからやり直し)
- 鉛筆・消しゴムなど小さなもの
- 上履き(かかと、または学校が指定する場所)
- 体操服・赤白帽(指定の位置を確認)
- 水筒・水筒カバー・パーツ
- 傘・かさ袋
- 洗って名前が薄くなっているもの
記名は「買った当日」に済ませる
持ち物の準備でいちばん落とし穴になるのが記名です。理由は単純で、あとでまとめてやろうとすると必ず抜けるからです。
落とし物が届いても、名前がなければ本人には戻りません。低学年ほど、自分のものかどうか判断できずに放置されます。買い物袋から出したその場で書く。この習慣がいちばん強力です。
書く場所を学校が指定していることもあります。とくに体操服と上履きは、見える位置に書くよう決まっている学校があります。配布物を確認してから書いてください。
・洗濯で薄くなる ── 布用のペンを使い、学期はじめに書き直す
・水筒のパーツ ── 本体だけでなく、ふた、カバー、ストローにも
・おさがり ── 前の名前を消せない場合は、上から名前布を縫い付ける
・きょうだいで共用するもの ── どちらの名前にするか先に決めておく メモ:名前スタンプやアイロン接着のシールを使うと、量が多いときに早く終わります。ただしアイロン接着は洗濯ではがれることがあるので、学期ごとに点検してください。
買い足しの時期と、家庭での管理
買うタイミング
| 時期 | 見ておくもの |
|---|---|
| 3月(春休み) | 進級にともなうサイズの買いかえ。新学年の用品(絵の具、習字など)の案内を確認 |
| 7月(夏休み前) | 上履きのサイズ、防災頭巾の持ち帰り、水着のサイズ |
| 8月(始業の3日前まで) | 上履き、体操服、袋物の点検。足りないものの買い足しと記名 |
| 12月(冬休み前) | 防寒具、上履きのサイズ再確認、消耗品の補充 |
2学期のはじまりに向けた準備は、生活リズムや宿題とあわせて2学期はじまり準備ガイドにまとめています。8月の逆算カレンダーもありますので、あわせてご覧ください。
家庭での置き場所を決める
持ち物が毎朝行方不明になる家庭には、共通点があります。置き場所が決まっていないことです。
- ランドセルの定位置をつくる。床に置かない。決めた場所に戻す。これだけで朝の探し物が減ります。
- 前日の夜に持ち物をそろえる。朝は「持って出るだけ」の状態にしておきます。
- 持ち帰るものの週を把握する。体操服、上履き、給食袋。持ち帰る曜日を家族で共有しておくと、洗濯が回ります。
忘れ物が続くときの関わり方は忘れ物対策ガイドで、学年別の手の離し方まで扱っています。
持ち物のことで学校に確認したいとき
配布物を読んでもわからないことは、遠慮なく聞いて構いません。持ち物の質問は、先生にとっても答えやすい部類です。
3年2組の◯◯です。
体操服袋のサイズについて、指定はありますでしょうか。
新しく用意したいので、教えていただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:買う前に聞くのがコツです。買ってから合わないとわかると、費用も手間も無駄になります。
配布物をなくしてしまった場合も、連絡帳で再発行を頼めます。書き方は連絡帳のお願い・相談の書き方をご覧ください。
学年で変わる持ち物と、増えるもの
学年が上がると持ち物も変わります。あらかじめ知っておくと、購入の時期を計画できます。
| 学年 | この時期にそろうことが多いもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 1年生 | 基本の学用品一式、防災頭巾、粘土板、お道具箱 | すべてが新品なので記名の量が最も多い。入学前にまとめて時間を確保する |
| 2〜3年生 | 絵の具セット、書写(習字)道具 | 学校でまとめて購入する場合と、各家庭で用意する場合があります |
| 3〜4年生 | リコーダー、辞書 | 指定の機種や種類があることが多い分野です |
| 5〜6年生 | 裁縫セット、彫刻刀 | 刃物を含むため、持ち運びの日が指定されることがあります |
これらは学校からの案内で購入方法が示されるのが一般的です。案内が来る前に先回りして買うと、指定と合わない可能性があります。待ってから動くほうが安全です。
