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子どもが万引き・人の物を取ってしまったとき(小学生)親がすること

🗓️ 最終更新 2026年10月29日|次の見直し 2027年1月|作成・見直し:スクールコンパス編集部(根拠は研究論文と国の資料)|見直しの決め方

💬 知ったときの驚きとショックは、とても大きいと思います。まず深呼吸をしてから、一緒に整理しましょう。

よくある場面:お店から電話があり、子どもがお菓子をかばんに入れて店を出ようとしたと言われた。迎えに行くと、子どもはうつむいて何も言わない。

行為は正し、人格は責めない。そのうえで、なぜ起きたかを一緒に見ます

今夜できること1つ 今夜は叱る前に、「何があったの?本当のことを言ってくれたらうれしい」と伝えて、最後まで話を聞く

📌 明日のための1行カード もし「あなたは泥棒だ」と言いそうになったら、「したことはいけない。でも、〇〇のことは大事だよ」と言う

🧭 わが家の場合は? 3つの問いで、見立てと今夜の1つが変わります →

なぜ、そうなるの?

子どもが万引きや人の物を取ってしまったとき、親がまずするのは、落ち着いて何があったかを聞くことです。強く叱ると脅すより、「本当のことを言ってくれたらうれしい」と伝えたほうが、子どもは本当のことを話しやすいことが、4〜8歳の子ども372人の実験で分かっています。事実が分かったら、子どもと一緒にお店や相手に行って謝り、返すか弁償します。行為はきちんと正しますが、「泥棒」と人格を責めることはしません。くり返すとき、さびしさやストレス、友だちからの圧力が背景に見えるときは、学校やこども家庭センターなどに相談します。

今夜の手順

  1. 叱る前に、「本当のことを言ってくれたらうれしい」と伝えて、事実を聞く
    理由:脅されるより、正直を求められるほうが、子どもは本当のことを話しやすいからです。
  2. 子どもと一緒にお店や相手に行って謝り、返すか弁償する
    理由:自分の行動の結果に向き合うことが、くり返しを防ぐ一歩だからです。
  3. くり返す・背景に心配があるときは、学校やこども家庭センター、子育ての相談窓口に相談する
    理由:さびしさや友だちからの圧力など、家だけで解決しにくい理由があることがあるからです。

そのまま言える言いかえ

今夜はしなくていいこと

人前で強く叱ったり、「泥棒」と呼んだりすること
理由:恥をかかされると、正直に話すことより隠すことを学びやすいからです。

お子さんに聞いてみる

「取ってしまったとき、どんな気持ちだった?」

2週間後に見ること

2週間後、正直に話してくれて、同じことがくり返されていなければ、まずは十分です。

学年で変わること

わが家の場合は?(3つの問いで答えが変わる)

ステップ2 わが家の場合は?(3問で答えが変わる「人の物を取った」チェック)

「子どもが万引き・人の物を取ってしまった」は、家庭によってきっかけも強さもちがいます。3つの問いに答えると、わが家の場合の見立てと今夜の1つが変わります。

  1. いちばん近いのは?(お店の物を取った/友だちや学校の物を取った/家のお金や物を取った)
  2. 初めてですか?(初めて/前にもあった)
  3. お子さんは何年生ですか?(小学1〜3年生/小学4〜6年生)

いちばん近いタイプの答え(タイプごとに、今夜の1つが変わります)

お店の物を取ったタイプ

お店の物を取ったときは、子どもと一緒にお店に行って謝り、返すか代金を払うことが、結果に向き合う経験になります。

今夜の1つ 明日、子どもと一緒にお店に行って謝り、返すか代金を払う

「もう二度とあの店に行けない」→ 「一緒に謝りに行こう。〇〇一人じゃないよ」

2週間後 2週間後、同じことがくり返されていなければ、十分です。

根拠:Talwar ほか 2015

友だちや学校の物を取ったタイプ

友だちや学校の物は、学校と一緒に対応したほうが、相手との関係もこじれにくくなります。担任の先生に事実を伝えて相談します。

今夜の1つ 担任の先生に、分かっている事実(いつ・何を)を伝え、返し方を相談する

「友だちをなくすよ」→ 「どうやって返すか、先生と一緒に考えよう」

2週間後 2週間後、返すことができて、友だちとの関係が続いていれば合っています。

根拠:Hughes・Kwok 2007(親と先生の関係)

家のお金や物を取ったタイプ

家のお金に手が出るのは、ほしい物を言い出せない・お小遣いの決まりが合っていない、などが背景にあることがあります。決まりを一緒に見直します。

今夜の1つ お金の置き場所を変え、お小遣いの決め方を子どもと一緒に話し合う

「家族の物を取るなんて」→ 「ほしい物があるとき、どう言えばいいか一緒に決めよう」

2週間後 2週間後、ほしい物を言葉で相談してくれる日があれば、合っています。

根拠:お小遣いのページ(決め方)

もとにした研究

研究と根拠をひらく

根拠:カナダのタルワーらの実験(2015年、罰と正直さ)、こども家庭庁「こども家庭センター」の案内

研究でわかっていること 4〜8歳の子ども372人の実験で、「本当のことを言ったらうれしい」「本当のことを言うのが正しい」と伝えると、うそが減りました。しかると脅された子どもは、正しさを伝えてもうそが減りませんでした。
実験(Talwar, V., Arruda, C., & Yachison, S., 2015)

考えてみてほしい問い 最近、お子さんのまわりで変わったこと(友だち関係・家の事情)はありましたか?

根拠にした研究の一覧と、選び方の決まり

わが家の事情で、もう少し相談したいとき

「子どもが万引き・人の物を取ってしまったとき(小学生)親がすること」の相談は、学年や、いつ・どこで起きるかを書き足すと、答えがわが家に合ってきます。💬 子育て相談室で、わが家の場合を続ける(名前・メール不要)→

この悩みに関わるページ

子どもの気持ち・行動の、ほかの場面

人に話したいとき、子どもの安全や体が心配なときは、子育ての相談先ナビから、無料の電話・LINEの窓口を選べます。

この悩みで、保護者から届いた相談と答え(1件)

子育て相談室に実際に届いた相談です。見出しを押すと、答えと今日の一歩が開きます。答えは相談室と同じものです。

子どもが店の物を持ってきてしまった。責める前に、親がすること届いた相談:子どもが万引き・盗みをしてしまった

💬 知ったときの驚きとショックは、とても大きいと思います。

まず落ち着いて、何があったかを責めずに聞きます。そのうえで、子どもと一緒にお店(相手)に行って謝り、返すか弁償します。行為はきちんと正しますが、人格は否定しません。くり返すときや、さびしさ・ストレス・友だちからの圧力が背景に見えるときは、学校やこども家庭センターなどに相談します。

✅ 今日の一歩:今夜は叱る前に、「何があったの?」と聞き、最後まで話を聞く。

📌 前もって決めておく1行:もし盗ったものが見つかったら、先に責めずに「何があったの?」と聞き、そのあと一緒に返しに行く。

⛔ 今日はしなくていいこと:「あなたは泥棒だ」と人格を責めること。子どもが自分を悪い人間だと思うと、くり返しを止めにくくなるからです。

根拠:こども家庭庁「こども家庭センター」の案内

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