連絡帳の欠席連絡の書き方|そのまま使える文例12
「◯年◯組 ◯◯(子どもの氏名)です。本日は発熱のため欠席させていただきます。よろしくお願いいたします。(保護者名)」
迷いやすいのはどこまで理由を書くかですが、病名の断定や家庭の事情の詳細まで書く必要はありません。この記事では、場面別の文例12と、忌引・出席停止が記録上どう扱われるか(文部科学省が公開している資料で確認できる範囲)までまとめます。
連絡帳の欠席連絡は「短くて正確」がいちばん喜ばれます
朝、子どもの熱をはかりながら連絡帳を開いて、「なんて書けばいいんだっけ」と手が止まる。あの数分は、何年たっても慣れないものです。丁寧に書きたい気持ちと、時間がないという現実の板挟みになります。
ここで安心していただきたいのは、先生が知りたいことは多くないということです。担任の先生は朝の短い時間に、クラス全員分の連絡帳に目を通し、出欠を記録し、必要があれば保健室や学年主任に共有します。そのために必要なのは「誰が」「今日どうするのか」「なぜか(一言)」の3つだけです。長い文章より、この3つがはっきり書かれた短い文のほうが、確実に伝わります。
丁寧さは文の長さではなく、読みやすさで伝わります。以下の型に当てはめれば、30秒で書き終わります。
欠席連絡の基本の型(4つの部品)
連絡帳の欠席連絡は、次の4つの部品でできています。順番も、この通りで問題ありません。
| 部品 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| ① 宛名 | 担任の先生のお名前+先生 | ◯◯先生 |
| ② 誰が | 学年・組・子どもの氏名 | 3年2組 ◯◯です |
| ③ 用件 | 欠席・遅刻・早退のどれか+理由を一言 | 発熱のため、本日は欠席させていただきます |
| ④ お願いと結び | ひとことのお願い+保護者名 | よろしくお願いいたします(保護者 ◯◯) |
◯◯先生
3年2組の◯◯です。
昨夜から発熱があり、本日は欠席させていただきます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
(保護者 ◯◯) メモ:宛名と保護者名は学校の慣習に合わせてください。連絡帳に氏名欄が印刷されている学校では、②を省いても通じます。
場面別の文例12(そのままお使いください)
以下はすべて、そのまま書き写して使える形にしてあります。◯◯の部分だけ置きかえてください。
1. 風邪の症状で休むとき
いつもお世話になっております。3年2組の◯◯です。
昨夜から咳と鼻水があり、本日はお休みさせていただきます。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:病名を書く必要はありません。「咳と鼻水」のように症状を一言添えれば十分です。
2. 発熱したとき
3年2組の◯◯です。
朝から38度の熱があるため、本日は欠席いたします。
様子を見て、必要であれば受診いたします。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:体温を書くかどうかは自由ですが、書いておくと保健室での情報共有がスムーズになります。感染症が流行している時期は、受診の予定も一言添えると親切です。
3. 通院のため休む・遅れて登校するとき
3年2組の◯◯です。
本日は午前中に受診の予定があるため、午後から登校いたします。
給食には間に合う予定です。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:登校の見込み時刻と、給食の要否を書いておくと先生が動きやすくなります。給食の準備の締切は学校により異なるため、直前の変更は学校指定の方法で連絡してください。
4. 歯科・定期健診などで抜けるとき
3年2組の◯◯です。
本日15時より歯科の予約があるため、14時30分ごろに早退させていただきたく存じます。
昇降口までお迎えにまいります。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:予約の日時が決まっているものは、可能なら前日までに書いておくと確実です。お迎えの場所と方法は学校のきまりに合わせてください。
5. 忌引でお休みするとき
3年2組の◯◯です。
祖父が亡くなり、◯月◯日から◯月◯日まで忌引でお休みさせていただきます。
◯月◯日から登校の予定です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:続柄と、休む期間・登校再開の予定日を書きます。忌引として認められる日数は学校・自治体の規程によって異なりますので、日数の確認は学校へお願いします。
6. 法事で休むとき
3年2組の◯◯です。
◯月◯日は親族の法要のため、欠席させていただきます。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:法事が忌引の扱いになるかどうかは学校の規程によります。扱いを知りたい場合は「忌引の扱いになりますでしょうか」と一言添えて質問しても差し支えありません。
7. 家庭の都合で休むとき
3年2組の◯◯です。
◯月◯日は家庭の都合により、欠席させていただきます。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:事情を細かく説明しなくても「家庭の都合」で通じます。ただし複数日にわたるときや、子どもの様子に関わることが背景にあるときは、後日あらためて相談の形で伝えたほうが、先生も支えやすくなります。