高学年になると、荷物そのものが重くなります。教科書のほかに、タブレット端末を持ち帰る学校も増えました。手さげの持ち手や、ランドセルの金具の傷みを、学期ごとに点検してください。
おさがり・きょうだいで使い回すとき
費用を抑えるうえで有効ですが、注意点が3つあります。
- 記名を必ず書きかえる。前の名前が残ったままだと、落とし物のときに戻りません。消せない場合は、名前布を上から縫い付けます。
- 指定が変わっていないか確認する。数年で規格が変わることがあります。とくに防災頭巾のカバーや体操服は要注意です。
- 本人の気持ちを聞く。高学年ほど、おさがりを嫌がることがあります。全部を新しくする必要はありませんが、本人が気にしているものは1つだけ新調する、といった落としどころが有効です。
きょうだいで同じものを共用する場合は、どちらの名前にするかを先に決めておくと、あとで揉めません。持ち帰りの曜日が重なることもあるので、学期はじめに時間割を突き合わせておくと安心です。
買う前に確認したい「指定」の見つけ方
買ってから合わないとわかるのが、いちばん痛い失敗です。指定の有無は、次の順で探すと見つかります。
- 入学時・年度はじめの配布物。持ち物一覧に、サイズや形の指定がまとめて書かれていることが多いところです。
- 学年だより。その学年で新しく必要になるものは、学年だよりで案内されます。
- 学校のホームページ。入学案内のページに持ち物一覧を掲載している学校があります。
- 連絡帳で確認する。それでもわからなければ、聞くのがいちばん早いです。
指定がある場合、多いのはサイズ、色、形、キャラクターの可否です。とくに筆箱や下じきは、装飾のあるものを避けるよう案内している学校があります。
消耗品の補充タイミング
学期はじめだけでなく、途中で切れるものがあります。切れてから買うと、その日は困ります。
| もの | 切れやすい時期 | 目安 |
|---|---|---|
| 鉛筆 | 学期の中頃 | 短くなったものが半分を超えたら補充 |
| 消しゴム | 不定期(なくすことも多い) | 予備を1個、筆箱の外に持たせる |
| ノート | 学期の後半 | 残り10ページを切ったら次を用意 |
| のり・セロハンテープ | 工作の多い時期 | 学期はじめに残量を確認 |
| 絵の具 | 使用後すぐ | 白と、よく使う色から減ります |
ノートは、切れてから買うと表紙の種類が変わってしまうことがあります。同じものを2冊まとめて買っておくと、途中で困りません。
よくある質問
Q. 上履きのサイズはどう選べばよいですか?
かならず本人に履かせて、つま先に余裕があるかを確かめてください。上履きは一日中履くもので、小さいと足が痛くなり、大きすぎると脱げて転ぶ原因になります。小学生の時期は足が伸びるため、学期ごとに確認するのが安心です。指定の種類やメーカーがある学校もありますので、購入前に学校の配布物をご確認ください。
Q. 防災頭巾はいつ使うのですか?
避難訓練や災害時に頭を守るために使います。多くの学校では教室のいすに置いておき、座布団を兼ねる運用がとられていますが、置き場所やカバーの規格が指定されている学校もあります。用意する前に、学校が指定する規格の有無を確認してください。学校によっては防災頭巾を使わず、別の方法をとっている場合もあります。
Q. 記名はどこまでやればよいですか?
持ち物すべてが基本です。鉛筆や消しゴムのような小さなものにも書きます。落とし物が届いても、名前がなければ本人に戻りません。買った当日に済ませてしまうのがいちばん確実で、あとでまとめてやろうとすると必ず抜けが出ます。書く場所を学校が指定していることもありますので、配布物をご確認ください。
Q. 袋物は手作りでないといけませんか?
手作りが必須という決まりは一般的ではありませんが、サイズや形が指定されていることはあります。市販品でも指定に合っていれば問題ないことがほとんどです。まず配布物でサイズ指定の有無を確認し、指定がある場合はそれに合うものを選んでください。判断に迷うときは、連絡帳で担任の先生に確認するのが確実です。