ホーム › 体験ガイド › 船・海の博物館 全国67館 › 九州・沖縄
九州・沖縄の船・海の博物館11館 ── 小学生と行く施設ガイド
九州・沖縄(福岡県・長崎県・鹿児島県・沖縄県)で、小学生の子どもと行ける船・海の博物館を11館まとめました。1つずつ、料金・営業時間・休館日、子どもに向くポイント、行く前・行った後にできる自由研究のヒントをのせています。
全国67館を地図と質問で比べるなら → 船・海の博物館 全国67館ガイド ほかの地方:北海道・東北(4館) / 関東(22館) / 中部(11館) / 近畿(7館) / 中国・四国(12館)
料金・営業時間は変わることがあります。お出かけの前に、各施設の公式サイトでお確かめください。
造船・産業遺産
06. 三菱重工業 長崎造船所 史料館
日本近代造船業の発祥地・三菱長崎造船所の140年史。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」構成資産
住所 長崎県長崎市飽の浦町1-1 三菱重工業長崎造船所内
料金 一般800円・小中学生400円
営業時間 9:00〜16:30(最終受付15:30)
※2025年から見学方法・予約システム変更——必ず公式サイトで最新確認
休館日 土・日・祝日、夏季・年末年始等の長期休暇、設備点検日(公式カレンダー要確認)
予約 必須——公式サイト・電話で事前予約。シャトルバス送迎の予約システム
駐車場 一般車駐車場なし(送迎バス利用)
アクセス JR長崎駅前から専用送迎バス——所要約20分。要事前予約
💡 この施設の魅力
1857年(安政4年)に幕府が「長崎熔鉄所」として創設し、1884年に岩崎彌太郎が借り受けて三菱の造船事業の基礎を築いた、日本近代造船業の発祥地。史料館は明治31年(1898年)に建てられた木型場(国登録有形文化財)を改装したもので、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」としてユネスコ世界遺産に登録された構成資産です。展示は1階「歴代の建造船」「ターコイズ展示」、2階「2万トンプレス機」「日本初の蒸気タービン」など、戦前〜現代までの造船技術の歩みを実物資料・船舶模型・写真で紹介。世界初の戦艦級巨大砲塔の建造、商船建造、現代の客船・LNG船まで、日本の造船技術が世界一に至った道のりを追体験できます。なお、見学には事前予約が必須で、長崎駅から専用送迎バスでの来場のみ受け付けています(自家用車不可)。長崎観光と組み合わせる場合、グラバー園・出島・原爆資料館との同日訪問は時間配分に余裕を。
🎯 ここでやりたい体験
1898年建造の木型場(国登録有形文化財)の建物そのものを観察
「2万トンプレス機」など戦前の造船技術の実物展示を見る
戦艦「武蔵」(長崎建造)の関連資料・模型・写真を学ぶ
日本初の蒸気タービン・LNG船・現代の客船建造の系譜を追う
造船所敷地の海側から長崎港・現役のドックを遠望
📝 自由研究テーマ
問い: 戦艦武蔵はなぜ長崎で建造されたの?
