小学4年生の「勉強しない・ついていけない」
いま確かめること3つと、今月やること1つ
計算はできる。九九も間違えない。
なのに、わり算の筆算になると手が止まる。
「だいたいいくつになりそう?」と聞くと、答えられない。
がい数のところは、問題文を読み違えている。
去年までと同じやり方では、通らなくなってきた。
思い当たるところがあれば、この先は読む価値があります。まったくちがうようでしたら、下の「ほかの学年で見る」から学年を変えてみてください。同じ悩みでも、学年によって起きていることがちがいます。
なぜこうなっているのか
小学4年生は、具体から抽象へ移る学年です。わり算の筆算では商の見当をつける、がい数では四捨五入する位と答える位がずれる。手順どおりにやれば解ける問題から、考えて決める問題に変わります。ここで差が開きます。
いま確かめること
- わり算の筆算で、たてる・かける・ひく・おろすの4つを声に出せているか
- 「百の位までのがい数」で、見る位が十の位だと分かっているか
- 3+4×5を35と答えていないか
今月やること(1つだけ)
いまはやらないこと(1つだけ)
やることを1つに絞っているのは、 同時に3つ変えると何が効いたか分からなくなるからです。 1つ試して、2週間たってから次を決めてください。
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学年をおぼえておくと、次からはこの学年のものだけが出ます。
よくある質問
Q. 「10歳の壁」とは何ですか?
A. 小学4年生前後で、具体物で考えられる内容から、抽象的に考える内容へ移ることを指す言い方です。国の定めた用語ではありませんが、わり算の筆算・がい数・面積といった、手順ではなく判断を求める単元が集まるのは事実です。
Q. 算数だけ極端にできません。
A. 教科の得意不得意ではなく、特定の単元で止まっていることがほとんどです。わり算の筆算・がい数・計算のきまりのどれで止まっているかを1つに絞ってから手を打ってください。
Q. 小学4年生の勉強について、どこから手をつければよいですか?
A. 前の学年に戻ってください。4年生でつまずく子の多くは、3年生のわり算かかけ算の筆算が固まっていません。戻ることは遅れることではありません。そこを埋めたほうが結果的に早く進みます。
Q. このページの内容はどこにもとづいていますか?
A. 文部科学省告示の学習指導要領や公的機関の公開資料など、一次情報で確認できるものだけを根拠にしています。学校や教室によって運用が異なることは、断定せずにその旨を記載しています。