8. 旅行・帰省で休むとき(書くべきか迷う場面)
3年2組の◯◯です。
◯月◯日から◯月◯日まで、家族の都合で欠席させていただきます。
お休みの間の学習について、持ち帰るものがあればお知らせいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:旅行や帰省と書くかどうかは、ご家庭の判断で構いません。理由を明かさない場合も「家族の都合」で足ります。大切なのは、休む期間を正確に伝えることと、その間の学習の扱いを確認しておくことです。
9. 出席停止に該当すると医師から言われたとき
3年2組の◯◯です。
本日受診したところ、医師より◯月◯日まで登校を控えるようにとの指示がありました。
学校の手続きで必要な書類がありましたら、お知らせいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:出席停止に当たるかどうか、いつから登校できるかは、医師の診断と学校の指示に従ってください。学校に提出する書類(登校の届出など)の名称や様式は学校・自治体によって異なります。
10. 早退させたいとき(お迎えのお願い)
3年2組の◯◯です。
本日は◯時ごろに早退させていただきたく、お願い申し上げます。
◯時◯分に、正門までお迎えにまいります。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:時刻と、お迎えの場所・誰が迎えに行くかを明記します。保護者以外が迎えに行く場合は、その方のお名前と続柄も書き添えてください。
11. 遅刻するとき
3年2組の◯◯です。
本日は寝坊のため、2時間目からの登校になります。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:登校の見込みを「何時間目から」で書くと、先生が受け入れの準備をしやすくなります。理由は正直に短く書けば十分で、言い訳を重ねる必要はありません。
12. 連絡帳を書き忘れた翌日のおわび
3年2組の◯◯です。
昨日はご連絡が行き届かず、失礼いたしました。
昨日は発熱のため欠席いたしました。本日は元気に登校しております。
よろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:おわびは一文で十分です。大切なのは、欠席した日と理由をあらためて記録として残すことです。
やってしまいがちなNG3
早退・遅刻の連絡は、この5項目を必ず入れる
欠席に比べて、早退と遅刻は連絡もれが起きやすい連絡です。学校側は「いつ」「誰が」「どこで」を確定させないと、子どもを引きわたせません。次の5項目を入れておけば、電話での確認のやりとりが発生せずにすみます。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| ① 何時に | 14時30分ごろ |
| ② どうする | 早退させていただきます/2時間目から登校します |
| ③ 理由 | 歯科の受診のため/体調不良のため |
| ④ 誰が迎えに来るか | 母がまいります/祖母の◯◯がまいります |
| ⑤ どこで引き取るか | 昇降口までうかがいます/職員室にお声がけします |
④は見落とされがちですが、大切です。保護者以外が迎えに行く場合は、お名前と続柄を必ず書いてください。安全のため、学校は連絡にない人には子どもを引きわたせない運用をしていることがあります。引き取りの場所や手順は学校ごとに決まっているため、はじめての早退のときは学校に確認しておくと安心です。
遅刻の場合は、給食の要否も書き添えると親切です。給食は前日までに数を確定させている学校が多く、当日の変更に締切があります。締切の時刻は学校によって異なりますので、これも一度確認しておくと毎回迷わずにすみます。
連絡帳を「どう届けるか」も決めておく
連絡帳には、書き方とは別に、もうひとつつまずきどころがあります。休む本人が持っていくものなので、休んだ日は届かないということです。ここを整理しておかないと、書いたのに伝わっていなかった、ということが起こります。
兄弟姉妹に持たせる場合
上の子や下の子に託して届ける方法をとる学校もありますが、認められているかどうかは学校によります。学年が違うと届け先の教室も違うため、担任の先生の手元に届くまでに時間がかかることもあります。この方法を使う場合は、あらかじめ学校に確認したうえで、連絡帳の表に届け先(◯年◯組 ◯◯先生へ)を書いておくと確実です。
近所のお子さんに託す場合
かつては一般的な方法でしたが、近年は防犯や個人情報の観点から、託す方法を推奨していない学校もあります。お願いする場合は、必ず相手のご家庭の了解を得てからにしてください。中身が見えない封筒に入れる配慮もあると安心です。
結論:当日の急な欠席は、学校指定の方法で
結局のところ、当日の急な欠席は、連絡帳ではなく学校が指定する方法(電話や連絡アプリ)で伝えるのが基本です。連絡帳が生きるのは、前日までにわかっている予定と、あらためての相談です。この使い分けを一度決めてしまえば、毎朝の迷いはなくなります。
先生から返事が書かれていたときの返し方