研究テーマ案: 「日本近代造船業の歴史——長崎造船所140年と三菱の役割」
こんな子におすすめ
✓ 造船技術の歴史に深い興味
✓ 世界遺産・産業遺産が好き
✓ 長崎観光と組み合わせる
注意事項
※ 見学は完全予約制で長崎駅集合・送迎バス必須
※ 土日祝は基本休み——平日の見学計画必要
※ 現役工場のため写真撮影に制約あり
公式サイトで最新情報を確認 →
造船・産業遺産
07. 軍艦島デジタルミュージアム
世界遺産「軍艦島(端島)」の繁栄と廃墟を最新デジタル技術で蘇らせる体感型ミュージアム
住所 長崎県長崎市松が枝町5-6
料金 一般1,800円・中高生1,300円・小学生800円・幼児(4歳以上)500円
営業時間 9:00〜18:00(最終入館17:00)
※季節により変動あり
休館日 不定休(公式カレンダー要確認)
予約 不要(団体15名以上は事前連絡)
駐車場 周辺の有料駐車場(長崎港ターミナル付近)
アクセス JR長崎駅前から路面電車「大浦海岸通り」電停下車、徒歩約3分/グラバー園隣接
💡 この施設の魅力
1810年に石炭が発見され、1890年に三菱が買収して海底炭鉱として発展、最盛期(1959年)には東京の9倍もの人口密度を誇った長崎沖の小さな人工島「端島(はしま)」。1974年の閉山で無人化、現在は廃墟となった姿が「軍艦」のシルエットに似ていることから「軍艦島」と呼ばれ、2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録されました。このデジタルミュージアムでは、軍艦島の最盛期の繁栄と現在の廃墟を、最新のデジタル技術(VR・プロジェクションマッピング・LEDウォール)で完全再現。立入禁止区域の坑内・住居・小学校・神社などの内部を仮想体験でき、上陸ツアーでは見られない島の隅々まで巡れます。コンクリート造の高層集合住宅(日本最古級)が立ち並ぶ最盛期の生活風景の再現は圧巻。世界遺産軍艦島クルーズ(別料金・別予約)とセットで訪問するのがおすすめで、出航前の事前学習として最適です。
🎯 ここでやりたい体験
VRシアターで「軍艦島の海底坑道(地下1,000m)」に潜入する仮想体験
プロジェクションマッピングで軍艦島の最盛期(1959年)の街並みを観賞
住居・小学校・神社など廃墟内部の3D再現映像で当時の生活を体感
海底炭鉱の採炭の仕組みを模型と映像で学ぶ
現役の世界遺産軍艦島クルーズ(別予約)前の予習としても最適
📝 自由研究テーマ
問い: 海の上に「街」を作るって、どういう仕組み?水と食料はどうしてた?
研究テーマ案: 「軍艦島の生活——日本の高度経済成長を支えた海底炭鉱の街」
こんな子におすすめ
✓ 産業遺産・近代化の歴史に興味
✓ VRやデジタル展示が好き
✓ 上陸ツアーの予習として
注意事項
※ 実際の上陸ツアーは別予約・別料金・天候依存
※ 館内は静寂な学習空間——騒ぐと注意される
公式サイトで最新情報を確認 →
海軍・海上自衛隊
19. 海上自衛隊 佐世保史料館「セイルタワー」
日本の海軍歴史130年と海上自衛隊の活動を7階建て無料施設で紹介。セイル(帆)型のシンボルタワー
住所 長崎県佐世保市上町8-1
料金 入館無料
営業時間 9:30〜17:00(最終入館16:30)
休館日 第3木曜日、年末年始(12/29〜1/3)、施設点検日
予約 不要(団体15名以上は事前連絡)
駐車場 無料駐車場あり(台数限定)
アクセス MR松浦鉄道「中佐世保駅」から徒歩約3分/JR「佐世保駅」から徒歩約15分
💡 この施設の魅力
海上自衛隊佐世保地方総監部の隣に位置する、海軍・海上自衛隊の歴史を凝縮した7階建ての施設。1階「歴史展示」では1869年(明治2年)の海軍創建から日清・日露戦争・太平洋戦争・戦後の海上保安庁・1954年の海上自衛隊発足まで、日本の海軍130年史を実物資料・船舶模型・写真で時系列で学べます。2階「海上自衛隊展示」では現代の艦艇模型・装備・任務(対潜・対機雷・国際協力・災害派遣)を解説。3階以上は実物の航海計器・装備・制服・実物大の艦橋再現があり、特に7階の展望室からは佐世保港の現役艦艇(護衛艦・補給艦)を見渡せます。佐世保は呉・横須賀と並ぶ海上自衛隊の主要基地で、米海軍佐世保基地も隣接。入館無料で7階建ての本格的施設は全国でも屈指。明治からの海軍歴史を一施設で整理する、教育旅行・ファミリーに最適なスポットです。
🎯 ここでやりたい体験
1階「歴史展示」で日本海軍130年史(1869年〜現代)を時系列で学ぶ
実物の航海計器・装備・制服を観察
海上自衛隊艦艇の精巧な模型を比較
7階展望室から佐世保港の現役護衛艦・補給艦を一望
対潜・対機雷・災害派遣など海自の現代任務を理解
📝 自由研究テーマ
問い: 日本に海軍はないけど海上自衛隊がある。なぜ「自衛隊」というの?
