ホーム › 生活習慣・スマホ・ゲーム › 給食を残す・食べられない小学生:理由ごとの対応と先生への伝え方
給食を残す・食べられない小学生:理由ごとの対応と先生への伝え方
🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方
💬 給食の時間がつらそうだと、親も気になりますよね。
よくある場面:連絡帳に「給食を毎日残しています」と書かれていた。子どもに聞くと「量が多いし、きのこがいや」と言う。
給食を残す理由によって、できることがちがいます
今夜できること1つ 子どもに給食で一番困っていることを聞き、連絡帳に1行で書く
📌 明日のための1行カード もし「残さず食べなさい」と言いそうになったら、「どれがいちばん困る?」と言う
なぜ、そうなるの?
給食を残すのは、量が多い・苦手な食べ物がある・食べる時間が足りない・食物アレルギーがある、など理由によって対応が変わります。苦手な食べ物は、無理に食べさせるより、ひと口を何度も出すほうが慣れやすいことが、2〜6歳の子どもの試験で分かっています(英国、2003年)。量や時間のことは、連絡帳で先生に伝えると、配慮してもらえることがあります。食物アレルギーは、医師が書く「学校生活管理指導表」をもとに、学校と保護者が面談して対応を決めるしくみがあります(文部科学省の指針)。
今夜の手順
- 子どもに困っていることを聞き、連絡帳で先生に伝える
理由:先生が理由を知ると、量の調整などの配慮をしてもらいやすいからです。 - 苦手な食べ物は、家でひと口ずつ何度も出す
理由:何度も味わううちに、慣れて食べられるようになる子が多いからです。 - 食物アレルギーがあるときは、担任に相談し、医師の「学校生活管理指導表」を出す
理由:学校の対応は、医師の指導表と保護者との面談で決まるしくみだからです。
そのまま言える言いかえ
- 「残さず食べなさい」→ 「どれがいちばん困る?」
理由を聞くと、できることが見えてきます。 - 「好き嫌いはだめ」→ 「家で、ちょっとずつ味見してみようか」
叱るより、慣れる機会をふやすほうが食べられるようになります。
今夜はしなくていいこと
「残さず食べなさい」とだけ言うこと
理由:給食の時間そのものがつらくなり、学校に行きたくない理由になることがあるからです。
お子さんに聞いてみる
「給食で、いちばん困るのはどれ?」
- 「量が多い」と答えたら:量が多いなら、配膳のときに量を減らしてもらえないか、連絡帳で先生に相談します。
- 「苦手なものがある」と答えたら:苦手なものがあるなら、家でひと口ずつ慣れる練習をします。無理に食べさせないよう先生にも伝えます。
- 「時間が足りない」と答えたら:時間が足りないなら、家での食べるペースを見て、先生に様子を伝えます。
- 「わからない」と答えたら:わからないと答えたら、今日はそれ以上聞かず、学校での給食の様子を先生に聞いてみます。
2週間後に見ること
2週間後、給食の時間がつらいと言う回数が減っていれば、合っています。
学年で変わること
- 低学年(1〜3年生) 低学年は、食べるのに時間がかかる子も多い時期です。量や時間のことは、早めに先生に伝えます。
- 高学年(4〜6年生) 高学年は、体の変化や友だちの目で、食べる量が変わることがあります。急に食べなくなったときは、気持ちの変化も気にかけます。
わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)
ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「給食を残す」チェック)
「給食を残す・食べられない」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。
- いちばん近いのは?(量が多くて食べきれない/苦手なものが食べられない/時間内に食べ終わらない)
- 食物アレルギーは?(ある(または疑いがある)/ない)
- お子さんは何年生ですか?(小学1〜3年生/小学4〜6年生)
いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)
