ホームことば大辞典場面から引く › はじまりと終わり

はじまりと終わりのことわざ・慣用句51語
自主学習ノート1ページ分のネタ

ものごとの始め方、続け方、終わらせ方についての言葉です。

ことわざ・四字熟語・慣用句をまとめて、読み方の順にならべています。ふつうの辞典は言葉を知っているときにしか引けませんが、このページは言葉が出てこないときに引けます。「くやしかった、を作文でどう書こう」から入って、語を選べます。

この一覧の使い方

  1. いま書こうとしている場面に近い語を、上から3つえらぶ。
  2. 語をひらいて「小学生の場面で言うと」を読む。自分の場面と合うか確かめる。
  3. 合った1語だけを、作文に入れてみる。3語入れると読みにくくなります。

四字熟語(19語)

悪戦苦闘(あくせんくとう)とても苦しい状況の中で、けんめいに戦うことです。使いどき 勝てそうにない相手に、最後まで食らいついたこと。苦しい中で、必死に戦うことです。使い方 苦しみながら取りくむときに使います。「一週間悪戦苦闘して仕上げた。」「悪戦苦闘の末、なんとか間に合った。」にた言葉 四苦八苦・七転八倒 意志堅固(いしけんご)決めたことをやりぬく気持ちが、強くしっかりしていることです。使いどき 決めたことを、最後まで変えないこと。意志が強く、しっかりしていることです。使い方 続ける力をほめるときに使います。「意志堅固に、毎朝の音読を一年続けた。」「意志堅固というより、続けやすい仕組みを作っただけだと本人は言う。」気をつけること 「意思堅固」と書くのはまちがいです。やりぬく気持ちを表す「意志」を使います。にた言葉 初志貫徹・不撓不屈 一念発起(いちねんほっき)思い立って、決心して物事を始めることです。使いどき 今日から毎日やろうと、決意すること。あることをやろうと、強く心に決めることです。使い方 始めるときの決意について使います。「一念発起して毎朝走ることにした。」「一念発起したが、三日でやめてしまった。」気をつけること 「いちねんほっき」と読みます。にた言葉 思い立ったが吉日・初志貫徹 一部始終(いちぶしじゅう)物事のはじめから終わりまで、すべてのことです。使いどき 起きたことを、最初から最後まで話すこと。始めから終わりまで、すべてのことです。使い方 全部を伝えるときに使います。「一部始終を先生に話した。」「一部始終を見ていた人がいた。」気をつけること ここでの「一部」は「一部分」ではなく「全体」という意味です。取りちがえやすい語です。 一蓮托生(いちれんたくしょう)よい結果も悪い結果も、最後まで行動をともにすることです。使いどき よい結果も悪い結果も、みんなで一緒に受けること。運命をともにすることです。使い方 仲間として運命をともにするときに使います。「決めたからには一蓮托生でやりぬこうと話し合った。」「三人は一蓮托生の気持ちで準備を進めた。」気をつけること 悪いことを一緒にやる、という意味だけではありません。にた言葉 運命共同体 一気呵成(いっきかせい)とちゅうで止めずに、いっきに最後までやりあげることです。使いどき 作文を、途中で止めずに一度に書き上げること。ひと息に、いっきに仕上げることです。使い方 作文や絵など、勢いのあるうちに一気に仕上げたときに使います。長い時間をかけて少しずつ進めた場合には使いません。「下書きなしで、一気呵成に読書感想文を書き上げた。」「相手チームが立て直す前に、一気呵成に攻めた。」気をつけること 「一気加勢」と書くのはまちがいです。「呵」の字を使います。にた言葉 電光石火・一瀉千里 開口一番(かいこういちばん)口を開いて、まっさきに言うことです。使いどき 口を開いて、いちばん最初に言ったこと。話し始めの第一声のことです。使い方 話し出しについて使います。「開口一番、ありがとうと言われた。」「開口一番に結論を言うと伝わりやすい。」にた言葉 単刀直入 画竜点睛(がりょうてんせい)最後に加える、いちばん大事な仕上げのことです。使いどき 最後の仕上げのひと筆のこと。物事を仕上げる、最後の大事な部分です。使い方 仕上げの大切さを言うときに使います。「見出しをつけたら画竜点睛になった。」「画竜点睛を欠かないよう、最後にもう一度読み返した。」気をつけること 「睛」は目へんです。「晴」ではありません。「画竜点睛を欠く」の形でよく使います。にた言葉 仏作って魂入れず 起死回生(きしかいせい)絶望的な状況を、一気に立て直すことです。使いどき 負けかけた試合を、最後の一点でひっくり返すこと。