研究テーマ案: 「日本海軍130年——海軍創建から海上自衛隊までの系譜」
こんな子におすすめ
✓ 日本海軍・海上自衛隊の歴史に興味
✓ 無料で7階建て本格施設を活用
✓ 佐世保観光と組み合わせる
注意事項
※ 戦争の展示があるので低学年は親と相談
※ 7階建てで階段移動多いがエレベーターあり
公式サイトで最新情報を確認 →
海軍・海上自衛隊
20. 海上自衛隊 鹿屋航空基地史料館
特攻の地・鹿屋に立つ海軍航空130年史の博物館。零戦・二式大艇など実物機10機展示・無料
住所 鹿児島県鹿屋市西原3-11-2 海上自衛隊鹿屋航空基地内
料金 入館無料
営業時間 9:00〜16:30(最終入館16:00)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3)
予約 不要(団体は事前連絡)
駐車場 無料駐車場あり
アクセス JR「鹿児島中央駅」から鴨池港・垂水港経由→鹿屋市街(車で約30分)/鹿屋市役所からは車で約10分
💡 この施設の魅力
太平洋戦争末期、特攻の主要発進基地となった鹿屋(かのや)に立つ海上自衛隊の史料館。1階・2階の屋内展示では1912年の日本海軍航空創始から太平洋戦争・特攻・戦後の海上自衛隊航空部隊の発足まで、日本海軍航空130年史を実物資料・制服・遺品・特攻隊員の手紙で紹介。特に「特攻」コーナーは戦没した908名の特攻隊員の遺影・遺書・遺品を展示する重みのある空間で、二度と繰り返してはならない戦争の記憶を伝えます。屋外展示場には現役引退の海上自衛隊航空機10機(P-2J対潜哨戒機・SH-3A対潜ヘリ・US-1A救難飛行艇など)、そして二式飛行艇(二式大艇・現存唯一)・零式艦上戦闘機(零戦五二型・実物)が屋根付きで保存されています。零戦と二式大艇の実物を間近で観察できる場所は国内でもごく僅か。入館無料で半日かけて学べる、日本海軍航空の真髄を伝えるスポットです。
🎯 ここでやりたい体験
二式飛行艇(二式大艇)——現存唯一の実物を観察
零戦五二型(実物)を間近で見る
特攻隊員908名の遺影・遺書・遺品を見て歴史を考える
屋外展示場のP-2J・SH-3A・US-1Aなど海自航空機10機を巡る
海軍航空130年史を実物資料で時系列で学ぶ
📝 自由研究テーマ
問い: 二式飛行艇は世界一性能の良い飛行艇だった。なぜ船と飛行機の中間が必要だった?
研究テーマ案: 「鹿屋と特攻——海軍航空の歴史と平和への祈り」
こんな子におすすめ
✓ 海軍航空・飛行艇に深い興味
✓ 実物機を見たい
✓ 歴史の重みを感じる学習をしたい
注意事項
※ 特攻展示は子どもにとって重い——親の解説が必要
※ 九州南端でアクセス遠い
公式サイトで最新情報を確認 →
港湾・港町歴史
35. 関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)
関門海峡(下関〜門司)の歴史と海峡を行き交う船舶を学ぶ。約4階建ての海事ドラマミュージアム
住所 福岡県北九州市門司区西海岸1-3-3
料金 海峡レトロ通り・展望室は無料/海峡アトリウム(ドラマシアター・体験ゾーン)は有料
大人500円・中高生200円・小学生100円・未就学児無料
営業時間 9:00〜17:00
休館日 年5回程度の館内整備日(公式カレンダー要確認)
予約 不要(団体は事前連絡)
駐車場 周辺有料駐車場(門司港レトロ地区)
アクセス JR鹿児島本線「門司港駅」から徒歩約5分
💡 この施設の魅力
2003年に「海峡ドラマシップ」として開館し、2019年に大規模リニューアルした、関門海峡をテーマにした海事ドラマミュージアム。関門海峡は本州と九州を隔てる幅約700mの狭い海峡で、1日約500隻もの船舶が往来する世界有数の海峡。博物館は4階建てで、1階「海峡レトロ通り」は明治・大正の門司港の街並み再現(無料)、2階以上が有料ゾーン「海峡アトリウム」となっています。展示は壇ノ浦の戦い(源平合戦)・宮本武蔵 vs 佐々木小次郎(巌流島)・幕末の馬関戦争・関釜連絡船・近代海運から、現代の関門海峡を行き交うコンテナ船・LNG船・客船まで、海峡800年のドラマを4階分で展開。大型映像「海峡アトリウム」は5階吹き抜けの大型スクリーンで関門海峡の歴史を映像で体感。屋外展望台からは関門橋・関門海峡・対岸の下関を一望でき、本州と九州を結ぶ「日本の動脈」を実感できます。
🎯 ここでやりたい体験
1階「海峡レトロ通り」(無料)で明治・大正の門司港を体感
2階以上「海峡アトリウム」で関門海峡800年史を学ぶ
源平合戦・巌流島・馬関戦争・関釜連絡船の歴史を時系列で
屋外展望台から関門橋・関門海峡を一望
現代の関門海峡を行き交う船舶(1日500隻)を観察
📝 自由研究テーマ
問い: 関門海峡はなぜ世界一忙しい海峡の一つ?壇ノ浦の戦いはどこで?
