🔎 よみとりドリル(小6)

ポスター・時こく表・グラフ・地図…『資料』を読み取る力をきたえよう

このドリルに出てくる お店・まち・時こく表などは、すべて問題のためにつくった架空のものです。

よみとる資料を えらぼう

オプション

✍️ 記述チャレンジもやる(模範例と自分でくらべる)
⏱️ タイムを はかる

🎉 おつかれさま!

えらんで答える問題 

このドリルでできること

小学6年生向け。割合をふくむグラフや広告など、実生活の資料を批判的に読む練習。「非連続テキスト」とは、文章(連続テキスト)ではなく、表・グラフ・図・ポスターのように情報が並んだ資料のこと。全国学力・学習状況調査でも重視されている読解の型です。 対象の目安は小6。無料・登録不要・印刷不要で、ブラウザ上で出題→回答→自動採点まで完結します。まちがえた問題はその場で解き直せます。

小学6年生の資料読み取りでつまずくところ

6年生では2つの資料を照らし合わせる問題が中心になります。片方だけを見て答えると必ず外れます。どちらの資料に何が書いてあるかを、先に整理してください。

この学年で特に重要なのがグラフの見せ方です。たて軸が0から始まっていないグラフは、差が実際より大きく見えます。目もりの始まりを確かめる習慣は、中学以降でもずっと使います。

意見文とアンケートを組み合わせた問題では、事実と意見を分けて読むことが求められます。資料に書いてあることと、書き手の考えを混ぜないよう注意してください。

例題と考え方

このドリルで実際に出題している資料を、5種類すべて掲載しています。資料を見ながら、答えとその根拠を確かめてください。

資料1 📉 2つの資料の読みくらべ(人口と小学生の数)

資料1:みなみ市の人口の変化

2006年2016年2026年
人口8万2000人8万人7万6000人

資料2:みなみ市の小学生の数の変化

2006年2016年2026年
小学生の数5400人4600人3800人

※ みなみ市は、この問題のためにつくった架空の市で、数値も架空のものです。

問1:2つの資料からいえることはどれですか?
選択肢:人口はふえ、小学生はへっている / 人口も小学生の数も、どちらもへっている / 人口はへり、小学生はふえている / どちらもふえている
答え:人口も小学生の数も、どちらもへっている
どこを見る:資料1も資料2も、年がすすむほど数が小さくなっている。2つの資料を「同じ向きの変化か」で見くらべよう。
問2:2006年から2026年までの20年間で、小学生は何人へりましたか?
選択肢:160人 / 1600人 / 16000人 / 3800人
答え:1600人
どこを見る:5400−3800=1600人。けたのまちがいに注意!
問3:人口のへり方と小学生のへり方をくらべると、どういえますか?
選択肢:同じ割合でへっている / 人口のほうが割合として大きくへっている / 小学生のほうが割合として大きくへっている / この資料からはどちらも読み取れない
答え:小学生のほうが割合として大きくへっている
どこを見る:人口は8万2000→7万6000人で約7%の減少。小学生は5400→3800人で約30%の減少。実際の数だけでなく「割合」でくらべると、小学生のへり方のほうがずっと大きい。
書く問題:この2つの資料から考えられる「みなみ市の課題」を1つ、資料の数字を根きょにして書こう。
解答例:小学生の数が20年間で5400人から3800人へと約3割へっていて、人口全体のへり方(約7%)より大きい。子育て世代が住みやすいまちづくりが課題だと考えられる。
採点のポイント:「数字(事実)→考えられる課題(意見)」の順で書けていれば◎。事実と意見を分けるのが高学年のコツ。

資料2 📝 意見文とアンケート資料

資料1:ある児童の意見文(一部)

わたしは、朝読書をこれからも続けるべきだと考える。理由は、毎日決まった時間に本を開くことで、読書の習慣が身につくからだ。

資料2:アンケート「朝読書は好きですか」(6年生90人)