連絡帳に先生からの返事が書かれていることがあります。ここで「返事に返事を書くべきか」と迷う方は多いのですが、基本は書かなくて問題ありません。先生も、返信を待って業務を止めているわけではないからです。
ただし、次の3つのときは一言返しておくと、その後のやりとりがなめらかになります。
- 先生が何かを確認してくださったとき:「ご確認いただきありがとうございました。」の一文で十分です。
- 家庭に依頼があったとき:「承知いたしました。家でも声をかけてみます。」と受けたことを伝えます。
- 子どもの様子を教えてくださったとき:「教えていただき助かりました。」と受け取ったことだけ伝えると、次も書きやすくなります。
◯◯先生
ご連絡ありがとうございました。
家でも様子を見ながら、声をかけてみます。
今後ともよろしくお願いいたします。(保護者 ◯◯) メモ:3行で十分です。長い返事は、かえって先生に返信の負担を感じさせてしまうことがあります。
連絡帳・電話・連絡アプリの使い分け
ここは学校によって決まりが大きく異なるところです。入学時や年度はじめの配布物に、連絡手段の指定が必ず書かれていますので、まずはそちらを確認してください。そのうえで、一般的な傾向として次のように整理できます。
| 手段 | 向いている場面 | 注意 |
|---|---|---|
| 連絡帳 | 前日までにわかっている予定(通院・早退・忌引など) | 誰かが学校に届けないと先生の手元に届きません |
| 電話 | 当日の急な欠席・早退のお願い | 受付時間が決まっている学校が多く、朝の時間帯は混み合います |
| 学校指定の連絡アプリ | 当日の欠席連絡(導入している学校の場合) | 送信の締切時刻が設定されていることがあります |
近年は連絡アプリを導入する学校が増えていますが、導入状況も運用ルールも学校ごとに違います。「よその学校ではこうだった」は通用しない領域なので、必ずお子さまの学校の案内に従ってください。
「欠席」と「出席停止・忌引」は記録上どう違うのか
忌引で休ませたとき、「これは欠席として数えられてしまうのだろうか」と気になる方は多いと思います。ここは推測ではなく、文部科学省が公開している資料で確認できます。
文部科学省が示す小学校の指導要録の記載事項では、出欠の記録は次の欄で構成されています。
- 授業日数:その学年で授業を実施した年間の総日数
- 出席停止・忌引等の日数:学校教育法第35条による出席停止、学校保健安全法第19条による出席停止、感染症に関する法律にもとづく入院の日数、学校保健安全法第20条による学年の一部の臨時休業、忌引の日数、非常変災など児童や保護者の責任に帰することができない事由で校長が出席しなくてもよいと認めた日数などを合算したもの
- 出席しなければならない日数:授業日数から、出席停止・忌引等の日数を差し引いた日数
- 欠席日数:出席しなければならない日数のうち、病気やその他の事故で欠席した日数
- 出席日数:出席しなければならない日数から欠席日数を差し引いた日数
つまり、忌引や出席停止の日数は「欠席日数」には含まれず、別の欄で集計されます。忌引で数日休ませたことが、欠席の記録として積み上がっていくわけではありません。
参考(一次情報):〔別紙1〕小学校及び特別支援学校小学部の指導要録に記載する事項等(文部科学省)
なお、どの感染症が出席停止の対象になるか、いつまで休む必要があるかについては、学校保健安全法施行規則で基準が定められており、実際の判断は医師の診断と学校の指示によります。本サイトでは個別の疾病名や日数の判断は扱いません。かならず受診のうえ、学校・自治体の案内に従ってください。
よくある質問
Q. 欠席の理由はどこまで詳しく書くべきですか?
「発熱のため」「腹痛のため」のように、症状や事情を一言添えれば十分です。学校は出欠を記録する必要があるため理由の記載は求められますが、病名の断定や家庭の事情の詳細まで書く必要はありません。詳しく伝えたいことがある場合は、欠席連絡とは別の日に、あらためて相談として書くほうが確実に届きます。
Q. 連絡帳と電話、どちらで連絡すればよいですか?
連絡手段は学校ごとに決まっているため、入学時や年度はじめの配布物の指定に従ってください。近年は連絡帳、電話、学校指定の連絡アプリを併用する学校が増えています。当日の急な欠席は届けられる人がいないと連絡帳が学校に届かないため、学校が指定する方法での連絡が基本になります。
Q. 忌引や出席停止は欠席日数に数えられますか?
文部科学省が示す指導要録の記載事項では、忌引の日数や学校保健安全法第19条による出席停止の日数は「出席停止・忌引等の日数」として集計され、「欠席日数」とは別に扱われます。ただし通知表の様式や欄の名称、忌引として認められる日数の規程は学校・自治体によって異なりますので、具体的な扱いは学校にご確認ください。
Q. 連絡帳を書き忘れたまま休ませてしまいました。どうすればよいですか?
まずは学校が指定する方法(電話や連絡アプリなど)で当日中に一報を入れてください。そのうえで、翌日の連絡帳に「昨日はご連絡が行き届かず失礼いたしました」と一文添えて、欠席の理由をあらためて記しておくと記録が整います。おわびは一文で十分で、長い説明は必要ありません。
書く前の30秒チェック
- ☑ 学年・組・子どもの氏名が入っている
- ☑ 欠席・遅刻・早退のどれかが、はっきり書かれている
- ☑ 理由が一言添えられている
- ☑ 早退・遅刻は、時刻とお迎えの方法を書いた
- ☑ 相談ごとを混ぜていない
- ☑ 保護者名を書いた