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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
避難情報とは? 警戒レベル5段階と、いつ逃げるのか
避難情報とは、災害のおそれがあるときに市町村が出す、避難の知らせです。
警戒レベルという1から5までの数字がついていて、どの段階でだれが何をすればよいかが分かるようになっています。
このページが答えること- 警戒レベル5段階の中身と、だれが出すのか
- レベル5を待ってはいけない理由
- 避難行動の3つの形(立退き・屋内安全確保・緊急安全確保)
- 2021年に避難勧告が廃止されたこと
別のページが答えること
- 自分の家が安全かどうかを調べる地図 → ハザードマップのページ
- 大雨をもたらす雨雲の帯 → 線状降水帯のページ
- 地震や津波の情報 → 津波注意報・マグニチュードのページ
📣 避難情報とは
大雨や台風のとき、テレビやスマートフォンに「警戒レベル4 避難指示」といった知らせが届きます。
これが避難情報です。だれが、いつ、何をすればよいかを、数字で分かるようにしたものです。
警戒レベルは5段階です。レベル1と2は気象庁が発表する情報、レベル3・4・5は市町村が発令する避難情報です。レベル5は命の危険がきわめて高く、レベル4までとはちがう段階であることを示すため、内閣府のガイドラインでは4と5の間に区切りを設け、「警戒レベル4までに必ず避難!」と書くことになっています。
気をつけたいのは、レベル1・2と、レベル3以上で出す人がちがうことです。
レベル1・2は気象庁が出す気象の情報、レベル3・4・5は市町村が出す避難の指示です。
🚨 レベル5を待ってはいけない
レベル5の緊急安全確保は、災害が発生または切迫している段階で出されます。そのときには安全に避難することがすでに難しくなっています。また、必ず出されるとは限りません。内閣府は、レベル5を待つことなくレベル4の避難指示で全員が避難するよう呼びかけています。
🏃 避難には3つの形がある
内閣府のガイドラインは、避難行動を立退き避難・屋内安全確保・緊急安全確保の3つに分けています。基本は立退き避難ですが、安全な場所にいる人は避難場所へ行く必要はありません。避難とは難を避けること、つまり安全を確保することです。自分の家が安全かどうかを先に知っておくことが、行動を決める土台になります。
ここが、いちばん誤解されているところです。
避難といえば体育館に行くことだと思われがちですが、
自分の家が安全なら、家にいるのも立派な避難です。
そのかわり、自分の家が安全かどうかを先に知っておく必要があります。
それを調べるのが
ハザードマップです。
📝 言葉が変わったこと
2021年の災害対策基本法の改正で、避難勧告は廃止され、避難指示に一本化されました。勧告と指示の2つがあると、どちらで逃げればよいのか分かりにくかったためです。いまは、避難指示が出たら全員が避難する、と覚えておけば足ります。
おうちの人が「避難勧告」という言葉を使ったら、いまは無いことを教えてあげてください。
ニュースの言葉は、より伝わるように変わり続けています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. 警戒レベルは、いくつの段階に分かれていますか。
5段階です。レベル1と2は気象庁が発表する情報、レベル3・4・5は市町村が発令する避難情報です。
Q2. 警戒レベル4は何という情報で、だれが何をしますか。
避難指示です。危険な場所にいる人は全員が避難します。
Q3. 警戒レベル5が出るのを待って避難してはいけないのはなぜですか。
レベル5の緊急安全確保は、すでに災害が発生または切迫している段階で出されるからです。そのときには安全に避難することが難しくなっています。また、必ず出されるとは限りません。
Q4. 避難行動の3つの形を答えなさい。
立退き避難・屋内安全確保・緊急安全確保の3つです。基本は立退き避難です。
Q5. 2021年に、避難勧告はどうなりましたか。
廃止され、避難指示に一本化されました。勧告と指示のどちらで逃げるのかが分かりにくかったためです。
✍️ 記述ミニ道場
Q. 「避難勧告」と「避難指示」の2つがあったものが、
2021年に「避難指示」だけになりました。なぜ1つにまとめたのですか。40字程度で書きなさい。
手順1 2つあると何が起きるかを書く どちらで逃げればよいか分からない。
