小学校の学校行事ガイド|親タスクを逆算で先回りする
そこでこのガイドでは、行事ごとの正解ではなく、どの行事でも共通する段取りの型を扱います。案内が来た日にやること、3週間前にやること、前日、当日。この4点で整理すれば、たいていの行事は乗り切れます。
学校差の大きい領域なので、断定できないことは断定しません。判断の順番と、確認すべき項目をお渡しします。
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行事の親タスクは、4つの時点で決まる
行事の準備で慌てるのは、たいてい「やることが多い」からではなく、「やることをやる時点がずれている」からです。次の4つの時点に振り分けると、直前の負荷が大きく下がります。
| 時点 | やること |
|---|---|
| 案内が配られた日 | 日程と時刻をカレンダーに入れる/参加人数を決める/提出物の締切を確認する/持ち込みの可否を確認する |
| 3週間前 | 仕事や予定の調整を確定させる/必要な用品で買い足すものを洗い出す/祖父母など参加する方に日程を伝える |
| 前日 | 天気と暑さ指数を確認する/持ち物を一か所にまとめる/連絡手段(メール配信・ホームページ)を確認する |
| 当日 | 時間どおりに動く/その場の判断は学校の案内に従う/撤収時にごみと忘れ物を確認する |
案内が配られた日にやること、4つ
案内が来た日のチェックリスト
- 日程と開始・終了時刻をカレンダーに入れる(雨天時の予備日、振替休業日もあわせて)
- 誰が参加するかを決める(保護者の人数制限、入場証の要否も確認)
- 提出物と申込みの締切を確認する(参加申込、写真販売の申込、係の希望調査など)
- 持ち込みの可否を確認する(レジャーシート、椅子、テント、三脚、日傘、飲食物)
この4つに答えられない項目があれば、そこが確認すべきポイントです。案内に書かれていないことは、推測せずに学校へ確認してください。聞き方は連絡帳のお願い・相談の書き方にまとめてあります。
行事の時期は、学校によって大きく違います
このガイドで具体的な月を書かないのには理由があります。運動会ひとつをとっても、春に行う学校と秋に行う学校があり、一日開催と半日開催、学年入替制、種目を絞った形式などさまざまです。学習発表会、音楽会、学芸会も、実施の有無から名称まで学校ごとに異なります。
そのため、「この時期にはこれがある」という前提を持たないほうが安全です。代わりに、次の順で情報を取ってください。
- 年度はじめに配られる年間行事予定(大まかな時期をカレンダーに入れる)
- 学年だより・学校だより(月ごとの予定と変更)
- 行事ごとの案内(詳細と、当日のルール)
1で大枠を、2で調整を、3で確定を。この三段で受け取ると、仕事の調整も間に合いやすくなります。
行事のときの、学校とのやりとり
行事の前後は、学校側も保護者側もいちばん忙しい時期です。伝え方を少し整えるだけで、双方の負担が減ります。学校生活ガイドで挙げている3原則が、そのまま行事にもあてはまります。
- 短く、正確に。日時・人数・用件を先に書き、事情の説明はそのあとに
- 一件ずつ。行事の質問と学習の相談を1通に混ぜない
- 詳しい事情は別の場で。込み入った相談は連絡帳ではなく面談や電話で
また、行事の当日に体調不良で欠席することもあります。行事日の欠席連絡も、通常の欠席連絡と書き方は同じです。文例は連絡帳の欠席連絡の書き方にあります。
行けない年があってもいい
仕事の都合、下のお子さまの事情、体調。行事に参加できない年は、どの家庭にもあります。参加できないこと自体より、子どもが当日になって知ることのほうがこたえます。
数日前に、行けないことと、帰ってきたら話を聞かせてほしいことをあわせて伝えてください。当日の夜に写真や動画を一緒に見ながら話す時間をとると、子どもの中には「見てもらえた」という感覚が残ります。祖父母や親族に代わりに来てもらう、学校が案内している写真販売を利用する、といった方法もあります。
このガイドの方針
学校行事は、学校差がとても大きい領域です。そのためこのガイドでは、次の方針で書いています。
- 学校ごとの制度・日程・数値は書きません。「多くの学校では」という一般的な範囲にとどめ、確認が必要なことは学校への確認をお願いしています
- 公的機関が示している内容は、出典を明示します。食中毒予防は農林水産省、暑さ指数と熱中症警戒アラートは環境省の公開情報にもとづいて記載しています
- 医療・診断の領域には踏み込みません。体調に関する判断は、医師と学校にお任せしています
- まだ書けていないことは、書けていないと分かる形にしています。収録しているページだけを掲載し、予告は置いていません
よくある質問
Q. 行事の案内が配られたら、最初に何をすればよいですか?
4つです。第一に日程と開始時刻をカレンダーに入れること、第二に誰が参加するかを決めること、第三に提出物や申込みの締切を確認すること、第四に持ち込みの可否(シート・椅子・テント・三脚など)を確認することです。この4つを案内が配られた日のうちに済ませておくと、直前に慌てる場面がほとんどなくなります。仕事の調整が必要な行事は、日程が分かった時点で職場に伝えておくのが確実です。
Q. 行事の時期は学校によって違うのですか?
大きく異なります。運動会ひとつをとっても、春に行う学校と秋に行う学校があり、一日開催と半日開催、学年入替制など実施のしかたもさまざまです。近隣の学校と同じとは限らず、同じ学校でも年によって変わることがあります。他の保護者から聞いた話や前年の記憶ではなく、今年の学校の案内を基準にしてください。
Q. 行事のことで分からないことがあるとき、どこに聞けばよいですか?
日程や持ち物など事務的なことは、学校の事務室や担任への電話で確認するのが早い場合が多くあります。急ぎでないことや、記録に残しておきたいことは連絡帳が向いています。どちらの手段が適しているかは学校の運用によって異なるため、迷ったときは連絡帳に短く書いて、必要なら電話をいただけるようお願いする形が無難です。
Q. 仕事の都合で行事に参加できません。子どもにどう伝えればよいですか?
当日になって知ることのほうが、行けないこと自体よりこたえます。数日前に、行けないことと、帰ってきたら話を聞かせてほしいことをあわせて伝えてください。あとで写真や動画を見ながら話す時間をとると、子どもの中では『見てもらえた』という感覚が残ります。祖父母や親族に代わりに来てもらう、後日の写真販売を利用するといった方法もあります。