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🗓️ 時事問題 2026年9月のまとめ(一問一答と記述の予想問題) →
①台風25号が5連休に関東の南を進み、接近前から大雨に。大島町にレベル5の特別警報。科学コーナーでは飽和水蒸気量と凝結熱から、台風のエネルギー源と大雨が約1.5倍に増えた理由を整理する。②アジア大会が開幕。天皇陛下が開会を宣言された。③国連総会に合わせ、22か国と欧州委員会が「最先端AIは人間の管理の下に」と呼びかけ。米中は賛同一覧に名前がない。④EUがKIDS法案の条文を公表。⑤きょう25日は十五夜、満月は27日。
先週の問いは「第36回で、総大将の秀長は長宗我部元親にまずどのような手を打つか(大軍で一気に攻める・交渉で降伏をうながす・元親と対立する大名と手を結ぶ)」だった。
答えは「大軍で攻める」。ただし、それだけではない。秀長は大軍と大船団で四国を複数の方面から同時に攻め、交渉も組み合わせて、戦う前に勝敗を決める形をとった。元親は降伏を選び、史実でも1585年に土佐1国を許されている。
「交渉」を選んだ人の読みも半分は当たっている。圧倒的な力を見せることが、交渉を成立させる条件になった。先週の小牧・長久手の講和と合わせ、「戦わずに従わせる」秀吉政権の手法として整理しておきたい。今週の予想投票は紙面の下にある。
入試の記述でそのまま使える形で押さえる。
① 飽和水蒸気量
1立方メートルの空気がふくむことのできる水蒸気の最大量。気温が高いほど大きい(理科の教科書の表では、20℃で約17.3g、30℃で約30.4g)。湿度の計算と、大雨の増加の説明の両方に使う。
② 特別警報
数十年に一度の大雨など、重大な災害の危険が著しく高まっているときに気象庁が出す最上位の警報。大雨の警戒レベルでは5にあたり、すでに災害が発生している可能性が高い。
③ 国連総会
国際連合の全加盟国(193か国)が1国1票で参加する機関。毎年9月に各国首脳の一般討論演説が行われる。安全保障理事会の決議とちがい、総会の決議に法的な拘束力はない。
④ セーフティ・バイ・デザイン
「あとで危険を取り除く」のではなく、設計の段階から安全を組みこむ考え方。EUのKIDS法案は、これを事業者に求め、安全であることを事業者の側が示すしくみにしている。
🗾 被害が集中した千葉県・神奈川県と伊豆諸島
先週号で「5連休中に東日本へ接近するおそれ」と伝えた台風25号は、関東の南の海上を北東へ進んだ。国土交通省のまとめ(21日18時30分時点)によると、台風が近づく前から雨が降り続き、19日からの総雨量は伊豆諸島で800ミリ、静岡県で500ミリ、千葉県で450ミリを超えた。21日12時40分には東京都大島町にレベル5の土砂災害特別警報が発表された。
千葉県と神奈川県では土砂崩れや浸水で死者・行方不明者が出ている(NHK、23日)。空の便を中心に交通も大きく乱れた。
台風本体が遠いうちに大雨になったのは、台風が運ぶ暖かく湿った空気が前線などに流れこむためである。「台風の中心が来てから備える」のでは遅い。
💗 被害にあった地域で読んでいる人へ。今は、この新聞より自分と家族のことを優先してほしい。落ち着いてから読めば十分である。
理科では台風のエネルギー源(凝結熱)と飽和水蒸気量、社会では警戒レベルと避難のタイミング、都市型水害として出題される。今週の科学コーナーで両方を1つの流れに整理した。
出典:国土交通省「令和8年台風第25号による被害状況等について(第5報)」(2026年9月21日18時30分時点)、NHKニュース(2026年9月23日)
🗾 欧州委員会の本部があるベルギーのブリュッセル
先週号で伝えた委員長の予告どおり、欧州委員会は9月17日、子どもをオンラインの危険から守る規則案を公表した。名前はKIDS。英語の正式名(Keeping Internet Digital Spaces Accountable and Trustworthy)の頭文字をとったもので、単語そのものが「子どもたち」になる。
柱は2つある。1つは年齢による区切りで、13歳未満はSNSや動画共有サービスでアカウントをつくれず、13・14歳は保護者を通した制限つきのアカウントとする。もう1つは「安全な設計(セーフティ・バイ・デザイン)」の義務で、対象はSNSにとどまらず、オンラインゲーム、AIの話し相手(AIコンパニオン)や会話型AI、アプリストアやOSにまで広がる。
