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🎨 ポスターの描き方 主役を1つ、大きく。6つの手順で1枚仕上げる

ポスターの描き方は主役を1つ大きくが基本|小学生の6手順とテーマ別の題材

いちばん大事なことを先に書きます。

ポスターは、主役を1つだけ選んで、画用紙の半分以上をしめる大きさで描く。これだけで作品は見ちがえます。

うまく描けない子のポスターは、たいてい「絵が小さい」か「いろいろ描きすぎ」のどちらかです。絵の上手さの問題ではありません。何を描くかを1つに決めていないことが原因です。

まず、ポスターと絵のちがいを知る

絵は「じっくり見てもらうもの」ですが、ポスターはろうかを歩きながら、2秒で見るものです。だから作り方がまるでちがいます。

 ふつうの絵ポスター
見る時間何十秒も見る2秒しか見ない
見る距離近くで見る3メートルはなれて見る
描くものいろいろ描いてよい1つにしぼる
好きなだけ使ってよい3色くらいにしぼる
文字なくてよい絵と同じくらい大事

下書きができたら、いちど画用紙をかべに立てかけて、3歩はなれて見てください。そこで何を描いたかがわからなければ、主役が小さすぎます。

6つの手順

手順1 標語(ことば)を先に決める 絵より先にことばを決めます。ことばが決まると、描くものが自動的に決まるからです。
たとえば交通安全で「とまってみる みぎひだり もういちど」と決めたら、描くのは「横断歩道の前で立ち止まって、右を見ている子」です。もう迷いません。
手順2 主役を1つだけ選ぶ 画面に入れるものを1つにします。
「消防士も、火事も、逃げる人も、消防車も」と入れると、全部が小さくなって、何も伝わりません。いちばん見せたい1つを選び、あとは背景として小さく置くか、思いきって消します。
手順3 鉛筆でうすく下書きをする 主役が画用紙の半分以上をしめる大きさで描きます。顔を描くなら、顔だけで画用紙の3分の1くらいあってよいです。
このとき、文字の場所も先にとっておきます。あとで場所がなくなるのを防ぐためです。
手順4 文字を先に仕上げる 絵より先に文字を完成させます。あとから入れると必ず場所が足りなくなり、小さく細くなってしまいます。
えんぴつで枠を書く → 定規で太さをそろえる → はみ出さないようにぬる、の順です。文字は太く、まっすぐ、同じ大きさで。
手順5 広い面から色をぬる 背景など広いところから先にぬり、細かいところを最後にします。逆にすると、細かいところに絵の具がかぶってしまいます。
色は3色くらいにしぼります。主役の色と、その反対がわの色(赤い主役なら青や緑の背景)を組み合わせると、主役がとび出して見えます。
手順6 ふちどりをして仕上げる 主役のまわりを、こい色の線でぐるりとふちどります。これだけで、遠くから見たときのはっきりさが変わります。
最後にもう一度3歩はなれて見て、2秒で伝わるか確かめます。

テーマ別・何を描けばいいか

テーマごとに「いちばん描かれる場面」があります。迷ったらここから選んでください。

テーマ描く題材の例ことばの方向
交通安全横断歩道で手をあげる子/止まって右を見る子/自転車のヘルメット/シートベルト止まる・見る・たしかめる
防火火を消す消防士/コンロの火/消火器/火の用心の見回り消したか確かめる・火から離れない
人権手をつなぐ子どもたち/声をかける場面/ちがう色の花が並んでいるちがっていい・気づく・声をかける
環境・ごみ分別している手/きれいな海と生き物/地球/リサイクルマーク分ける・減らす・つなぐ
水道・水じゃぐちから出る水/水を飲む子/浄水場/川大切に使う・きれいな水
歯と口の健康歯みがきする子/大きな口と白い歯/歯ブラシみがく・つづける
動物愛護犬や猫を抱く子/目線を合わせている場面最後まで・いのち
食育・給食野菜/給食を運ぶ手/みんなで食べる場面のこさない・つくった人
緑化・森林木を植える手/大きな木/芽育てる・そだつ
明るい選挙投票箱に入れる手/投票用紙/みんなで話し合う場面えらぶ・こえをとどける
上の表は「よく描かれる題材の例」です。どのコンクールに出すか、画用紙の大きさ、画材、名前を書く場所、しめ切りは、コンクールごとにちがいます。学校からのおたよりか、主催している団体の公式サイトで募集要項をご確認ください。決まりに合っていないと、どんなによい作品でも受けつけてもらえないことがあります。