答え好きどちらでもないきらい
人数54人24人12人
問1:意見文の筆者の主張はどれですか?
選択肢:朝読書をやめるべきだ / 朝読書を続けるべきだ / 朝読書の時間をふやすべきだ / 読書はきらいだ
答え:朝読書を続けるべきだ
どこを見る:最初の一文「朝読書をこれからも続けるべきだと考える」が主張。意見文では、主張は文章のはじめか終わりにあることが多い。
問2:アンケートで「好き」と答えた人は、全体のどれくらいですか?
選択肢:4割 / 5割 / 6割 / 9割
答え:6割
どこを見る:54÷90=0.6だから6割。「〜割」に直す練習をしておこう。
問3:意見文の説得力を高める資料の使い方として、最も適切なものはどれですか?
選択肢:「きらい」と答えた12人の意見だけをくわしく紹介する / 「6年生の6割が朝読書を好きと答えている」ことを理由に付け加える / アンケートの人数をかくして紹介する / アンケートとは関係のない話題を付け加える
答え:「6年生の6割が朝読書を好きと答えている」ことを理由に付け加える
どこを見る:主張(続けるべき)を支える数字を、出どころ(90人アンケート)とともに示すのが正しい資料の使い方。都合の悪い数字をかくすのは×。
書く問題:アンケートの数字を使って、この意見文に付け加える一文を書こう。
解答例:実際に、6年生90人へのアンケートでは6割にあたる54人が「朝読書が好き」と答えており、多くの児童に受け入れられている。
採点のポイント:数字(54人・6割・90人)を正確に引用できていれば◎。

資料3 🧳 旅行プランのくらべ表

家族旅行 3つのプラン

プランAプランBプランC
内容日帰りバスツアー電車で自由行動1泊2日 温泉宿
料金(1人)8,500円6,200円24,000円
時間7:30発〜19:00着自由1泊2日
食事昼食つきなし夕食・朝食つき
問1:料金がいちばん安いのはどのプランですか?
選択肢:プランA / プランB / プランC / すべて同じ
答え:プランB
どこを見る:「料金」の行を横にくらべると、6,200円のプランBがいちばん安い。
問2:食事が2回以上ついているのはどのプランですか?
選択肢:プランA / プランB / プランC / どれもついていない
答え:プランC
どこを見る:プランCは夕食と朝食の2回。Aは昼食1回、Bはなし。
問3:「朝はゆっくりしたい。昼食は自分で選びたい」という希望に、いちばん合うのはどれですか?
選択肢:プランA / プランB / プランC / どれも合わない
答え:プランB
どこを見る:プランAは7:30発で朝が早く、昼食も決まっている。プランBは時間が自由で食事もついていないので、自分で選べる。条件を1つずつ表に当てはめよう。
書く問題:祖父母(70代・歩くのはゆっくり)といっしょに行くなら、どのプランを選びますか? 表の情報を根きょに書こう。
解答例:プランCを選ぶ。1泊2日なので移動を急がずにすみ、宿で夕食・朝食がとれるため、歩き回る負担が少ないと考えられるからだ。
採点のポイント:「相手の条件」と「表の情報」を結び付けて説明できていれば、どのプランを選んでも◎。

資料4 🏢 公民館の利用のきまり

みなみ公民館 利用のきまり

  • 予約:利用日の1か月前から3日前までに受け付けます
  • 料金:会議室 1時間300円/ホール 1時間800円
  • 利用時間:9時〜21時
  • 飲食:談話コーナーのみ可
  • 使用後は、いすや机をもとの位置にもどしてください
問1:予約ができる期間はいつですか?
選択肢:いつでも予約できる / 利用日の1か月前から3日前まで / 利用日の前日まで / 利用する日の当日だけ
答え:利用日の1か月前から3日前まで
どこを見る:「1か月前から3日前まで」。始まりと終わりの両方が決まっていることに注意。
問2:会議室を2時間使うと、料金はいくらですか?
選択肢:300円 / 600円 / 800円 / 1,600円
答え:600円
どこを見る:会議室は1時間300円だから、2時間で300×2=600円。ホールの800円と取りちがえない!
問3:きまりに合っている行動はどれですか?
選択肢:会議室でお弁当を食べる / ホールを22時まで使う / 談話コーナーでお茶を飲む / いすをそのままにして帰る
答え:談話コーナーでお茶を飲む
どこを見る:飲食は談話コーナーのみ可なので、お茶はOK。会議室での飲食、21時をこえる利用、いすの放置はすべてきまりに反する。
書く問題:「あさって、ホールを使いたいのですが」という相談への答えを、きまりを根きょにして書こう。
解答例:予約は利用日の3日前までなので、あさって(2日後)の利用は予約できません、と答える。
採点のポイント:「3日前まで」という条件を、あさって=2日後に正しく当てはめられていれば◎。