これはまだ提案であり、EU加盟国と欧州議会の審議を経なければ成立しない。法律事務所の解説では、成立しても適用は2028年より前にはならない見通しとされる。
委員長は声明で、この法案は「立証責任を逆転させる」、つまりサービスが安全であることを事業者の側が示すものだと述べた。これまでは害を示すのが利用者や国の側だった。「誰が、何を、どう示すか」は、公害・薬・食品の安全の歴史とも比べられる論点である。
出典:欧州委員会のKIDS法案(2026年9月17日公表、COM(2026) 681)、IAPP・Wilson Sonsiniの解説(2026年9月)
🗾 国連本部はニューヨークのマンハッタン島
9月22日からの第81回国連総会の首脳級会合の週に合わせ、ノルウェーのストーレ首相とフィンランドのストゥッブ大統領が、最先端のAIモデルの管理を求める国際的な呼びかけを始めた。
呼びかけは、AIは「人間の指示、監督、管理の下に置かれなければならない」とし、企業には義務的な検査や独立した評価などの安全手順を、各国政府には共通基準づくりと重大事故の共同報告を求める。さらに、基準を定め検証を行う国際機関の創設を検討するよう国連加盟国に促している。
報道時点(24日)で、ノルウェー、フィンランド、フランス、ドイツ、カナダ、オーストラリアなど22か国の首脳と欧州委員会の委員長が賛同している。一方、有力なAI企業を多く持つアメリカと中国の名前は一覧にない。賛同者は今後も追加される形になっている。
国際的な呼びかけには法的な拘束力がない。影響力は参加する国の顔ぶれで決まる。AIの開発で先を行く国が加わらない呼びかけに、どんな意味があるのか。「国際ルールは、参加しない国をどう動かせるか」は、温暖化対策の国際合意とも共通する問いである。
出典:ノルウェー政府「International call for enhanced control of AI development」(2026年9月)、GIGAZINE(2026年9月24日)
第20回アジア競技大会の開会式が9月19日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場で行われ、天皇陛下が開会を宣言された。日本での夏季アジア大会は1958年東京、1994年広島に続き32年ぶり3回目。
最終点火者はハンマー投げの室伏重信さん・広治さん親子。聖火は東京(1958年大会)・広島(1994年大会)・名古屋の3か所で採火した火を1つにしたもので、日本での3大会をつなぐ演出となった。
選手団はアフガニスタンを先頭にアルファベット順で入場し、開催国の日本が最後に入場した。大会は10月4日までの16日間、45の国と地域が参加する。
「アジア大会の日本開催は何回目か」「前回の日本開催地はどこか」は時事問題の定番。1964年東京五輪の6年前に東京でアジア大会が開かれていたことも、国際大会の歴史として押さえたい。
出典:時事通信・中日新聞などの報道(2026年9月19〜20日。スクールコンパス「アジア大会2026の開会式」で照合)
🗾 競泳会場は東京都江東区。愛知県外にも会場がある
バスケットボール男子は準決勝で中国に97対77で勝ち64年ぶりの決勝へ進んだが、韓国に敗れて銀。バレーボール女子も決勝で中国に敗れて銀だった。
競泳では17歳の大橋信選手(男子100m平泳ぎ)と17歳の高校生・小島夢貴選手(男子400m個人メドレー、大会新記録)が金。小島選手は200m個人メドレーでは松下知之選手に次ぐ2位で、2日後に順位が入れかわった。
23日に始まった陸上では、男子ハーフマラソン競歩で世界記録保持者の山西利和選手が、3回目の警告で2分間の待機を課されながら銀。競歩は「どちらかの足が常に地面についている」「前脚のひざを伸ばす」ことを、審判が目で見て判定する競技である。
競歩の2分待機がなければ、単純計算で1時間26分台になる。ただし「待機がなければ優勝していた」とは言えない。待機の前後で本人も相手も走り方(歩き方)を変えているからだ。仮定の計算と事実を区別するのは、資料問題の基本である。
出典:デイリースポーツ・スポーツニッポン・TBS・中日新聞・時事通信・共同通信の報道(2026年9月18〜23日)
🗾 愛媛県砥部町
愛媛県立とべ動物園で6月に生まれたジャガー2頭の名前が9月20日に発表され、黄色いメスが「砥黄(とき)」、黒いオスが「砥黒(とく)」に決まった。