研究テーマ案: 「関門海峡800年史——本州と九州を結ぶ海の交差点」
こんな子におすすめ
✓ 歴史と海運の関係に興味
✓ 門司港レトロ観光と組み合わせ
✓ 源平・巌流島など日本史好き
注意事項
※ 海峡レトロ通りは無料・アトリウムは有料
※ 門司港駅周辺の混雑(土日祝)
公式サイトで最新情報を確認 →
海軍・海上自衛隊
36. 亀山社中記念館
坂本龍馬が結成した日本初の商社・海運会社「亀山社中」の本拠地。海援隊の先駆け
住所 長崎県長崎市伊良林2-7-24
料金 一般310円・高校生200円・小中学生150円
営業時間 9:00〜17:00(最終入館16:45)
休館日 無休(年末年始のみ休館)
予約 不要
駐車場 近隣有料駐車場(風頭公園など)
アクセス JR「長崎駅」から路面電車「新大工町」電停下車、徒歩約15分(坂道)
💡 この施設の魅力
1865年(慶應元年)に坂本龍馬が長崎で結成した日本初の商社・株式会社・海運会社「亀山社中(かめやましゃちゅう)」の本拠地として使われた建物を、長崎市が観光施設として保存・公開しているスポット。亀山社中は薩摩藩・長州藩を結ぶ薩長同盟成立の橋渡し役となり、武器・船舶取引で幕末維新を経済的に支えた組織で、後の「海援隊」の前身。建物内では龍馬の遺品(ピストルのレプリカ・愛用の刀)・亀山社中の活動史料・坂本龍馬や陸奥宗光・近藤長次郎ら社中メンバーの写真、当時の海運業の様子を再現した展示で、幕末維新の海と海運の役割を学べます。長崎市内の風頭公園・坂本龍馬像から徒歩圏で、長崎散策の歴史ハイライトとして組み込めます。「海と日本人」「明治維新と海」を学ぶには絶好の場所。
🎯 ここでやりたい体験
亀山社中の本拠地建物を観察
龍馬の遺品(ピストルレプリカ・刀)を見学
亀山社中・海援隊の活動史料を学ぶ
幕末維新における海運の役割を理解
長崎散策(風頭公園・坂本龍馬像)とセット
📝 自由研究テーマ
問い: 坂本龍馬は何を運んでいた?なぜ「日本初の商社」と呼ばれる?
