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💡 標語の作り方 5・7・5に、動作のことばを1つ入れる

標語の作り方は5・7・5に動作のことばを入れる|小学生の3つの型とテーマ別の例

標語がうまくいかない理由は、ほとんど1つです。

気持ちだけを書いてしまっていることです。

「交通安全 気をつけよう みんなで」——これは気持ちです。読んだ人は、では何をすればいいのかわかりません。
標語に必要なのは、体を動かすことばです。「とまる」「見る」「たしかめる」「消す」「声をかける」。これが1つ入るだけで、標語は伝わるものに変わります。

3つの型

ゼロから考えると手が止まります。型にはめてください。

型1 行動よびかけ型(いちばんやさしい) 「〇〇しよう」「〇〇して」と、してほしいことをそのまま言う型です。
5・7・5のまん中(7音)に、動作のことばを置きます。
例のかたち:〔いつ・どこで〕+〔〇〇しよう〕+〔だれが・なぜ〕
型2 問いかけ型 読んだ人に質問する型です。立ち止まらせる力があります。
「その火 消したかな」「見えてる? 右と左」のように、最後を問いで終えます。
低学年でも作りやすく、審査でも印象に残りやすい型です。
型3 くり返し型 同じことばを2回くり返す型です。リズムが強くなり、おぼえやすくなります。
「とまる とまる もういちど とまる」のように、動作のことばをくり返します。
ことばの数が少なくてすむので、いちばん短い時間で作れます。

作る順番(15分でできます)

1 場面を1つ思い出す(3分) ことばを探してはいけません。場面を思い出します。
「いつ、どこで、ひやっとしたか」「だれが、何をしていたか」。口に出して言ってみてください。
2 動作のことばを取り出す(2分) 思い出した場面から、体を動かすことばを1つ選びます。
とまる・見る・まつ・消す・たしかめる・にぎる・かける・つたえる・分ける・のこさない。
3 型を1つ選ぶ(1分) 上の3つの型から選びます。迷ったら型3のくり返し型がいちばん早くできます。
4 5・7・5にはめる(5分) 指を折って音を数えます。「ん」も「っ」も1音、小さい「ゃゅょ」は前の字とあわせて1音です。
1音多い・少ないは、ことばを言いかえて調整します。
5 声に出して読む(4分) つまるところがあれば直します。3回声に出して、すらすら言えたら完成です。

ことばが出てこないときの質問リスト

子どもに、この順で聞いてみてください。「標語を考えて」とは聞かないのがコツです。
  1. それって、どんなときに起きると思う?
  2. そのとき、だれが何をしてた?
  3. どうしていれば、大丈夫だった?
  4. いま言ったことを、5文字くらいで言うと?
4つめまで来ると、標語のまん中の7音はもうできています。あとは前後をつけるだけです。大人が先に案を出すと、子どもは考えるのをやめてしまいます。

テーマ別・どんな動作のことばを使うか

テーマ使いやすい動作のことばよくある場面
交通安全とまる/見る/まつ/手をあげる/かぶる/しめる横断歩道、飛び出し、自転車、シートベルト
防火消す/たしかめる/はなれる/かたづける/知らせるコンロ、ストーブ、たき火、たばこ
人権・いじめ防止声をかける/気づく/聞く/伝える/となりにいるひとりでいる子、わらわれている場面
環境・ごみ分ける/へらす/もちかえる/使いきる/拾うごみ箱、レジ袋、海のごみ
水・水道とめる/大切に使う/きれいにするじゃぐち、歯みがき、川
防災そなえる/かくにんする/にげる/もつ/話し合う地震、大雨、避難場所、非常持ち出し袋
歯と口の健康みがく/つづける/かむ寝る前、給食のあと
食育・給食のこさない/かんしゃする/よくかむ給食、作ってくれた人

ありがちな標語を、直してみる

直す前 「交通安全 気をつけよう みんなで」
気持ちだけで、何をすればよいかわからない。「みんなで」は、だれのことか決まっていない。
直したあと 「とまってね 右と左と もういちど」
動作のことばが3つ(とまる・見る・もういちど)。読んだ人が、その場でできることになった。
直す前 「火事はこわい 気をつけましょう」
こわさを言っているだけ。どうすればよいかがない。
直したあと 「その火は もう消えたかな ふりかえる」
問いかけ型。読んだ人が自分の家のことを思い出す。

学年別の目安

低学年(1・2年生)

5・7・5にこだわらなくてかまいません。くり返し型がいちばん作りやすいです。「とまる とまる ちゃんととまる」のように、同じことばを2回言うだけで形になります。ひらがなが多くても問題ありません。

中学年(3・4年生)

5・7・5にきちんとはめる練習をします。指を折って音を数えるところから一緒にやってください。動作のことばを1つ入れることを意識します。

高学年(5・6年生)

問いかけ型にちょうせんしてみてください。読む人の立場になって「この人は何を思うだろう」と考えられる学年です。漢字を使うと、大人っぽく引きしまります。

やってはいけないこと

インターネットで見つけた標語をそのまま使う
他の人が作ったものは出せません。過去の入選作とよく似たものも避けてください。
キャラクターの名前やお店の名前を入れる
著作権や商標があるため、多くのコンクールで使えません。
だれかを責めることばを使う
「〇〇する人はだめ」という形は、読んだ人を追いつめます。「こうしよう」という形に変えてください。

よくある質問

標語は何文字で作りますか?

5・7・5の17音が基本です。ただしコンクールによって字数の決まりがある場合があるので、募集要項をご確認ください。5・7か7・5の2つだけにする短い型もあります。

標語が思いつかないときはどうしますか?

ことばを探すのをやめて、場面を思い出してください。上の質問リストの順に聞いていくと、まん中の7音は自然に出てきます。

よい標語とふつうの標語のちがいは何ですか?

動作をあらわすことばが入っているかどうかです。気持ちだけでは、読んだ人が何をすればよいかわかりません。

標語に自分の名前や学校名を入れてもいいですか?

標語そのものには入れません。名前や学年を書く場所は、コンクールごとに決められています。募集要項のとおりに書いてください。

インターネットで見つけた標語を使ってもいいですか?

使わないでください。参考に読むのはかまいませんが、自分のことばで作りかえてください。

次にやること

① ポスターを描く標語が決まれば、描くものは自動的に決まります。 ② 原稿用紙を印刷する清書に使えます。マス目つきで印刷できます。 ③ 9月の行事を確認する防災の日、5連休、中秋の名月まで一覧で。

あわせて読みたい

出典:本ページの型・手順は、標語づくりで一般的に用いられている方法をまとめたものです。掲載している標語の例は、作り方を説明するために編集部が作成したもので、実在するコンクールの入選作ではありません。応募規定(字数、応募資格、記名の方法、しめ切り)はコンクールごとに異なり、年によっても変わります。応募の前に、学校からの配布物または主催団体の公式サイトで募集要項をご確認ください。

🔎 書き方のテンプレートをほかにも見る(20本)

新聞・作文・感想文・絵日記は、うめるだけの型があれば1枚で終わります。

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