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ブータンはどこ? どんな国? ── 九州とほぼ同じ広さの、ヒマラヤの王国
ブータン王国は、南アジアのヒマラヤ山脈の東のはしにある、海に面していない内陸の国です。首都はティンプー。広さは九州とほぼ同じで、人口は約78.6万人。「国がどれだけ豊かになったか」ではなく「国民がどれだけしあわせか」を国づくりのものさしにしていることで世界に知られています。
スクールコンパス編集部|基本データは外務省「ブータン基礎データ」(令和8年3月5日)による|確認日 2026-08-04
🇧🇹 ブータン王国
首都 ティンプー / 地域 南アジア / 広さ 九州とほぼ同じ
📋 ブータンの基本データ
国旗のまんなかに、白い竜がえがかれています。ブータンの人たちは自分たちの国を「ドゥクユル(竜の国)」とよびます。
- 正式な国名
- ブータン王国(Kingdom of Bhutan)
- 首都
- ティンプー(Thimphu)
- 面積
- 約38,394平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
- 人口
- 約78.6万人(2023年・世界銀行資料)
- 民族
- チベット系、東ブータン先住民、ネパール系など
- 言語
- ゾンカ語(公用語)など
- 宗教
- チベット系仏教、ヒンドゥー教など
- 政治のしくみ
- 立憲君主制(国王がいて、憲法と議会がある)
- 国王
- ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王(第5代)
- 議会
- 二院制(上院25議席・下院47議席)
- 主な産業
- 農業、林業、電力(水力発電)、観光
- 通貨
- ニュルタム(1ニュルタム=1インド・ルピー=約1.72円/2025年2月28日現在)
出典:外務省「ブータン基礎データ」(令和8年3月5日更新)|確認日 2026-08-04
🗺️ どこにある国?
地図を動かして、まわりに何があるかを見てみよう。ブータンはヒマラヤ山脈の東のはしにあり、海に面していません。こういう国を内陸国といいます。青い点が首都ティンプーです。
📐 日本とくらべると、どれくらいの広さ?
外務省は、ブータンの面積約38,394平方キロメートルを「九州とほぼ同じ」と説明しています。地図帳で九州を見ながら想像すると、大きさがつかみやすくなります。
面積は九州とほぼ同じ。そこに約78.6万人がくらしています。
広さは九州とほぼ同じでも、人口は約78.6万人。人が少なく、自然が多くのこっている国です。
🏔️ どんな国?(やさしい紹介)
ブータンは、山の多い国です。主な産業は農業・林業・電力(水力発電)・観光。山から流れる川の力で電気をつくり、それをとなりの国に売っているのが特徴です。輸出する品物のなかにも「電力」がならびます。
働いている人の多くは農業にたずさわっています。いっぽうで国内の市場が小さいため、生活に使うものの多くをインドなどからの輸入にたよっています。貿易の相手は、輸出も輸入もインドが一番です。
😊 「しあわせ」をものさしにする国 ── GNH
多くの国は、国がどれだけ豊かになったかを、うごいたお金の量ではかります。ブータンはそれとは別に、国民総幸福量(GNH)という独自の考え方を提唱しています。経済の成長だけを重くみる考え方を見直し、次の4つを柱にしています。
GNHの4つの柱。出典:外務省「ブータン基礎データ」
国づくりの計画は1961年から5年ごとに立てられていて、2024年から第13次5か年計画が始まりました。
📜 歴史のあらすじ
17世紀|チベットから移り住んだ高僧ガワン・ナムゲルが、あちこちにいた豪族をまとめ、今の国土にあたる地域を治めました。
1907年|東部トンサ郡の豪族ウゲン・ワンチュクが、ラマ僧や住民におされて初代の王となり、今の王国の基礎ができました。
1952年|第3代国王が即位。農奴解放や教育の普及など、国をあらためる近代化を始めました。
1972年|16歳で即位した第4代国王が、王がすべてを決めるやり方から、憲法と議会のあるやり方への移行を自分から主導しました。