研究テーマ案: 「亀山社中・海援隊と幕末維新——海運が日本を変えた」
こんな子におすすめ
✓ 幕末維新・坂本龍馬好き
✓ 長崎観光と組み合わせ
✓ 歴史と海事の関係に興味
注意事項
※ 建物まで急な坂道があり
※ 展示はコンパクトで30分程度
公式サイトで最新情報を確認 →
海軍・海上自衛隊
50. 薩摩藩英国留学生記念館
1865年に薩摩藩から英国へ密航留学した19名の留学生を讃える記念館。明治海軍の礎
住所 鹿児島県いちき串木野市羽島4930
料金 一般300円・小中高生200円
営業時間 9:00〜17:00
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/2)
予約 不要
駐車場 無料駐車場あり
アクセス JR鹿児島本線「市来駅」からタクシー約15分/車で「市来IC」から約15分
💡 この施設の魅力
1865年(慶應元年)、開国直前の鎖国時代に薩摩藩が外国渡航禁制を破って密かに英国へ送り出した19名の薩摩藩英国留学生(さつまはんえいこくりゅうがくせい)を讃えるため、出航地の羽島(はしま)に2014年に開館した記念館。留学生の中には五代友厚(後の大阪商業会議所初代会頭)、寺島宗則(後の外務大臣)、森有礼(後の初代文部大臣)、長澤鼎(米国でブドウ栽培成功)など明治日本を作った重要人物が多数。彼らは英国で海軍の知識・蒸気機関・近代科学を学び、明治の日本海軍・近代化の礎を築きました。記念館は出航地の羽島港を見下ろす高台にあり、留学生の自筆書簡・船舶模型・羽島海岸の地形ジオラマ・英国留学の経緯を映像と実物資料で展示。日本の幕末・明治初期の「海と人」「国を変えた留学」のドラマを学べる希少な施設です。
🎯 ここでやりたい体験
1865年密航留学のルートを地図で学ぶ
五代友厚・森有礼ら19名の留学生の生涯を知る
羽島出航地の景観を実際に観察
明治日本の海軍・近代化の礎を理解
鹿児島観光と組み合わせ(指宿・桜島)
📝 自由研究テーマ
問い: 鎖国の時代に密航留学はどうやって?なぜ英国に向かった?
研究テーマ案: 「薩摩藩英国留学生——明治日本を作った19人」
こんな子におすすめ
✓ 幕末維新・近代化に興味
✓ 鹿児島観光と組み合わせ
✓ 歴史と海運の関係を学びたい
注意事項
※ アクセス遠い——車推奨
※ コンパクトな展示で30〜45分程度
公式サイトで最新情報を確認 →
海洋・海事博物館
51. 沖縄県立博物館・美術館「おきみゅー」
琉球王国の海洋交易・薩摩侵攻・サバニ船の文化。海と島の文化を学ぶ国際レベル博物館
住所 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
料金 一般530円・高大生270円・小中学生150円(常設展のみ)
企画展・特別展は別料金
営業時間 9:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29〜1/3)
予約 不要
駐車場 有料駐車場あり
アクセス ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩約10分
💡 この施設の魅力
2007年に開館した沖縄の総合博物館・美術館。沖縄(琉球)の自然・歴史・文化を一施設で総合的に学べる、九州・沖縄を代表する大型施設です。常設展示の中核は琉球王国(1429-1879)の400年史で、特に「海洋交易国家」としての琉球の役割が圧巻。15-16世紀の琉球は中国(明・清)・日本・朝鮮・東南アジア(暹羅・占城・蘇門答剌・満剌加など)を結ぶ「万国津梁(ばんこくしんりょう・世界の懸け橋)」と呼ばれた海洋交易国家で、進貢船・冊封船・公的貿易船などの実物大模型・航海図・冊封使来琉図・琉球船の絵図・実物の航海道具を展示。沖縄独自の伝統的な木造漁船「サバニ」の実物も展示され、サンゴ礁の海を生きてきた沖縄の人々の海事文化を一望できます。1609年の薩摩侵攻、1879年の琉球処分、太平洋戦争・沖縄戦・米軍統治・本土復帰までの歴史も含め、沖縄と海の関係を凝縮。海と島の文化を学ぶには国内随一の場所。
🎯 ここでやりたい体験
琉球王国の進貢船・冊封船の実物大模型を観察
「万国津梁」(世界の懸け橋)の海洋交易史を学ぶ
サバニ(沖縄伝統の木造漁船)の実物を見る
1609年薩摩侵攻・1879年琉球処分の歴史を理解
美術館部分で琉球美術もセットで楽しむ
📝 自由研究テーマ
問い: 琉球王国はなぜ「世界の懸け橋」と呼ばれた?サバニはどんな船?