名前は、案の募集(3018件)→飼育員による候補の選定→来園者投票の2段階で決まった。投票総数4848票のうち、1位は1674票。2位の「黄金・琥徹」は1281票、3位の「シャロン・コロン」は1221票だった。
1位の得票率は1674÷4848=約34.5%で、過半数(50%超)には届いていない。候補が4つあると、3分の1程度でも1位になる。選挙で「決選投票」を行うしくみがあるのはこのためだ。多数決の方法によって結果が変わりうることは、公民の論点にもなる。
出典:愛媛県立とべ動物園のお知らせ(2026年9月20日)
9月25日は中秋の名月(十五夜)。旧暦8月15日の夜の月を指す。今年の満月は2日後の27日である(国立天文台)。
旧暦は新月の日を1日とするが、新月から満月までの日数は平均約14.8日で、しかも毎回変動する。このため「15日目」と「満月」は一致しないことが多い。
「十五夜の日は必ず満月か」は正誤問題の定番。答えは「必ずではない」。月の公転軌道が楕円で、月の動く速さが変わることが、ずれの理由である。
出典:国立天文台「中秋の名月(2026年9月)」
🗾 開会式・閉会式の会場
第5回アジアパラ競技大会は10月18日から24日まで開かれ、日本での開催は初めて。競技は18で、一部は開会式前の16日から始まる。主催はアジアパラリンピック委員会(APC)である。
パラ競技の多くは、障害の種類や程度でクラス分けをして公平に競う。「条件をそろえる」ための工夫は、アジア大会の階級制(重量挙げや柔道)とも共通する。公平とは何かを考える材料になる。
出典:スクールコンパス「アジアパラ競技大会2026」(大会組織委員会の発表をもとに作成)
従来のプログラムは、人が書いた手順どおりに動く。AIは大量の例から、入力と出力の関係を自ら学習して動く。そのため、開発者にもあらゆる場面でのふるまいを事前に列挙することはできない。
国連の場での呼びかけが「検査」「独立した評価」「事故の報告」を求めているのは、予測しきれないものは、止められる・記録が残る・責任者が決まっているという3つの条件で管理するしかないからだ。
これは新しい考え方ではない。機械の安全の世界では、危険な力を持つ機械ほど、非常停止を最初に設計するのが原則である。
「便利さ」と「安全」は対立するのではなく、安全のしくみがあるから便利なものを使えるという関係で書くと、記述の説得力が増す。ブレーキがあるから、車は速く走れる。
今週のニュースには、測ること・見張ることが何かを決める場面が並んでいた。
大雨の統計
測る人:気象庁/わかったこと:激しい雨が約1.5倍に/限界:1回ごとの大雨の原因までは言えない
AIの管理の呼びかけ
見張る人:政府・独立した評価者/目的:予測しきれない技術を止められるようにする/課題:参加しない国には届かない
競歩の審判
見る人:審判/判定:足が浮いていないか、ひざが曲がっていないか/特徴:人の目で見える範囲をルールの基準にしている
秀長の検地(大河ドラマ第37回)
測る人:領主(秀長)/目的:年貢を公平に決める/反発:高い年貢を受け取っていた寺社
並べると、測ること・見張ることは「公平」や「安全」をつくる一方で、測る側に力を集めることがわかる。検地は村人を高い年貢から守ったが、同時に領主が土地を正確に把握し、支配を強める手段にもなった。AIの管理も、安全のための監督が、誰の手に権限を集めるのかという問いと切りはなせない。
💭 200字で書いてみよう
「新しい技術や制度を安全に使うために、誰かが『測る・見張る』役割を持つことは必要か。その役割を持つ人に力が集まりすぎないようにするには、どんな工夫があるか。」今週の例を1つ以上使い、200字以内で書こう。
5年理科「台風と天気の変化」「流れる水」と、湿度・飽和水蒸気量の計算を、今回の台風1つでつなぐ。
台風は、海面水温がおよそ26〜27℃以上の熱帯の海で発生しやすい。暖かい海面から大量の水が蒸発して水蒸気になり、上昇気流で上空へ運ばれる。
水が蒸発するときは周りから熱をうばい、水蒸気が水滴にもどる(凝結する)ときはその熱を放出する。上空で放出された熱が周囲の空気を暖めて軽くし、上昇気流をさらに強め、海面からいっそう多くの水蒸気を吸い上げる。このくり返しが台風の発達のしくみであり、「台風の燃料は水蒸気」と言われる理由である。上陸すると水蒸気の供給が減り、地面との摩擦も加わって衰える。
🔬 確かめ:夏に打ち水をすると涼しくなるのは、水が蒸発するときに地面から熱をうばうから。台風は、その逆向きの変化(凝結)で熱を受け取っている。蒸発と凝結をセットで説明できるかが、記述の分かれ目になる。