だめになりかけたものを、立て直すことです。使い方 逆転したときに使います。「最終回の一打で起死回生となった。」「起死回生を狙って、思い切った作戦に出た。」にた言葉 枯れ木に花・禍を転じて福と為す 空中分解(くうちゅうぶんかい)とちゅうで、ばらばらになって失敗することです。使いどき 計画が、途中でばらばらになること。進んでいたことが、途中でだめになることです。使い方 計画や組織が続かなくなったときに使います。「準備が進まず、企画は空中分解した。」「空中分解しないよう、役割を紙に書いて配った。」気をつけること 「まだ形になる前に終わる」という点が中心です。完成したものが失敗した場合には使いません。にた言葉 瓦解 終始一貫(しゅうしいっかん)始めから終わりまで、やり方や考えが変わらないことです。使いどき 最初から最後まで、変わらないこと。始めから終わりまで、同じであることです。使い方 筋を通したときに使います。「終始一貫、同じ手順でやりきった。」「終始一貫と、意見を変えないことは別だ。」気をつけること まちがいに気づいて改めることは、筋が通っていないこととは別です。にた言葉 首尾一貫 首尾一貫(しゅびいっかん)はじめから終わりまで、考え方や態度が変わらないことです。使いどき 最初から最後まで、同じ考えで通したこと。始めから終わりまで、筋が通っていることです。使い方 一貫した主張について使います。「首尾一貫した説明だった。」「首尾一貫していれば、意見がちがっても信頼できる。」にた言葉 言行一致・初志貫徹 初志貫徹(しょしかんてつ)最初に決めた志を、最後までやりとおすことです。使いどき 始めたときの目標を、最後まで変えずにやり通すこと。初めの志を、最後までつらぬくことです。使い方 途中でくじけそうな人をはげますときに使います。「三年間続けた。初志貫徹だ。」「初志貫徹で、最初に決めた学校を受けることにした。」気をつけること 「貫徹」は、つらぬきとおすという意味です。にた言葉 一意専心・継続は力なり 先手必勝(せんてひっしょう)先に仕掛けたほうが勝つ、という意味です。使いどき 先に準備を始めたほうが勝つということ。先手をとれば必ず勝てる、という意味です。使い方 早く動くことをすすめるときに使います。「先手必勝で、最初の一問から取りにいった。」「先手必勝というが、あせって手順をまちがえないようにしたい。」にた言葉 先んずれば人を制す・早い者勝ち 徹頭徹尾(てっとうてつび)はじめから終わりまで、ずっと同じ調子でつらぬくことです。使いどき 最初から最後まで、同じやり方を通すこと。始めから終わりまで、貫くことです。使い方 一貫した態度について使います。「徹頭徹尾、反対の立場だった。」「徹頭徹尾ていねいに書き上げた。」にた言葉 首尾一貫 徒手空拳(としゅくうけん)手に何も持たず、たよるものが何もないことです。使いどき 道具も元手もなく、始めること。何も持たずに、素手で立ち向かうことです。使い方 道具も後ろだてもない状態から始めるときに使います。「徒手空拳から店を始めた。」「徒手空拳で挑むしかなかった。」気をつけること 「素手でたたかう」という意味ではなく、「たよるものがない」が中心です。にた言葉 裸一貫 独立独歩(どくりつどっぽ)人にたよらず、自分の力で進むことです。使いどき 人にたよらず、自分の力でやり通すこと。人に頼らず、自分の考えで進むことです。使い方 自分で決めて進むときに使います。「独立独歩でやってみることにした。」「独立独歩といっても、聞くべきことは聞く。」 満身創痍(まんしんそうい)体じゅうが傷だらけであることです。そこから、ひどく痛めつけられた状態も表します。使いどき けがだらけになりながら、最後まで走り切ったこと。体じゅうが傷だらけであることです。使い方 けがや、たいへんな状況を言い表すときに使います。「満身創痍で最後まで走りきった。」「予算も人手も足りず、満身創痍の運営だった。」気をつけること 読み方は「まんしんそうい」です。「そうしょう」ではありません。にた言葉 ぼろぼろ 竜頭蛇尾(りゅうとうだび)始めは勢いがよいのに、終わりがふるわないことです。使いどき 始めは勢いがあったのに、終わりがしぼむこと。初めは立派で、終わりがふるわないことです。使い方 計画や催しが、しりすぼみになったときに使います。「前半だけがんばって、竜頭蛇尾に終わってしまった。」「竜頭蛇尾にならないよう、最後の一週間の予定を先に決めた。」気をつけること 読み方は「りゅうとうだび」です。「りょうとう」ではありません。にた言葉 尻すぼみ

