感想文をコンクールに出したいとき、個人では応募できません。青少年読書感想文全国コンクールは学校単位の応募で、担任の先生に言うのが唯一の道です。冬休みの宿題に出る学校もあります。読書感想文の書き方とコンクールのしくみ →
読書週間は、10月27日から11月9日までの2週間です。文化の日をはさむ形で、1947年から続いています。学校では読書カードが配られて、毎日読んだページ数を書くことになります。
そして毎年、この2週間に同じことが起きます。カードが白いまま何日も過ぎて、こちらが焦って「本読んだ?」と聞き、子どもがますます本を開かなくなる。
10月27日(火)から11月9日(月)まで。今年の標語は「静かだけど、冒険中。」です。初日の10月27日は、法律で決められた文字・活字文化の日でもあります。
ほんだなコンパスで学年ごとにならべた本のうち、いちばん文字の少ない1冊を出しました。読み切れた1冊があると、次の1冊が軽くなります。
📝 読書週間の読書カード(14日ぶん・印刷) ページ数ではなく「なにを読んだか」と「ひとこと」を書く形です。とちゅうでやめた日も書けます。
本を読まない子にとって、いちばん重いのは「最後まで読まなければいけない」という前提です。
途中でやめていい、と先に言ってあげてください。10ページ読んでつまらなかったら閉じる。それでいい。大人だってそうしています。「読み切らなくていい」と分かった子は、本を開くようになります。
読書カードのページ数を目的にしないでください。数字を埋めるために読むと、読むことが作業になります。カードは学校に出すためのもので、子どもの読書量を測るためのものではありません。
物語だけが読書ではありません。本棚の物語のところで止まっているから、読むものがないだけのことがあります。
図鑑、なぞなぞ、スポーツのルールブック、料理の本、地図帳、乗り物の本、学習まんが。字が並んでいて、自分で意味を取っているなら、それは読書です。
図書館で選ばせるとき、親が「それは絵ばっかりじゃない」と言った瞬間に終わります。選んだものを、そのまま借りさせてください。3回に1回でも当たれば、そこから続きます。
「本を読みなさい」で止まる家の多くは、読む本が決まっていません。図書館に行っても、棚の前で10分立ったまま帰ってくる。それは選び方を知らないだけです。
ここがいちばん効きます。「読書」ではなく「いま笑いたい」「こわい話が読みたい」から入ると、本人が選びます。
みじかい話笑えるこわいかがくスポーツ伝記絵本長い話感想文が書きやすい
「みじかい話」から始めてください。読み切れた経験が1回あると、次の1冊が軽くなります。厚い本を最後まで読ませることが目的ではありません。
「今日は本を読みなさい」ではなく、時間だけを決めてください。寝る前の10分。その10分に本を開くかどうかは本人が決めます。開かない日があってかまいません。時間が決まっていないと、いつまでも「あとで」になります。
同じ部屋で、親がスマホを見ていると、子どもは本を開きません。10分だけ、こちらも何か読んでください。雑誌でも新聞でもいい。「読む時間」だという空気があるかどうかで、まったく変わります。
読み聞かせは低学年のものだと思われていますが、高学年でも効きます。自分で読むと文字を追うことに力を使いますが、聞くだけなら中身に集中できます。読むのが苦手な子ほど、聞くと物語を楽しめます。照れる年ごろなら、車の中や寝る前の暗い部屋で。
学校から出ていないなら、書かせないでください。
感想文を書くことになると、子どもは読みながら「あとで何を書こう」と考えます。その時点で、読むことが作業になります。
読書週間は、読むこと自体を続けるための2週間です。感想は、聞かれたときに口で言えれば十分です。それも「どうだった?」ではなく「いちばん好きだったのはどこ?」と聞くと、答えが返ってきます。
この2週間、いちばんつらいのは白いままの読書カードです。ほかの子は埋まっているのに、と思う。
本を読む子と読まない子の差は、家の熱心さの差ではありません。字を追うのが得意な子と、そうでない子がいます。動くもののほうが入りやすい子がいます。それは向き不向きで、しつけの結果ではありません。
それに、読書週間は2週間で終わります。この2週間で本好きにしようとしなくていい。ここで無理に読ませて本が嫌いになるほうが、ずっと損です。
今年は「本を1冊、家の中で開いた」だけで十分です。それが去年より1回多ければ、進んでいます。
読書週間は毎年10月27日から11月9日までの2週間で、1947年に始まりました。文化の日をはさむ形で決まっています。主催は読書推進運動協議会です。学校での取り組みかた(読書カード、朝読書、図書館の開放日)は学校によってちがうので、学校からのお便りでご確認ください。このページは2026年9月9日に作りました。