資料5 🔍 グラフの見た目にだまされない

みなみ店の売上(4月と5月)を表した2つのグラフ

4月5月
売上120万円130万円

グラフA:たての目もりが「0円〜150万円」 → 2本の棒の高さは、ほとんど同じに見える。
グラフB:たての目もりが「115万円〜135万円」(とちゅうを省略)→ 5月の棒が4月の3倍ほどの高さに見える。

※ 同じデータでも、目もりの取り方でグラフの印象は大きく変わります。

問1:4月から5月で、売上は実際に何万円ふえましたか?
選択肢:5万円 / 10万円 / 30万円 / 3倍にふえた
答え:10万円
どこを見る:130−120=10万円。グラフの見た目ではなく、もとの数字で確かめよう。
問2:グラフBで、差がとても大きく見えるのはなぜですか?
選択肢:5月の売上が3倍になったから / たての目もりが0からではなく115万円から始まっているから / 棒の色がちがうから / 4月のデータがまちがっているから
答え:たての目もりが0からではなく115万円から始まっているから
どこを見る:目もりのとちゅうを省略すると、小さな差が大きく強調されて見える。数字そのものは10万円(約8%)の増加にすぎない。
問3:グラフなどの資料を正しく読むために、いちばん大切なことはどれですか?
選択肢:棒の高さの見た目だけで判断する / 色のきれいなグラフを選ぶ / 目もりの始まりや単位を確かめる / グラフの題名は読まなくてよい
答え:目もりの始まりや単位を確かめる
どこを見る:目もり・単位・出どころの確認は、資料読み取りの基本。見た目の印象と実際の数字は分けて考えよう。
書く問題:「グラフBだけを見た人」がしそうなかんちがいと、そうなる理由を書こう。
解答例:売上が急に大きくのびたとかんちがいしそうだ。目もりが115万円から始まっているため棒の高さの差が強調されているが、実際の増加は10万円(約8%)だからだ。
採点のポイント:「見た目の印象」と「実際の数字」のちがいを、「目もり」を理由にして説明できていれば◎。

資料読み取りは、2つの資料を照らし合わせ、グラフの見せ方にも注意する力そのものです。テストで初めて見る資料に出会う前に、どこを見れば答えがあるかを探す目をここで育てます。

まちがえやすい答えと見直し方

資料の問題は、読めていないのではなく、見る場所を決めていないことで崩れます。よく出る3つです。

よくある答え:片方の資料だけを見て答えた
なぜそうなるか:2つの資料を照らし合わせる問題であることに気づいていません。
見直し方:どちらの資料に何が書いてあるかを先に整理し、両方から根拠を1つずつ挙げてください。
よくある答え:たて軸が0から始まっていないグラフを、差が大きいと読んだ
なぜそうなるか:見た目の棒の長さの比だけで判断しています。
見直し方:目もりの始まりを必ず確かめます。0から始まっていなければ、実際の差は見た目より小さくなります。
よくある答え:書き手の意見を、資料に書いてある事実として答えた
なぜそうなるか:意見文と資料を区別せずに読んでいます。
見直し方:資料に数字で示されていることが事実、書き手が考えたことが意見です。分けて読んでください。

おうちの方へ

資料の問題で手が止まったら、「どこを見て答えたの?」と聞いてみてください。答えが合っていても、根拠を示せないなら当てずっぽうの可能性があります。逆にまちがえていても、見る場所が合っていれば手当てはすぐ終わります。

読むのが遅いことは問題ではありません。この練習で身につけるのは速く読む力ではなく、必要なところだけを見つける力です。全部読まなくてよい、と伝えてあげてください。

関連する親向けガイド

よくある質問

Q. 何年生の内容ですか?
A. 小学6年生向けです。2つの資料の読みくらべや、グラフの見せ方に注意する問題をあつかいます。
Q. グラフにだまされないコツはありますか?
A. たて軸が0から始まっているかを必ず確かめてください。0から始まっていないグラフは、差が実際より大きく見えます。
Q. 事実と意見はどう見分けますか?
A. 資料に数字や記録で示されていることが事実、書き手が考えたことが意見です。「〜だと思う」「〜すべきだ」は意見にあたります。

あわせて使いたい

作成:スクールコンパス編集部(毎日の学習・中学受験・習い事えらびの無料情報サイト)

🔎 ドリル・学習コンテンツをほかにも見る(56本)

🧭 スクールコンパスの主な入口