ことわざ(20語)

石にかじりついても(いしにかじりついても)どんなに苦しくても、我慢してやりとげる、という気持ちのことです。使いどき どんなに苦しくても、最後までやり通すこと。どんな苦労をしてでも、という強い決意を表します。使い方 強い決意を表すときに使います。「石にかじりついてもやりとげる。」「石にかじりついてでも最後まで走ろうと決めた。」 一歩を踏み出す(いっぽをふみだす)ためらわずに、行動を始めることです。使いどき 迷っていたことを、ついに始めること。最初の一歩を進めることです。使い方 始めるときに使います。「まず一歩を踏み出してみよう。」「一歩を踏み出したら、あとは進むだけだった。」にた言葉 千里の道も一歩から・思い立ったが吉日 糸口をつかむ(いとぐちをつかむ)解決のきっかけを見つけることです。使いどき 分からなかった問題の、最初の手がかりを見つけたこと。解決のきっかけをつかむことです。使い方 手がかりが見つかったときに使います。「一つの数字から糸口をつかんだ。」「糸口をつかむまでが長かった。」にた言葉 暗中模索 井戸を掘るなら水の出るまで(いどをほるならみずのでるまで)始めたことは、結果が出るまで続けなさい、という意味です。使いどき 調べ学習を、答えが出るまで続けること。始めたことは、成果が出るまでやり通せという意味です。使い方 途中でやめようとしている人に使います。「あと少しだ。井戸を掘るなら水の出るまで。」「井戸を掘るなら水の出るまでというから、今月は続けてみる。」にた言葉 継続は力なり・九仞の功を一簣に虧く 思い立ったが吉日(おもいたったがきちじつ)やろうと思ったその日が、始めるのにいちばんよい日だ、という意味です。使いどき やろうと思った日に、机の片づけを始めること。思い立った日が、いちばんよい日だという意味です。使い方 始める日を先のばししている人に使います。「思い立ったが吉日。今日から始めよう。」「思い立ったが吉日で、その場で申しこんだ。」気をつけること 「きちじつ」と読みます。にた言葉 善は急げ・先んずれば人を制す 終わりよければ全てよし(おわりよければすべてよし)途中がどうであっても、最後がうまくいけばそれでよい、という意味です。使いどき 途中でつまずいた発表が、最後の一言でまとまったとき。終わりがうまくいけば、途中のことは問題にならないという意味です。使い方 なんとか終わったときに使います。「途中は大変だったが、終わりよければ全てよしだ。」「終わりよければ全てよし。最後の一問で立て直した。」気をつけること 途中は何をしてもよい、という意味ではありません。 枯れ木に花(かれきにはな)一度おとろえたものが、ふたたび勢いを取りもどすことです。使いどき もう終わったと思っていたチームが、また勝ち始めたこと。おとろえたものが、再び勢いを取りもどすことです。使い方 再起や復活について使います。「閉じかけた店に人が戻ってきた。枯れ木に花だ。」「枯れ木に花が咲くこともある。あきらめないでおこう。」にた言葉 起死回生 画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)最後の大事な仕上げが抜けていて、全体が生きてこないことです。使いどき よくできた作品なのに、最後の仕上げをしていないこと。大事な仕上げが抜けていることです。使い方 あと一歩のところが足りないときに使います。「よくできているが、まとめがない。画竜点睛を欠くだ。」「画竜点睛を欠かないよう、最後に見出しをつけた。」気をつけること 「睛」は目へんです。「晴」ではありません。にた言葉 仏作って魂入れず 軌道に乗る(きどうにのる)物事が順調に進み始めることです。使いどき 新しい係の仕事が、順調に回りはじめたこと。物事が順調に進みはじめることです。使い方 始めたことが安定してきたときに使います。「三か月で軌道に乗ってきた。」「軌道に乗るまでが大変だった。」 漁夫の利(ぎょふのり)二人が争っているすきに、第三者が利益を横取りすることです。使いどき 二人がけんかしている間に、三人目が最後の一個を食べてしまうこと。争っているすきに、別の人が得をすることです。使い方 争いの結果、関係のない人が得をしたときに使います。「二人が言い争っている間に、三人目が席を取った。漁夫の利だ。」「二人が譲り合っている間に三人目が決めた。漁夫の利だ。」にた言葉 鳶に油揚げをさらわれる 光陰矢の如し(こういんやのごとし)月日がたつのは、矢が飛ぶように速い、という意味です。使いどき 夏休みが始まったと思ったら、もう終わりが近いとき。月日の過ぎるのが、矢のように速いという意味です。