量が多いタイプ
食べられる量は、子どもによってちがいます。配膳のときに量を調整してもらえないか、先生に相談します。
今夜の1つ 連絡帳に「量を少なめにしてもらえないでしょうか」と1行書く
「全部食べなきゃだめ」→ 「食べられる量にしてもらえるか、先生に聞いてみるね」
2週間後 2週間後、給食を残す日が減っていれば、合っています。
根拠:編集部の進め方(給食の連絡)
苦手なものが食べられないタイプ
苦手な食べ物は、無理に食べさせるより、ひと口を何度も味わうほうが慣れていきます。
今夜の1つ 家で苦手な食べ物を、大さじ1より少なく皿のはしに置く。食べなくても何も言わない
「好き嫌いしないの」→ 「ひと口だけ、味見してみる?」
2週間後 2週間後、苦手なものをひと口食べられた日があれば、合っています。
根拠:Wardle ほか 2003
時間内に食べ終わらないタイプ
食べるのがゆっくりな子もいます。家で急かすより、先生に様子を伝えて、時間の配慮を相談します。
今夜の1つ 給食の時間に何分くらい食べられているか、先生に聞く
「早く食べなさい」→ 「ゆっくりでいいよ。先生にも聞いてみるね」
2週間後 2週間後、給食の時間がつらいと言わなくなっていれば、合っています。
根拠:編集部の進め方
もとにした研究
研究と根拠をひらく
根拠:英国のワードルらの試験(2003年、苦手な野菜のひと口ずつの試み)、文部科学省「学校給食における食物アレルギー対応指針」
研究でわかっていること 親が家で、苦手な野菜を毎日ひと口だけ14日間味見させたところ、その野菜を好きになる・食べる量が増えました。栄養の説明を受けただけの家庭では変わりませんでした。
2つのやり方をくらべた試験(Wardle, J., Cooke, L. J., Gibson, E. L., Sapochnik, M., Sheiham, A., & Lawson, M., 2003)
考えてみてほしい問い お子さんは、家での食事と給食で、食べ方にちがいがありますか?
わが家の事情で、もう少し相談したいとき
「給食を残す・食べられない小学生:理由ごとの対応と先生への伝え方」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→
この悩みに関わるページ
生活習慣・スマホ・ゲームの、ほかの場面
- 子どもが朝起きない・夜ふかしする(小学生)
- 小学生のゲーム時間とルール
- 子どもが片付けない・約束を守らない
- 子どもの好き嫌い・食べるのが遅い・だらだら食べる
- 学童に行きたくないと言う・放課後の過ごし方
- 子どもがYouTubeばかり見る・やめられない(小学生)
- 子どもが一人で寝られない・夜中に起きてくる(小学生)
- 子どもがゲームで勝手に課金したとき(返金の相談と防ぐ設定)
- 生活習慣・スマホ・ゲーム(ぜんぶの場面)
人に話したいとき、子どもの安全や体が心配なときは、子育ての相談先ナビから、無料の電話・LINEの窓口を選べます。
この悩みで、保護者から届いた相談と答え(1件)
子育て相談室に実際に届いた相談です。見出しを押すと、答えと今日の一歩が開きます。答えは相談室と同じものです。
給食を残す・食べられない。先生への伝え方と家でできること届いた相談:給食を残す・食べられない
💬 給食の時間がつらそうだと、親も気になりますよね。
給食を残すのは、量が多い・苦手な食べ物がある・時間が足りない・食物アレルギーなど、理由によって対応が変わります。まず子どもに「どれが一番困る?」と聞き、困っていることを連絡帳で先生に伝えると、量を減らすなどの配慮をしてもらえることがあります。食物アレルギーは、学校に所定の手続きがあるので担任に相談します。
✅ 今日の一歩:子どもに給食で一番困っていることを聞き、連絡帳に1行で書く。
📌 前もって決めておく1行:もし「給食がいや」と言われたら、「何がいちばん困る?」と聞き、そのまま連絡帳に1行書く。
⛔ 今日はしなくていいこと:「残さず食べなさい」とだけ言うこと。給食の時間そのものがつらくなり、学校に行きたくない理由になることがあるからです。
根拠:スクールコンパス:給食の連絡(文例)