📺 今週の大河ドラマといっしょに
NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、7月19日(日)の第28回「急げ!秀吉」。先週7月12日(日)の第27回「本能寺の変」で、織田信長が家臣の明智光秀にそむかれ、命を落としました。そのしらせを聞いた羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が、天下を取るために、ものすごいスピードで動き出します。この大河ドラマの主人公は、秀吉の弟「豊臣秀長」です。
🏇 「中国大返し」とは?(何が・どれくらいすごい?)
本能寺の変が起きたとき、秀吉は遠い備中(今の岡山県あたり)で、別の敵(毛利氏)と戦っている最中でした。信長が討たれたと知った秀吉は、まず毛利氏と大急ぎで和睦(仲直り)し、すぐに軍を返して京都へ引き返します。その距離は、なんとやく200キロメートル。それをやく10日という、当時としては信じられない速さで走りぬいたのです。これが、歴史に名高い「中国大返し」です。
⚔️ 山崎の合戦と「天王山」
京の近くまで一気にもどった秀吉は、山崎(今の京都府大山崎町あたり、京都と大阪の間)で、明智光秀の軍とぶつかりました。これが「山崎の合戦」です。この戦いで秀吉は光秀を破り、天下取りへの大きな一歩をふみ出しました。このとき、勝負の分かれ目となった山が「天王山」。ここから、大事な勝負の分かれ目を「天王山」とよぶ言葉が生まれました。スポーツの試合などで「ここが天王山」と言うのは、このできごとが由来なのです。
🗺️ 山崎の合戦の地:京都と大阪の間、京都府大山崎町あたり(天王山)
💡 3つのなるほどQ&A
- Q. 「中国大返し」の「中国」って、どこ?
- A. 外国の中国ではなく、日本の「中国地方」(岡山・広島など)のこと。秀吉はその備中(今の岡山県あたり)から京へ引き返したので「中国大返し」というよ。
- Q. どうしてそんなに急いだの?
- A. 信長をたおした明智光秀より先に京へ着いて、いち早く光秀を討つため。だれよりも早く動いたことが、秀吉が天下を取るきっかけになったんだ。
- Q. 「天王山」って、どうして大事な場面のことをいうの?
- A. 山崎の合戦で、天王山という山をおさえた秀吉が勝ったことから、「勝負の分かれ目」を天王山とよぶようになったんだよ。