使い方 時間があっという間に過ぎたと感じたときに使います。「入学したばかりと思っていたのに、もう六年生だ。光陰矢の如しとはこのことだ。」「光陰矢の如し。夏休みはあと三日しかない。」にた言葉 歳月人を待たず・一寸の光陰軽んずべからず 初心忘るべからず(しょしんわするべからず)始めたころの気持ちを忘れてはいけない、という意味です。使いどき うまくなってからも、始めたころの気持ちを思い出すこと。習い始めのころの気持ちを忘れてはいけない、という意味です。使い方 慣れてきて気がゆるんだときに使います。「上手になっても初心忘るべからずだ。」「初心忘るべからず。最初のノートを読み返した。」気をつけること 「初めたときの気持ち」だけでなく、「未熟だったころの自分」を忘れるな、という意味もふくみます。 心血を注ぐ(しんけつをそそぐ)力のかぎりを尽くして、打ちこむことです。使いどき 何か月もかけて作品を仕上げたこと。ありったけの力を注ぐことです。使い方 全力で取りくんだことについて使います。「一年間心血を注いだ作品だ。」「心血を注いだ分だけ、悔いはない。」にた言葉 一心不乱・一意専心 先手を打つ(せんてをうつ)相手より先に動いて、有利な立場に立つことです。使いどき 相手より先に準備を始めること。先に動いて、有利にすることです。使い方 早めに手を打つときに使います。「質問される前に先手を打って説明した。」「先手を打って準備しておいたので慌てなかった。」にた言葉 先んずれば人を制す・先手必勝 千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)どんなに大きなことも、始まりは小さな一歩だ、という意味です。使いどき 漢字1,026字も、今日の10字から始まること。大きな目標も、最初の一歩から始まるという意味です。使い方 大きな目標の前で立ちすくんでいる人に使います。「千里の道も一歩から。まず一ページだけ読もう。」「分厚い問題集も、千里の道も一歩からだ。」気をつけること 「千里」はとても長い距離のことです。にた言葉 塵も積もれば山となる・継続は力なり 鉄は熱いうちに打て(てつはあついうちにうて)人は若くて素直なうちに教えたほうがよい、また、物事は勢いのあるうちに進めよ、という意味です。使いどき やる気になったその日に始めること。人も物も、やわらかいうちに形を作るのがよいという意味です。使い方 習い事を始める時期や、話がまとまりかけている場面で使います。「鉄は熱いうちに打てで、興味をもった今のうちに始めよう。」「やりたいと言った今がその時だ。鉄は熱いうちに打て。」にた言葉 善は急げ・先んずれば人を制す 出鼻をくじく(でばなをくじく)始めようとした勢いを、最初にそいでしまうことです。使いどき やる気になったところを、水を差されること。始めようとした出ばなをくじくことです。使い方 やる気を折られたときに使います。「開始直後の失点で出鼻をくじかれた。」「出鼻をくじかれたが、立て直せた。」にた言葉 水を差す 毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)どうせやってしまったのなら、最後までやりとおそう、という意味です。使いどき 夜ふかししたついでに、最後まで読んでしまうこと。やり始めたら、最後までやってしまおうという意味です。使い方 引き返せないところまで来たときに使います。「ここまで来たら毒を食らわば皿までだ。」「毒を食らわば皿までと言って、最後まで手伝った。」気をつけること 悪いことを続ける言いわけには使えません。使う場面に気をつけてください。 残り物には福がある(のこりものにはふくがある)最後に残ったものには、案外よいものがある、という意味です。使いどき 最後に選んだ席が、いちばん見やすかったとき。あとに残ったものに、思わぬよさがあるという意味です。使い方 順番があとになった人をなぐさめるときに使います。「最後の一つがいちばん大きかった。残り物には福があるだ。」「残り物には福があるというから、あとから選んでも気にしない。」 仏作って魂入れず(ほとけつくってたましいいれず)いちばん大事な部分が抜けていて、意味がなくなっていることです。使いどき 自由研究の模型を作ったのに、考察を書いていないこと。いちばん大事な仕上げが抜けていることです。使い方 形はできているが中身がないときに使います。「表紙は立派だが中身が薄い。仏作って魂入れずだ。」「道具はそろえたが練習しない。仏作って魂入れずだ。」気をつけること 「画竜点睛を欠く」とほぼ同じ意味です。二つセットで覚えます。にた言葉 画竜点睛を欠く