研究テーマ案: 「琉球王国の海洋交易——東アジアを結んだ海の国」
こんな子におすすめ
✓ 沖縄文化・海洋交易に興味
✓ 歴史総合学習の一環
✓ 沖縄観光と組み合わせ
注意事項
※ 美術館部分は子どもには重い
※ 本土からは沖縄旅行の一環で
公式サイトで最新情報を確認 →
造船・産業遺産
53. 尚古集成館(仙巌園隣接)
日本最古の機械工場(1865年・国指定重要文化財)。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」構成資産
住所 鹿児島県鹿児島市吉野町9698-1
料金 仙巌園共通券:大人2,000円・小中学生1,000円(両館入館料含む)
※2025年4月改定
営業時間 9:00〜17:00(集成館本館のみ・入館時間は変動)
休館日 無休(年末年始のみ休館)
予約 不要
駐車場 有料駐車場あり
アクセス JR鹿児島中央駅からバス約30分「仙巌園前」下車徒歩すぐ/車で約20分
💡 この施設の魅力
1865年(慶應元年)に第28代薩摩藩主・島津斉彬が始めた集成館事業の中核施設で、日本最古の機械工場として「明治日本の産業革命遺産」(2015年ユネスコ世界遺産登録)の構成資産。集成館事業は薩摩藩が西洋技術を導入して鉄製大砲・蒸気船・紡績・ガラス・印刷など多分野の近代工業を一気に展開した日本初の大規模産業化プロジェクトで、明治日本の近代化の出発点とも呼ばれます。建物は1865年建造の機械工場(切石造)を活用した博物館で、展示は集成館事業の全貌(反射炉・大砲鋳造・蒸気船建造・薩摩藩英国留学生派遣)・島津家800年の歴史・薩摩切子・薩英戦争(1863年)・幕末薩摩の海軍力育成を、実物資料・古文書・船舶模型で時系列で学べます。隣接の名勝・仙巌園(島津家別邸・桜島と錦江湾を借景にした絶景庭園)とセット入館で、薩摩の近代化と海洋戦略の全体像を体感できる超優良スポット。
🎯 ここでやりたい体験
1865年建造の日本最古の機械工場(国重要文化財)を観察
集成館事業の全貌(反射炉・大砲・蒸気船・紡績)を学ぶ
薩摩藩の英国留学・薩英戦争を史料で学ぶ
島津家800年の歴史・薩摩切子・薩摩焼を見学
仙巌園(名勝・国名勝)の絶景庭園もセットで
📝 自由研究テーマ
問い: なぜ薩摩藩はそんなに早く近代化できた?蒸気船はどう作った?
研究テーマ案: 「集成館事業と日本の近代化——薩摩から始まった産業革命」
こんな子におすすめ
✓ 幕末・明治近代化に深い興味
✓ 世界遺産・産業遺産が好き
✓ 鹿児島観光と組み合わせ
注意事項
※ 共通券2,000円とやや高め
※ 本州からは鹿児島旅行の一環で
公式サイトで最新情報を確認 →
海洋・海事博物館
58. 福岡市博物館(国宝・金印「漢委奴国王」)
国宝「漢委奴国王」金印を展示。古代から近代までの福岡・博多と海洋交易の歴史を学ぶ
住所 福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
料金 一般200円・高大生150円・中学生以下無料(常設展)
企画展は別料金
営業時間 9:30〜17:30(7・8月の金土は20:00まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/28〜1/4)
予約 不要
駐車場 有料駐車場あり(70分100円)
アクセス 地下鉄空港線「西新駅」から徒歩約15分/西鉄バス「博物館北口」下車徒歩すぐ
💡 この施設の魅力
1990年に開館した福岡市の総合博物館。最大の見どころは1784年に博多湾の志賀島(しかのしま)で発見された国宝「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」金印——西暦57年に後漢の光武帝が倭(日本)の奴国王に下賜したとされる、日本古代史最重要の文化財です。展示は古代の海洋交易(弥生時代の中国・朝鮮との海路)、奈良時代の遣唐使船(博多港から出航)、平安時代の日宋貿易、鎌倉時代の元寇(蒙古襲来・1274年文永の役・1281年弘安の役)、室町・江戸の日本-朝鮮通信使・対馬経由貿易、幕末・明治の博多港の近代化、現代の博多港(国際港)まで、博多と海洋交易2000年の歴史を一気に学べます。「元寇」(13世紀の海戦)については、博多湾岸の元寇防塁(石垣・国指定史跡)関連史料、神風(台風)で元軍を撃退した経緯を史料・船舶模型・映像で詳細展示。日本史の海洋・国際交易史を一施設で整理する希少な総合博物館。
🎯 ここでやりたい体験
国宝「漢委奴国王」金印(西暦57年)を観察
古代から近代までの博多と海洋交易を時系列で学ぶ
元寇(1274・1281年)の戦闘・神風(台風)伝説を理解
遣唐使船・日宋貿易・朝鮮通信使の関連史料を見る
近接の福岡タワー・百道浜・元寇防塁もセット
📝 自由研究テーマ
問い: 金印は何のために作られた?元寇って何?神風とは?
