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生成AIとは? 小学生にもわかるやさしい図かい
生成AIとは、文章や絵や音楽を 作り出す 人工知能のことです。
「生成」は 作り出すという意味です。前からあったAIは 見分けたり 予測したりするものでしたが、生成AIは 新しいものを 作ります。
🧩 「AI」の中の、どこにあるのか
ニュースでは まとめて「AI」と言いますが、中身は分かれています。
🎨 何を 作れるのか
🔤 やっているのは「つぎの言葉をえらぶ」こと
ここが いちばん大事なところです。生成AIは、文章を 1語ずつ えらんで 作っています。
スマートフォンの 予測変換を 思い出してください。「きょうは いい」と 打つと、つぎの候補が 出てきます。生成AIが やっていることも、これと 同じ形です。
📚 どうして 言葉のつながりが わかるのか
⚙️ しつもんに 答えるまで、中で 何が 起きているのか
「つぎの言葉をえらぶ」だけで、どうして しつもんに 答えられるのでしょうか。中を 3つに 分けて 見てみます。
その1 言葉を こまかく 区切って、数字にする
AIは 文字を そのまま あつかいません。まず 文章を こまかい かたまりに 区切って、それぞれに 数字を つけます。この かたまりを トークン といいます。
その2 どの語に 注目するかを 決める
つぎに、しつもんの中の どの語が 大事かを 決めます。「かさは どんなときに つかう?」なら、「かさ」と「つかう」が 大事です。
この しくみを アテンション といいます。日本語では 注意 という意味です。全部の語を 同じあつかいにせず、大事な語に 重みを つけます。これが できるように なったことで、AIは 長い文章でも 話の すじを 見うしなわなく なりました。
その3 1語ずつ えらんで、つなげる
大事な語が 決まったら、それに 合いそうな つぎの語を 1つ えらびます。えらんだら、その語も ふくめて また つぎを えらびます。これを くりかえして、文章に します。
ここが 大事なところです。AIは 答えを 覚えていて 出しているのでは ありません。毎回 その場で 1語ずつ 作っています。だから 同じしつもんでも 答えが すこし ちがいます。
⚠️ なぜ ときどき まちがえるのか
生成AIは 自信たっぷりに まちがったことを 言うことがあります。これには はっきりした理由があります。
これは AIが こわれているのではありません。しくみが そうなっているのです。だから、使う人が かならず 自分で たしかめる 必要があります。
✏️ 宿題に 使っていいのか
使い方によります。力がつく使い方と、力がつかない使い方が あります。
作文をAIに作らせて そのまま出すと、書く力は つきません。けれど、自分で書いたものを 読んでもらって「ここが わかりにくい」と 教えてもらうのは、力が つきます。
学校によって 決まりが ちがいます。使う前に 先生に 聞いてください。
🔒 入れては いけないもの
📰 なぜ ニュースによく出るのか
- 仕事の やり方が 変わるから。文章を書く、絵をかく、ほんやくする。これまで 人がやっていたことの 一部を AIができるようになりました。
- だれの ものか、という問題があるから。AIが作った絵は、学習に使われた 元の絵の 作者と どういう関係になるのか。世界で 話し合いが 続いています。
- 動かすのに 半導体が たくさん いるから。生成AIを 動かす 計算には 大量の半導体が 必要です。だから 半導体のニュースと つながっています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. 生成AIは、文章をどうやって作っていますか。
Q2. 生成AIが まちがったことを言うのは なぜですか。
Q3. 宿題に 生成AIを使うとき、力がつくのは どんな使い方ですか。
Q4. 生成AIに 入れてはいけないものは 何ですか。
Q5. AIは 答えを どこかから さがしてきているのですか。
Q6. アテンションとは 何ですか。
Q7. 生成AIと、前からあったAIの ちがいは 何ですか。
✍️ 記述ミニ道場
もんだい 生成AIが書いた文章を そのまま信じてはいけないのは なぜですか。40字程度で書きなさい。
考え方
- 生成AIが 何をしているかを 書く
- 何を していないかを 書く
解答例
生成AIはそれらしい言葉を選んでいるだけで、内容が事実かどうかを確かめてはいないから。(41字)
👨👩👧 おうちで話すヒント
- 「このAIの答え、本当かな?」と いっしょに 調べてみてください。まちがいが 見つかることがあります。
- スマートフォンの 予測変換を 見せて、「これと 同じことを、もっとたくさん 読んだAIが やっているんだよ」と 話してみてください。
- AIに 作らせた文章と、自分で書いた文章を くらべてみてください。どちらが おもしろいか 聞いてみると、話が ひろがります。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 生成AIとは?