気象庁のデータを整理した資料によると、1時間に50ミリ以上の激しい雨の年間発生回数は、1976〜1985年の平均で約226回、2014〜2023年の平均で約330回と、約1.5倍に増えている(比べる期間によって倍率は多少変わる)。
理由の1つは飽和水蒸気量である。空気1立方メートルがふくめる水蒸気の上限は、理科の教科書の表で20℃なら約17.3g、30℃なら約30.4g。気温が高いほど、空気はより多くの水蒸気をたくわえ、それが一度に雨になれば雨は激しくなる。気象庁は、大雨の増加に地球温暖化が影響している可能性があるとしている。
✏️ 計算してみよう(入試の型)
気温30℃、湿度70%の空気1立方メートルが、上空で20℃まで冷やされた。水滴になる水蒸気は何gか。
解き方:ふくまれる水蒸気は30.4×0.7=約21.3g。20℃の飽和水蒸気量は17.3gなので、21.3−17.3=約4.0gが水滴になる。このとき出る凝結熱が、①の上昇気流を強める。
もう1つは都市のつくりである。ただしこれは「雨の回数」ではなく「降った雨の行き先」の問題だ。気象庁は、大都市の大雨の日数と都市化との明確な関連は確認していない。いっぽう、アスファルトやコンクリートでおおわれた地面は雨をしみこませないため、雨水が短時間で下水や川へ集中し、あふれやすい(都市型水害)。
📌 入試の注意:「大雨が増えている(統計)」と「今回の大雨は温暖化のせい(1回の原因)」は別の主張である。前者は観測で確かめられているが、後者を1回ごとに断定することはできない。この区別を書けると記述の評価が上がる。
台風25号のあと、「温暖化のせいだ」という声と、「昔から台風はあった」という声の両方を聞いた。どちらも、半分だけ正しい。
50年近い観測で、激しい雨が増えていることは「わかる」。空気が暖かいほど水蒸気をたくわえられることも、理科で説明できる。けれど、今回の1回が温暖化のせいだと「言い切る」ことはできない。
AIについての国連での呼びかけも同じ構図だった。AIが強力なのは「わかる」。でも、次に何をするかを開発者でさえ「言い切れない」。だから、止める手段と、見張る人を先に決めておこうという話になる。
わかることと、言い切れないこと。その境目をはっきりさせたうえで、言い切れないことにも備える。避難をレベル3や4で始めるのは、まさにそのためだ。
中学入試の記述で求められているのも、たぶんこの力だと思う。知っていることを並べるより、どこまでが確かで、どこからが推測かを書き分けること。
スクールコンパス編集部 ハナちゃん✒️ 編集長から ── 「約1.4倍」と「約1.5倍」
スクールコンパスの「線状降水帯」のページでは、これまで1時間50ミリ以上の雨の増え方を「約1.4倍」と書いていた。今週、最新の10年(2014〜2023年)の値で見直し、「約1.5倍」に改めた。
どちらかがまちがいだったのではない。「最近の10年」をいつからいつまでと取るかで、倍率は変わる。数字を見たら、いつの、どの期間を比べた数字かを必ず確かめる。統計を読むときのいちばん大事な作法である。
入試の資料問題でも、グラフの期間・単位・比べる相手を最初に読む習慣が、そのまま得点につながる。
大河ドラマ第37回「秀長の国」(9月27日放送)の題材である。「測ることが、誰の利益を変えるか」は、6年社会の太閤検地の説明にそのまま使える。
🗾 郡山城跡。奈良市の南、大和盆地の中にある
📌 あわせて押さえる:問4は「反対した理由」を資料から推測させる設問なので、「〜おそれがあったから」「〜と考えられる」と推測の形で書く。秀吉が全国で行う太閤検地は、ものさしやますを統一し、土地と耕す人を検地帳に記録したことで、荘園のしくみを終わらせたとされる。秀長の大和での検地は、その前段階として見るとよい。
出典:奈良県「郡山城」、大和郡山市「豊臣秀長画像」、NHKの番組案内
競歩の「2分間」と、陸上競技が始まった週に。
📕 二分間の冒険
岡田淳 作(偕成社)
黒猫に「いちばんたしかなものをつかまえろ」と言われた少年が、竜のいる世界に入りこむ物語。読み終えてから題名の意味がわかるしかけがあり、読み返したくなる。
🔗 ニュースとつながるところ:山西選手が待たされた「2分間」は、レースの中では永遠のように長かったはずだ。同じ2分でも、中身しだいで重さが変わる。この本の「2分間」が何を意味するか、読んで確かめてほしい。
💬 読んだら考えてみよう:「いちばんたしかなもの」とは、けっきょく何だったか。自分ならどう答える?