やってはいけないこと

アニメやゲームのキャラクターを描く
キャラクターには著作権があります。多くのコンクールで「応募できない」と決められています。実際にあるお店や会社のロゴ、商品の名前も同じです。
ネットで見つけた絵をそのまま写す
他の人が描いた絵を写したものは、自分の作品ではありません。「こういう感じにしたい」と参考にするのはよいですが、そっくりに写すのはやめてください。
こわい場面や、人がきずついている場面をリアルに描く
防火や交通安全で、火事や事故のこわさを伝えたくなりますが、見る人が小さい子のこともあります。「こうすれば防げる」という正しい行動のほうを描くと、伝わりやすく、審査でも評価されます。
これはよい
自分で考えた人・動物・場面を描く。家族や友だちをモデルにする。実際に見たものを思い出して描く。

1日しか残っていないときの進め方

時間がないときは、手順をへらすのではなく迷う時間をへらします

  1. 30分 テーマを決めて、標語を決める(上の表から選んでよい)
  2. 15分 主役を1つ決めて、小さい紙に手のひらサイズでラフを3つ描く。いちばんよいものを選ぶ
  3. 45分 画用紙に下書き。主役を大きく、文字の場所をとる
  4. 30分 文字を仕上げる
  5. 60分 広い面から色をぬる
  6. 20分 ふちどりと仕上げ。3歩はなれて確認

合わせて3時間半ほどです。乾かす時間が別に必要なので、色をぬる前に机とまわりを片づけておくと最後まで止まりません。

低学年でつまずいたときの声かけ

「何を描けばいいかわからない」と言われたら
「何を描く?」ではなく、「どんなときに、いちばん危ないと思う?」と聞いてください。子どもは場面なら答えられます。答えが出たら「じゃあ、それを描こう」でつながります。 大人が題材を決めてしまうと、途中で手が止まります。子どもが自分のことばで言った場面なら、最後まで描けます。
「絵がへただからいや」と言われたら
ポスターは絵の上手さで決まりません。大きく描けているか、遠くから見て伝わるかで決まります。「上手に描かなくていい。大きく描こう」と伝えてください。

よくある質問

ポスターは何を描けばいいですか?

主役を1つだけ選んで、画用紙の半分以上をしめる大きさで描きます。テーマ別の題材は上の表を見てください。たくさん描くほど伝わらなくなります。

標語と絵はどちらを先に決めますか?

標語を先です。ことばが決まると、描くものが自動的に決まります。絵から描くと、あとから文字が入らなくなります。

アニメやゲームのキャラクターを描いてもいいですか?

描かないでください。著作権があり、多くのコンクールで応募できないと決められています。

画用紙の大きさや画材は何を使いますか?

四つ切り画用紙が使われることが多いですが、コンクールによって決まりがちがいます。募集要項を必ずご確認ください。

色は何色まで使っていいですか?

決まりはありませんが、3色くらいにしぼると強く見えます。ポスターは遠くから見るものなので、色が多いほどぼやけます。

次にやること

① 標語を先に決めることばが決まれば、描くものは自動的に決まります。 ② 自由研究のまとめシートを印刷するまだ残っている宿題を1つずつ終わらせます。 ③ 2学期の準備を確認する提出物・生活リズム・持ち物を一度に見直します。

あわせて読みたい

出典:本ページで説明している構図・配色・制作手順は、ポスター制作に一般的に用いられている方法をまとめたものです。応募規定(画用紙の大きさ、画材、記名の位置、しめ切り、応募資格)はコンクールごとに異なり、年によっても変わります。応募の前に、学校からの配布物または主催団体の公式サイトで募集要項をご確認ください。著作物であるキャラクター・ロゴ・商標の使用可否についても、各コンクールの規定に従ってください。

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