標語の作り方は5・7・5に動作のことばを入れる|小学生の3つの型とテーマ別の例
気持ちだけを書いてしまっていることです。
「交通安全 気をつけよう みんなで」——これは気持ちです。読んだ人は、では何をすればいいのかわかりません。
標語に必要なのは、体を動かすことばです。「とまる」「見る」「たしかめる」「消す」「声をかける」。これが1つ入るだけで、標語は伝わるものに変わります。
3つの型
ゼロから考えると手が止まります。型にはめてください。
5・7・5のまん中(7音)に、動作のことばを置きます。
例のかたち:〔いつ・どこで〕+〔〇〇しよう〕+〔だれが・なぜ〕
「その火 消したかな」「見えてる? 右と左」のように、最後を問いで終えます。
低学年でも作りやすく、審査でも印象に残りやすい型です。
「とまる とまる もういちど とまる」のように、動作のことばをくり返します。
ことばの数が少なくてすむので、いちばん短い時間で作れます。
作る順番(15分でできます)
「いつ、どこで、ひやっとしたか」「だれが、何をしていたか」。口に出して言ってみてください。
とまる・見る・まつ・消す・たしかめる・にぎる・かける・つたえる・分ける・のこさない。
1音多い・少ないは、ことばを言いかえて調整します。
ことばが出てこないときの質問リスト
- それって、どんなときに起きると思う?
- そのとき、だれが何をしてた?
- どうしていれば、大丈夫だった?
- いま言ったことを、5文字くらいで言うと?
テーマ別・どんな動作のことばを使うか
| テーマ | 使いやすい動作のことば | よくある場面 |
|---|---|---|
| 交通安全 | とまる/見る/まつ/手をあげる/かぶる/しめる | 横断歩道、飛び出し、自転車、シートベルト |
| 防火 | 消す/たしかめる/はなれる/かたづける/知らせる | コンロ、ストーブ、たき火、たばこ |
| 人権・いじめ防止 | 声をかける/気づく/聞く/伝える/となりにいる | ひとりでいる子、わらわれている場面 |
| 環境・ごみ | 分ける/へらす/もちかえる/使いきる/拾う | ごみ箱、レジ袋、海のごみ |
| 水・水道 | とめる/大切に使う/きれいにする | じゃぐち、歯みがき、川 |
| 防災 | そなえる/かくにんする/にげる/もつ/話し合う | 地震、大雨、避難場所、非常持ち出し袋 |
| 歯と口の健康 | みがく/つづける/かむ | 寝る前、給食のあと |
| 食育・給食 | のこさない/かんしゃする/よくかむ | 給食、作ってくれた人 |
ありがちな標語を、直してみる
気持ちだけで、何をすればよいかわからない。「みんなで」は、だれのことか決まっていない。
動作のことばが3つ(とまる・見る・もういちど)。読んだ人が、その場でできることになった。
こわさを言っているだけ。どうすればよいかがない。
問いかけ型。読んだ人が自分の家のことを思い出す。
学年別の目安
低学年(1・2年生)
5・7・5にこだわらなくてかまいません。くり返し型がいちばん作りやすいです。「とまる とまる ちゃんととまる」のように、同じことばを2回言うだけで形になります。ひらがなが多くても問題ありません。
中学年(3・4年生)
5・7・5にきちんとはめる練習をします。指を折って音を数えるところから一緒にやってください。動作のことばを1つ入れることを意識します。
高学年(5・6年生)
問いかけ型にちょうせんしてみてください。読む人の立場になって「この人は何を思うだろう」と考えられる学年です。漢字を使うと、大人っぽく引きしまります。
やってはいけないこと
他の人が作ったものは出せません。過去の入選作とよく似たものも避けてください。
著作権や商標があるため、多くのコンクールで使えません。
「〇〇する人はだめ」という形は、読んだ人を追いつめます。「こうしよう」という形に変えてください。
よくある質問
標語は何文字で作りますか?
5・7・5の17音が基本です。ただしコンクールによって字数の決まりがある場合があるので、募集要項をご確認ください。5・7か7・5の2つだけにする短い型もあります。
標語が思いつかないときはどうしますか?
ことばを探すのをやめて、場面を思い出してください。上の質問リストの順に聞いていくと、まん中の7音は自然に出てきます。
よい標語とふつうの標語のちがいは何ですか?
動作をあらわすことばが入っているかどうかです。気持ちだけでは、読んだ人が何をすればよいかわかりません。
標語に自分の名前や学校名を入れてもいいですか?
標語そのものには入れません。名前や学年を書く場所は、コンクールごとに決められています。募集要項のとおりに書いてください。
インターネットで見つけた標語を使ってもいいですか?
使わないでください。参考に読むのはかまいませんが、自分のことばで作りかえてください。
次にやること
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出典:本ページの型・手順は、標語づくりで一般的に用いられている方法をまとめたものです。掲載している標語の例は、作り方を説明するために編集部が作成したもので、実在するコンクールの入選作ではありません。応募規定(字数、応募資格、記名の方法、しめ切り)はコンクールごとに異なり、年によっても変わります。応募の前に、学校からの配布物または主催団体の公式サイトで募集要項をご確認ください。