研究テーマ案: 「博多と海洋交易2000年——金印・遣唐使・元寇・通信使」
こんな子におすすめ
✓ 歴史総合学習に深い興味
✓ 国宝の本物を見たい
✓ 福岡観光のメイン拠点に
注意事項
※ 中学生以下無料で破格の安さ
※ 総合博物館で滞在時間2〜3時間
公式サイトで最新情報を確認 →
海軍・海上自衛隊
59. 維新ふるさと館
西郷隆盛・大久保利通など「維新の英雄」生誕地に立つ博物館。海洋戦略と明治海軍の出発点
住所 鹿児島県鹿児島市加治屋町23-1
料金 一般300円・小中学生150円
営業時間 9:00〜17:00
休館日 無休
予約 不要
駐車場 無料駐車場あり
アクセス JR鹿児島中央駅から徒歩約8分/路面電車「高見馬場」から徒歩約3分
💡 この施設の魅力
鹿児島市加治屋町は西郷隆盛・大久保利通・西郷従道(海軍大臣)・東郷平八郎(連合艦隊司令長官)・山本権兵衛(初代海軍大臣)など、明治維新の英雄、特に明治海軍の創設者たちが生まれ育った「日本一の偉人街」と呼ばれる場所。維新ふるさと館は1995年に開館し、これらの偉人たちの生涯と幕末・明治維新の歴史を、地下1階・1階の展示室で再現。地下1階「維新体験ホール」では2回上演されるドラマ「維新への道」「薩摩スチューデント」(精巧なロボットによる演出)で薩英戦争・薩長同盟・戊辰戦争・薩摩英国留学生派遣を体感。1階展示室では大久保利通・西郷隆盛の自筆書簡・遺品、薩摩藩英国留学生・東郷平八郎の海軍時代の写真・書簡、日本海海戦の様子、明治海軍の発展史を実物資料で展示。日本海軍創設の中心は薩摩出身者であり、海軍三都(横須賀・呉・佐世保)もいずれも薩摩・長州出身者の主導で建設されました。「明治海軍の出発点」を学ぶ希少な博物館。
🎯 ここでやりたい体験
西郷隆盛・大久保利通・東郷平八郎の生涯・自筆書簡を観察
「維新への道」ロボットドラマで明治維新を体感
「薩摩スチューデント」(英国留学)関連の展示を見る
明治海軍創設者(東郷平八郎・山本権兵衛)の海軍時代を学ぶ
近接の維新ロード(西郷隆盛生誕地・大久保利通生誕地)を散策
📝 自由研究テーマ
問い: なぜ薩摩から海軍の英雄が多く出た?東郷平八郎は何をした?
研究テーマ案: 「明治海軍の創設者たち——薩摩から始まった日本海軍」
こんな子におすすめ
✓ 幕末維新・明治海軍に興味
✓ 鹿児島観光のメイン拠点に
✓ コスパ重視(小中150円)
注意事項
※ ロボットドラマは演出寄り
※ 本州からは鹿児島旅行の一環で
公式サイトで最新情報を確認 →
ほかの地方:北海道・東北(4館) / 関東(22館) / 中部(11館) / 近畿(7館) / 中国・四国(12館) 全国67館の比較 → 船・海の博物館 全国67館ガイド