手順2 その結果を書く 避難が遅れる人が出てしまう。
手順3 問いに答える形でしめる 「〜ようにするため」。
解答例 2つあるとどちらで避難すべきか分かりにくく、逃げおくれる人が出るため、
判断しやすくするため。(46字)
採点のポイント 「分かりにくい」と「逃げおくれる」の
2つがつながっていれば正解です。「言葉が多かったから」だけでは、
何が困るのかが書けていないため点になりません。
👨👩👧 おうちで話すヒント
この話は、知識としてではなく約束として渡してください。
「レベル4が出たら、どこに行く?」を、いま決めておくことです。
災害のときに考え始めると、まず間に合いません。
決めることは3つだけです。どこへ行くか、だれと行くか、
はぐれたらどこで会うか。子どもが1人で家にいるときにレベル4が出たらどうするか、
まで話しておければ十分です。
「避難勧告」という言葉は、いまはありません。
大人のほうが古い言葉のまま覚えていることが多いので、
子どもと一緒に更新しておくとよい機会になります。
入試でも、レベル4が避難指示であること、レベル5を待たないことがくり返し問われます。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 避難情報とは
A. 災害のおそれがあるときに市町村が出す避難の知らせ。
Q. 警戒レベルの段階数
A. 5段階。
Q. レベル1・2を出すのはどこか
A. 気象庁。
Q. レベル3・4・5を出すのはどこか
A. 市町村。
Q. 警戒レベル1
A. 早期注意情報。災害への心がまえを高める。
Q. 警戒レベル2
A. 大雨・洪水注意報。避難する場所を確かめる。
Q. 警戒レベル3
A. 高齢者等避難。避難に時間がかかる人は避難を始める。
Q. 警戒レベル4
A. 避難指示。危険な場所から全員が避難する。
Q. 警戒レベル5
A. 緊急安全確保。すでに災害が発生または切迫している。
Q. いつまでに避難するか
A. 警戒レベル4までに必ず避難する。
Q. レベル5は必ず出るか
A. 限らない。出ないこともある。
Q. 避難行動の3つの形
A. 立退き避難・屋内安全確保・緊急安全確保。
Q. 避難行動の基本
A. 立退き避難。
Q. 安全な場所にいる人は
A. 避難場所へ行く必要はない。
Q. 2021年に廃止されたもの
A. 避難勧告。避難指示に一本化された。
❓ よくあるしつもん
Q. 警戒レベル4と5は、何がちがうのですか。
A. レベル4はまだ避難できる段階、レベル5はすでに災害が発生または切迫している段階です。レベル5では安全な避難が難しくなっているため、レベル4までに避難を終えることが大切です。
Q. 必ず避難場所に行かなければいけませんか。
A. いいえ。避難とは難を避けること、つまり安全を確保することです。自分の家が安全な場所にあり、じょうぶな建物であれば、家にとどまるのも避難のひとつです。
Q. 自分の家が安全かどうかは、どうすれば分かりますか。
A. ハザードマップで確かめます。水につかるおそれのある区域か、土砂災害の危険がある場所かが色分けされています。
Q. 「避難勧告」はもうないのですか。
A. ありません。2021年の災害対策基本法の改正で廃止され、避難指示に一本化されました。
Q. 中学受験では避難情報のどこが出ますか。
A. 警戒レベルの5段階、レベル4が避難指示であること、レベル1・2は気象庁でレベル3以上は市町村が出すことが定番です。あわせて、ハザードマップや自助・共助・公助と組み合わせた記述もよく出ます。
出典と確認日警戒レベルの
段階、
避難情報の
名称、
避難行動の3
分類、「
警戒レベル4までに
必ず
避難!」という
表記の
考え
方は、
内閣府(
防災担当)「
避難情報に
関するガイドライン」(
令和3
年5
月改定)によります。
避難勧告の
廃止と
避難指示への
一本化は、
災害対策基本法等の
一部を
改正する
法律(
令和3
年法律第30
号・
令和3
年5
月20
日施行)によります。
図の
色は、
内閣府が
定める
警戒レベル一覧表の
配色にしたがっています。
確認日 2026
年8
月3
日。
・
内閣府 避難情報に
関するガイドラインの
改定(
令和3
年5
月)
https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/
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