⚽ ワールドカップを自由研究にしよう ── テーマの決め方・準備・5日間の進め方
このページに研究の答えは書いてありません。自由研究でいちばん大事なのは、自分で調べて、自分の答えを見つけることだからです。そのかわり、テーマ(問い)の決め方・準備するもの・5日間の進め方・まとめ方・考察の書き方の型を、ぜんぶ用意しました。ワールドカップを見て「おもしろい!」と思った気持ちを、そのまま研究にしよう。
理由は3つ。①全104試合の結果データが確定し、もう変わらない「調べられる材料」になったこと。②結果が出たからこそ、「なぜそうなったのか」という考察が書けること(大会中には書けません)。③家族の記憶や録画が新しい今週が「取材」のゴールデンタイムなこと。夏休みはまだ始まったばかり。クラスのだれよりも先に、この大会を「研究」にしてしまいましょう。
2026年の夏は、ワールドカップの話題がいっぱい。テレビで見た「なんで?」「どこ?」「ふしぎ!」は、ぜんぶ自由研究のタネになるよ。このページの順番どおりに進めれば、5日間で研究が完成する。
🔎 結果が出た今だから書ける「問い」8選
どれも答えはこのサイトの中と、きみの調べ学習で見つけられる問いです。リンク先は「調べる入口」として使ってください。
- 「優勝国はどんな国?」──地図・食べもの・言葉・有名なものを1枚にまとめる(→まとめページから優勝国のページへ)
- 「なぜ開催国は3つもあったの?」──史上初の3か国共催の理由を調べる
- 「なぜ日本の試合は朝だったの?」──時差のしくみを自分で計算して説明する(→まとめページの時差解説)
- 「48か国の国旗を分類すると?」──色・形・星の数でなかま分け(→国旗で覚える48か国)
- 「104試合は算数で説明できる?」──場合の数で試合数のなぞをとく(→算数で解くワールドカップ)
- 「延長戦やPK戦はどんなルール?」──トーナメントの決着のしくみを図解する
- 「出場48か国はどの大陸に多い?」──大陸別に数えてグラフにする(→48か国の国ずかん)
- 「4年後の大会はどこで?」──次回大会を調べて「予想」で研究をしめくくる
💡 ステップ1:テーマ(問い)を決めよう ── 学年別・問いの例
よい自由研究は、よい「問い」から生まれる。ポイントは、答えをまだ知らないことを選ぶこと。下の例をそのまま使ってもいいし、「自分だったらこれが知りたい」に作りかえたら、もっとよい研究になるよ。
- 【低学年むけ】出場している国の国旗をあつめて、色やもようをくらべると、どんな「にている」「ちがう」が見つかるだろう?
- 【低学年むけ】ベスト4まで勝ち残った国は、世界地図のどこにあるだろう? 日本からどれくらい遠い?
- 【中学年むけ】どうして日本では試合が朝4時に始まるんだろう? 開催地が変わると時間はどう変わる?
- 【中学年むけ】出場48か国のあいさつのことばを調べたら、いくつの言語があるだろう? 同じ言語の国どうしに共通点はある?
- 【中学年むけ】強い国は暑い国?寒い国? 気候と勝ち残りに関係はあるのかな?
- 【高学年むけ】歴代の優勝国を地図にしるしをつけていくと、どの大陸に多い? それはなぜだと思う?
- 【高学年むけ】開催都市16か所の気温・標高・人口をくらべると、どんなちがいが見つかる? 選手にはどんな影響がありそう?
- 【高学年むけ】出場国の面積や人口と成績には関係があるだろうか? 表やグラフでたしかめてみよう
⚠️ 問いを決めたら、おうちの人に「この問いでいく!」と宣言しよう。宣言すると、とちゅうでやめにくくなるよ。
🎒 ステップ2:準備するもの
- 世界地図または地図帳(学校のものでOK。コピーできると地図型まとめに便利)
- ノートまたはメモ用紙(調べたことを日付つきで書きためる「研究ノート」にする)
- 色えんぴつ・マーカー(国ごと・大陸ごとの色分けに使う)
- 模造紙またはスケッチブック(最後のまとめ用。新聞形式ならB4用紙でもOK)
- 定規(表やグラフを書くとき用)
- テレビの試合や新聞・本で見つけたことをメモするふせん(あると便利)
📅 ステップ3:5日間の進め方
| 日 | やること | ゴール |
| 1日目 | 問いを1つに決める。「なぜこの問いにしたか」を3行で書く | 問いが決まっている |
| 2日目 | 調べる。見つけたことを研究ノートに「どこで調べたか(出典)」つきでメモ | メモが10こ以上ある |
| 3日目 | まとめ方を選ぶ(下のステップ5から1つ)。レイアウトの下書きをえんぴつで | 下書きができている |
| 4日目 | 本番の紙に清書。地図・表・絵をかきこむ | 本体が完成している |
| 5日目 | 考察(ステップ6の型)を書き足して、声に出して発表練習を1回 | 人に説明できる |
1日30分〜1時間でOK。5日連続でなくても、夏休み中に5回やれば完成するよ。
🔍 ステップ4:調べ方 ── ここで調べよう
調べるときの合言葉は「地図で場所、数字はメモ、出典も書く」。次のページが調べる出発点になるよ。
🎨 ステップ5:まとめ方の型 ── 4つから選ぼう
- 🗺️ 地図型──世界地図に色をぬったり、しるしやふせんをはったりして見せる。「どこ?」系の問いに最強
- 📋 表型──国ごとに項目をそろえてくらべる。「くらべる」系の問いにぴったり
- 📊 グラフ型──数字を棒グラフや折れ線グラフに。「関係があるか?」系の問いはこれ
- 📰 新聞型──記事・見出し・写真欄で新聞に仕立てる。くわしい作り方は「自由研究を新聞にまとめる方法」で解説しているよ
✍️ ステップ6:考察の書き方の型 ── これで「先生がうなる」研究に
調べた結果をならべるだけで終わらせず、最後に次の3つの文を書こう。この3行があるかないかで、研究の評価は大きく変わるよ。
- 「わかったこと」──調べる前の予想とくらべて、何がわかった?
- 「ふしぎに思ったこと」──調べていて、新しく出てきた「なんで?」は?
- 「次に調べたいこと」──そのふしぎを、次はどうやって調べる?
答えが予想とちがっても、それは失敗じゃない。「予想とちがった」こと自体が大発見だ。そのまま正直に書こう。