📗 一瞬の風になれ
佐藤多佳子 作(講談社)
短距離走とリレーに打ちこむ高校生たちの物語。走る場面の書き方が速く、読んでいるほうの息が上がる。小学生には長いが、走ることが好きなら一気に読める。
🔗 ニュースとつながるところ:アジア大会の陸上競技が23日に始まった。テレビで見た0.01秒の差の裏側に、どんな練習と気持ちがあるのか。見た直後に読むと、いちばん入ってくる。
💬 読んだら考えてみよう:バトンを渡す相手を信じるとは、どういうことだと思う?
台風で大変な思いをした人へ。受験の勉強より、今は自分と家族の生活を立て直すことを先にしてほしい。この新聞は逃げない。落ち着いてから読めば、それで十分だ。
今週の社説で書いたように、わかることと言い切れないことを分けて考えるのは、入試の記述だけでなく、災害への備えにもそのまま使える力だ。
アジア大会は10月4日まで、今夜は十五夜。来週もまたここで。
はい。毎週金曜に、1週間のニュースを入試の視点・論点マップ・記述問題つきで解説しています。無料・登録不要です。
台風は、海面水温がおよそ26〜27℃以上の暖かい海から蒸発した水蒸気が、上空で凝結して水滴になるときに放出する熱(凝結熱)をエネルギーにして発達します。放出された熱が周囲の空気を暖めて上昇気流を強め、さらに水蒸気を吸い上げるくり返しで渦が強まります。上陸すると水蒸気の供給が減り、地面との摩擦も加わって衰えます。
飽和水蒸気量は空気1立方メートルがふくめる水蒸気の最大量で、気温が高いほど大きくなります(20℃で約17.3g、30℃で約30.4g)。暖かい空気ほど多くの水蒸気をたくわえ、それが一度に雨になると雨は激しくなります。気象庁のデータでは、1時間50ミリ以上の雨は1976〜1985年の平均の年約226回から、2014〜2023年の平均の年約330回へと約1.5倍に増えています。ただし、個々の大雨の原因を温暖化と断定することはできません。
欧州委員会が2026年9月17日に公表した、子どもをオンラインの危険から守る規則案です。13歳未満はSNSや動画共有サービスのアカウントをつくれず、13・14歳は保護者を通した制限つきのアカウントとし、事業者には安全な設計(セーフティ・バイ・デザイン)を義務づけます。対象はSNSのほか、オンラインゲーム、AIの話し相手や会話型AI、アプリストアやOSにも及びます。提案段階で、成立しても適用は2028年以降の見通しとされています。
2026年9月の国連総会ハイレベルウィークに合わせ、ノルウェーのストーレ首相とフィンランドのストゥッブ大統領が、最先端のAIは人間の指示・監督・管理の下に置かれるべきだとする呼びかけを始めました。企業には義務的な検査や独立した評価を、各国には共通基準と重大事故の共同報告を求め、国際機関の創設の検討も促しています。22か国の首脳と欧州委員会の委員長が賛同し、報道時点ではアメリカと中国の名前は一覧にありませんでした。
検地は、田畑の面積を測り、そこでとれる米の量(石高)を調べることで、その結果にもとづいて年貢の量が決められます。2026年9月27日放送の大河ドラマ『豊臣兄弟!』第37回では、大和を与えられた豊臣秀長が、寺社の力が強い大和で検地を行おうとする姿が描かれます。
週刊 小学生しんぶんは毎週金曜に出しています。読みのがした号もここから読めます。
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