慣用句(12語)

口火を切る(くちびをきる)いちばん先に始めることです。使いどき いちばん最初に、始めること。先頭を切ることです。使い方 最初の一手について使います。「質問の口火を切ってくれた人がいた。」「口火を切る役は、勇気がいるが場が動く。」気をつけること 「火蓋を切る」は始まること全体、「口火を切る」はだれかが最初に始めること、という差があります。にた言葉 先陣を切る・口を切る 口を切る(くちをきる)いちばん先に話し始めることです。使いどき いちばん最初に話し出すこと。話を切り出すことです。使い方 最初の発言について使います。「だれも言わないので、私が口を切った。」「口を切る役は、少し勇気がいる。」気をつけること 「口を割る」はかくしていたことを白状することです。別の言葉です。にた言葉 先陣を切る 口をはさむ(くちをはさむ)人の話のとちゅうで、わりこんで話すことです。使いどき 人が話しているところに、割りこむこと。話の途中で口を出すことです。使い方 話をさえぎるときに使います。「最後まで聞いてから、口をはさむようにしている。」「口をはさまれて、話が止まってしまった。」気をつけること よい助言でも、とちゅうで入れば口をはさんだことになります。順番が中心です。にた言葉 横やりを入れる 腰を上げる(こしをあげる)なかなか始めなかったことに、ようやく取りかかることです。使いどき ようやく、行動を始めること。動き出すことです。使い方 動き出すときに使います。「夏休みの終わりに、やっと腰を上げた。」「腰を上げるまでが長かった。」気をつけること 「腰が重い」はなかなか動かないことです。あわせて覚えると便利です。にた言葉 重い腰を上げる さわり(さわり)話や曲の、いちばん聞かせたい部分のことです。使いどき 話や曲の、いちばん聞かせどころのこと。最初の部分ではありません。使い方 話の山場や、曲の聞かせどころを指すときに使います。「物語のさわりだけ話してくれた。」「曲のさわりを口ずさんだ。」気をつけること 「話の最初のところ」という意味で使う人が多い語ですが、もとの意味は「いちばんの聞かせどころ」です。にた言葉 山場・聞かせどころ 潮時(しおどき)ちょうどよい時期のことです。使いどき ちょうどよい時機のこと。「終わりどき」だけの意味ではありません。使い方 始めるときにも、やめるときにも使います。「そろそろ潮時だと思って、手をあげた。」「潮時を見て、話を切り出した。」気をつけること 「終わりにするべき時」という悪い意味だけで使われることがありますが、本来は良い意味もふくむ「ちょうどよい時期」です。 尻切れとんぼ(しりきれとんぼ)とちゅうで終わって、まとまらないことです。使いどき 途中で終わって、しめくくりがないこと。中途半端に終わることです。使い方 中途はんぱなときに使います。「時間切れで、発表が尻切れとんぼになった。」「尻切れとんぼにしないよう、まとめの一文を先に書いた。」気をつけること 本物のとんぼの話ではありません。終わり方のたとえです。にた言葉 竜頭蛇尾 白紙に戻す(はくしにもどす)決めたことを取り消して、はじめの状態にすることです。使いどき 決まっていたことを、なかったことにすること。最初の状態に戻すことです。使い方 やり直すときに使います。「計画を白紙に戻して、もう一度考えた。」「白紙に戻す前に、どこがだめだったかを書き出した。」気をつけること 「白紙撤回」とほぼ同じ意味です。にた言葉 白紙撤回 火蓋を切る(ひぶたをきる)物事を始めることです。使いどき 物事を、始めること。開始することです。使い方 戦いや催しの開始に使います。「いよいよ大会の火蓋が切られた。」「火蓋を切る前に、道具をそろえた。」気をつけること 「火蓋を切って落とす」と言う人がいますが、もとの言い方は「火蓋を切る」です。落とすのは「幕」です。にた言葉 幕を開ける 骨が折れる(ほねがおれる)とても手間がかかって、大変なことです。使いどき 長い作文を最後まで書き上げたときの、大変さのことです。本当に骨が折れたわけではなく、とても苦労するという意味です。使い方 大変な作業について使います。「名簿の整理は骨が折れる仕事だった。」「骨が折れたが、やってよかった。」気をつけること 実際にけがをすることではありません。にた言葉 難儀する 幕を閉じる(まくをとじる)物事が終わることです。使いどき 物事が、終わること。終わりになることです。使い方 催しの終わりに使います。「三日間の文化祭が幕を閉じた。」「幕を閉じるまでが行事だ、と先生が言った。」気をつけること 「幕を下ろす」とも言います。始まりは「幕を開ける」です。にた言葉 終わる 有終の美(ゆうしゅうのび)最後までやりとげて、りっぱに終えることです。使いどき 最後まできちんとやりとげること。終わりを立派にしめくくることです。使い方 終わり方をほめるときに使います。「最終戦に勝ち、有終の美をかざった。」「有終の美をめざして、片づけまでやりきった。」気をつけること 「有終」は「優秀」ではありません。書きまちがえがとても多い語です。にた言葉 最後まで走りきる