2008年|総選挙をへて新しい政権が生まれ、7月に憲法が施行。議会制民主主義にもとづく立憲君主制にうつりました。11月には第5代国王の戴冠式が行われました。
2024年|第4回総選挙が行われました。
出典:外務省「ブータン基礎データ」略史・内政の項|確認日 2026-08-04
🇯🇵 日本とのつながり
遠い国のようで、じつは長いつきあいがあります。
- 1986年3月28日|外交関係を結びました。2026年で40周年です。
- 農業の協力|故西岡京治氏による農業振興の指導をはじめ、長く協力してきました。
- 2011年の震災|東日本大震災の翌日に国王主催の祈りの式典が行われ、義捐金100万米ドルがおくられました。
- 2011年11月|震災後初めての国賓として、国王夫妻が日本を訪れました。
- 柔道場|2018年、日本初の草の根文化無償協力として「ブータン柔道場建設計画」が行われました。
- 人の行き来|ブータンにくらす日本人は90人(2024年)、日本にくらすブータン人は409人(2024年6月)です。
🎓 社会・中学受験につながるポイント
- 地理内陸国|海に面していない国のこと。船を直接使えないので、貿易がとなりの国に左右されやすい、という話につながります。
- 地理水力発電|山が多く川の流れが急な地形は、水力発電に向いています。地形と産業が結びつく例です。
- 時事GNH|「豊かさとは何か」を考えさせる題材として、作文や面接でも使えます。
- 公民立憲君主制|国王がいて、憲法と議会があるしくみ。日本やイギリスとくらべてみましょう。
- 時事国王から民主化へ|国民ではなく国王のほうから民主化を進めた、世界でもめずらしい例です。
👨👩👧 親子でチャレンジ
- 🗺️ 地図帳でさがそう|ヒマラヤ山脈と、その東のはしにあるブータン、首都ティンプーを見つけよう。
- 📐 九州とくらべよう|地図帳の九州のページを開いて、「これとほぼ同じ広さ」と声に出して言ってみよう。
- 😊 しあわせって何だろう|「うちの家のGNHを4つの柱で書くとしたら?」と話してみよう。
🧠 腕だめしクイズ(タップで答え)
ブータンの首都はどこ?
ティンプーです。
ブータンの広さは、日本のどこと同じくらい?
九州とほぼ同じ(約38,394平方キロメートル)です。
ブータンが大切にしている「GNH」を日本語でいうと?
国民総幸福量です。経済・文化・自然・政治の4つが柱です。
ブータンの主な産業を4つ言えるかな?
農業・林業・電力(水力発電)・観光です。
日本とブータンが外交関係を結んだのは何年?
1986年3月28日です。2026年で40周年になります。
❓ よくある質問
Q. ブータンはどこにありますか?
A. 南アジアの、ヒマラヤ山脈の東のはしにあります。海に面していない内陸国で、首都はティンプーです。
Q. ブータンの広さと人口は?
A. 面積は約38,394平方キロメートルで九州とほぼ同じ、人口は約78.6万人(2023年・世界銀行資料)です。
Q. ブータンは何語を話しますか?
A. 公用語はゾンカ語です。宗教はチベット系仏教やヒンドゥー教などです。
Q. ブータンが「しあわせの国」とよばれるのはなぜですか?
A. 経済の成長だけをものさしにせず、国民総幸福量(GNH)という独自の考え方を提唱しているからです。経済成長と開発、文化遺産の保護、自然環境の保全、よい政治、の4つが柱です。
Q. ブータンの政治のしくみは?
A. 立憲君主制です。国王はジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王(第5代)で、議会は上院25議席・下院47議席の二院制です。
出典:外務省「ブータン基礎データ」(令和8年3月5日更新)|確認日 2026-08-04
🏟️ この国と、スポーツの大会
国そのものの情報は上にまとめてあります。大会ごとにちがうスポーツの話だけ、下のタブで切りかえてください。
- 得意な競技
- アーチェリー・射撃
- 会期
- 2026年9月19日〜10月4日
- 場所
- 愛知県と名古屋市が中心
- 規模
- 43競技・53会場・アジアの45の国と地域
アーチェリーはブータンの国技です。村のお祭りでも行われる、人びとに身近な競技です。
出典:会期・競技数・会場数は大会組織委員会の公表資料による|確認日 2026-08-04