A. 文章や絵や音楽を 作り出す 人工知能。「生成」=作り出す。
Q. どうやって作る?
A. つぎに くる言葉を 1語ずつ えらぶ。予測変換と 同じ形。
Q. なぜ まちがえる?
A. それらしい言葉を えらんでいるだけで、本当かどうかは たしかめていないから。
Q. 前のAIとのちがいは?
A. 前は 見分ける・予測する。生成AIは 作り出す。
Q. 入れてはいけないものは?
A. 名前・住所・学校名・顔しゃしん・パスワード。
Q. トークンとは?
A. 文章を区切った こまかいかたまり。AIの中では 数字になる。
Q. アテンションとは?
A. どの語が大事かを決めるしくみ。大事な語に重みをつける。
Q. 答えは どこにある?
A. どこにもない。1語ずつ その場で作っている。
Q. 半導体と どうつながる?
A. 動かす計算に 大量の半導体が いる。
❓ よくあるしつもん
Q. 生成AIとは何ですか?
A. 文章や絵や音楽などを作り出す人工知能のことです。「生成」は作り出すという意味です。前からあったAIは見分けたり予測したりするものでしたが、生成AIは新しいものを作ります。
Q. 生成AIはどうやって文章を作っているのですか?
A. つぎにくる言葉を1語ずつえらんで作っています。スマートフォンの予測変換と同じ形です。ちがうのは読んだ量で、本や新聞やホームページをとてつもなくたくさん読んでいます。
Q. 生成AIはなぜまちがったことを言うのですか?
A. 「それらしい言葉」をえらんでいるだけで、「本当かどうか」をたしかめてはいないからです。こわれているのではなく、しくみがそうなっています。だから使う人が自分でたしかめる必要があります。
Q. 生成AIを宿題に使ってもいいですか?
A. 使い方によります。自分で書いたものを読んでもらう、わからない言葉を説明してもらう、アイデアを出してもらって自分でえらぶ、といった使い方なら力がつきます。作らせてそのまま出すと書く力はつきません。学校によって決まりがちがうので、使う前に先生に聞いてください。
Q. 生成AIに入れてはいけないものはありますか?
A. 名前・住所・学校名・顔しゃしん・パスワードは入れないでください。入れた言葉がどう使われるかはサービスによってちがうため、わからないものには入れないのが安全です。
Q. 生成AIは、しつもんにどうやって答えているのですか?
A. 3つの段階があります。まず文章をトークンという小さなかたまりに区切って数字にします。つぎに、しつもんの中のどの語が大事かを決めます(アテンションといいます)。最後に、それに合いそうな語を1つずつえらんでつなげ、文章にします。答えをどこかからさがしてきているのではなく、1語ずつその場で作っています。
Q. 同じ質問をしても答えが毎回ちがうのはなぜですか?
A. 1語をえらぶとき、いちばん多い語だけをえらばず、すこしゆらしてえらんでいるからです。いちばん多い語だけにすると毎回まったく同じ文になり、同じ言い方ばかりになってしまいます。大事なことを聞くときは、何回か聞いてくらべるとよいです。
Q. トークンとは何ですか?
A. 文章を区切ったこまかいかたまりのことです。AIは文字をそのままあつかわず、トークンごとに数字をつけて計算します。
Q. 生成AIと人工知能(AI)はちがうものですか?
A. 生成AIは人工知能の中の一つです。人工知能には、ねこといぬを見分けるものや、あすの天気を予測するものもあります。その中で、新しいものを作り出すのが生成AIです。
Q. 生成AIと半導体はどう関係していますか?
A. 生成AIを動かす計算には、大量の半導体が必要です。だから生成AIが広まると半導体の需要も増えます。ニュースで2つがいっしょに出てくるのは、そのためです。
どのサービスが 何をできるか、どの学校が どんな決まりにしているかは、それぞれ ちがいます。使う前に、そのサービスの せつめいと、学校の決まりを たしかめてください。
新しいサービスや、そのときどきの できごとは 週刊 小学生しんぶん で あつかっています。