このページの語で、自主学習ノートを1ページ書く

何を書けばよいか決まらないときは、上から3語えらんで、この順に写すだけで1ページになります。④だけが自分で書くところです。

 月 日( )ことばしらべ はじまりと終わり
めあて はじまりと終わりのときに使うことばを3つ調べて、自分の生活で使ってみる。

① えらんだ3語 (上の一覧から3つ書きうつす)
② それぞれの意味 (1語につき1行)
③ 使いどき (どんなときに使うことばか。一覧に書いてあります)
④ 自分でつくった文 (3語のうち1つで、自分のことを1文。ここだけ自分で考えます)
⑤ にている言い方 (同じ場面で使える語が、ほかにいくつあったか)

1語ページを開くと、例文2つと図解、2択クイズもあります。3語ぶん開けば、②と③はそのまま写せます。

学年べつの自学ネタ一覧(ことば以外も)→ 自主学習ノートの書き方(4部構成)→ 読書感想文の書き方(同じ言い方ばかりになるとき)→

ほかの場面から引く

場面は全部で40あります。ここにはそのうち12を出しています。全部の場面を見ると、書こうとしている中身に近いものをえらべます。

見た目と中身26語運・めぐりあわせ23語集中する19語くり返し・習慣32語役に立つ・立たない29語いきものが出てくる78語自然のものが出てくる132語食べものが出てくる61語学ぶ・本35語がんばる・努力36語しっぱい・まちがい47語じょうず・名人64語

ここから先に進む

📚 ことば大辞典の一覧(ことわざ・四字熟語・慣用句)→ 🔁 子どもの言葉から引く言いかえ辞典(やばい・ふつう)→ ⏱️ その慣用句、その場面で合っていますか → ✍️ 漢字1026字の書き順・読み方 → 🖨️ 小学生の無料プリント →