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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
ハザードマップとは? 色の意味と、正しい使い方
ハザードマップとは、どこが危ないかを色でぬった地図です。
ハザードは危険、マップは地図という意味です。水につかるおそれのある場所や、土砂災害の危険がある場所、避難する場所がのっています。
このページが答えること- ハザードマップに何が書いてあるか
- 色の読み方と、深さから決まる行動のちがい
- 見て終わりにしないための手順
- ハザードマップにできないこと
別のページが答えること
- いつ逃げるかを決める警戒レベル → 避難情報のページ
- 大雨をもたらす雨雲の帯 → 線状降水帯のページ
- 災害に備えてためておくもの → 備蓄のページ
🗺 ハザードマップとは
ハザードは「危険」、マップは「地図」という意味です。
つまり、どこが危ないかを色でぬった地図です。
市町村が作って、家に配ったり、ホームページにのせたりしています。
ハザードマップには、水につかるおそれのある区域、土砂災害の危険がある場所、避難場所や避難経路などがのっています。災害の種類ごとに地図が分かれていることが多いので、洪水だけを見て安心せず、土砂災害の地図も確かめることが大切です。
🎨 色の読み方
ハザードマップの色は、水の深さを表しています。色がこいほど深くなります。1階までなのか2階まで来るのかで、上の階に逃げてよいのか、家から出て逃げるべきなのかが変わります。区切り方は地図によってちがうので、必ずその地図の凡例を見てください。
深さが分かると、行動が決まります。
1階までしか来ないなら2階に上がれば安全ですが、
2階まで来るなら家を出て高いところへ行かなければなりません。
避難情報のページで説明した屋内安全確保と立退き避難の
どちらを選ぶかは、この色で決まります。
👣 見て終わりにしない
ハザードマップは、見ただけでは役に立ちません。自分の家と学校をさがし、避難場所を決め、実際にそこまで歩いてみるところまでが1組です。歩いてみると、地図では分からない坂道や、雨のときに水がたまる場所が見つかります。
ハザードマップでいちばん多いまちがいは、
「もらったけれど、開いていない」です。
災害の日にはじめて開くのでは、間に合いません。
⚠️ 地図にできないこと
ハザードマップは、想定した条件のもとで計算した結果を地図にしたものです。色がついていない場所なら絶対に安全、という意味ではありません。想定をこえる雨が降ることもあります。地図は準備の道具であって、保証書ではないと考えてください。
色がぬられていない場所に住んでいても、
大雨のときは、まわりの様子を見て自分で判断する必要があります。
ハザードマップは、判断を助ける道具であって、判断そのものではありません。
いつ動くかについては
避難情報のページで
説明しています。この2つは、セットで使うものです。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. ハザードマップとは、どんな地図ですか。
災害で危険が想定される場所や、避難する場所・経路を色や記号でしめした地図です。ハザードは危険、マップは地図という意味です。
Q2. ハザードマップの色がこいところは、何を表していますか。
水がより深くなることを表しています。区切り方は地図によってちがうので、その地図の凡例を確かめる必要があります。
Q3. 水が2階まで来ると分かったとき、どうするのがよいですか。
家を出て、高いところや避難場所へ移動します(立退き避難)。1階までしか来ないなら、上の階に上がる屋内安全確保という方法もあります。
Q4. ハザードマップを見るとき、1枚だけ見て安心してはいけないのはなぜですか。
災害の種類ごとに地図が分かれていることが多いからです。洪水の地図で色がなくても、土砂災害の地図では危険な場所かもしれません。
Q5. 色がぬられていない場所なら、絶対に安全といえますか。
いえません。ハザードマップは想定した条件で計算した結果なので、想定をこえる雨が降ることもあります。
✍️ 記述ミニ道場
Q. ハザードマップは、災害が起こる前に見ておくことが大切だといわれます。
それはなぜですか。40字程度で書きなさい。
手順1 災害のときの状況を書く 急いでいて、落ち着いて調べられない。
手順2 前もって見ておくと何ができるかを書く 逃げる先と道を決めておける。
手順3 結論を書く すぐ動ける。
解答例 災害時は落ち着いて調べる時間がないため、前もって危険な場所と
避難先を知っておく必要があるから。(47字)
採点のポイント 「災害のときには時間がない」という
前提が書けているかどうかです。「大事だから」では理由になりません。
時間の話を入れると、ぐっと点が伸びます。
👨👩👧 おうちで話すヒント
この単元は、家で必ず実物を開いてください。
市町村の名前とハザードマップで検索すれば出てきます。
国土交通省のハザードマップポータルサイトからも見られます。
開いたら、最初にやることは1つです。自分の家をさがす。
色がついているかどうかで、家族の話が具体的になります。
そのあと学校をさがし、通学路をたどってみてください。
子どもは自分の生活圏の地図に、驚くほど強い関心を示します。
できれば、避難場所まで一度歩いてみてください。
地図では平らに見える道に坂があったり、細い川があったりします。
入試では避難情報と組み合わせて出るので、体験しておくと記述で強くなります。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. ハザードマップとは
A. 危険が想定される場所や避難場所をしめした地図。
Q. だれが作っているか
A. 市町村。配布やホームページでの公開が行われている。
Q. のっているおもな災害
A. 洪水・内水はんらん・土砂災害・津波・高潮など。
Q. 災害の種類ごとに分かれている理由
A. 危険な場所が災害の種類ごとにちがうから。
Q. 色がこいと何を表すか
A. 水がより深いこと。
Q. 水が1階までのとき取れる行動
A. 屋内安全確保。上の階へ移動する。
Q. 水が2階まで来るとき取るべき行動
A. 立退き避難。家を出て高い場所へ移動する。
Q. 避難場所以外にのっているもの
A. 避難経路。
Q. 見ただけでは足りない理由
A. 実際に歩くと、坂や川など地図で分からないことが見つかるから。
Q. 色がない場所は安全か
A. 絶対に安全とは言えない。想定をこえる雨が降ることもある。
Q. 避難情報とのつながり
A. ハザードマップで「どこが危ないか」、避難情報で「いつ動くか」が分かる。
❓ よくあるしつもん
Q. ハザードマップはどこで見られますか。
A. 住んでいる市町村のホームページで公開されています。国土交通省のハザードマップポータルサイトからも、全国の地図を見ることができます。紙のものが家に配られていることもあります。
Q. 色がついていない場所に住んでいれば、避難しなくてよいのですか。
A. そうとは限りません。ハザードマップは想定した条件での計算結果なので、それをこえる雨が降ることもあります。避難指示が出たら、まわりの様子も見て判断してください。
Q. 洪水の地図で色がなければ、それで十分ですか。
A. 足りません。土砂災害や津波など、別の地図では危険な場所になっていることがあります。住んでいる場所に関係する地図をすべて確かめてください。
Q. 避難場所は、いちばん近いところを選べばよいですか。
A. 近さだけでは決められません。そこまでの道が、水につかる場所や崖の下を通っていないかを確かめる必要があります。
Q. 中学受験ではハザードマップのどこが出ますか。
A. 地図の読み取りと、避難情報との組み合わせが定番です。「なぜ事前に見ておく必要があるのか」「色のない場所も安全とは限らないのはなぜか」といった記述もよく出ます。
出典と確認日
ハザードマップの役割、掲載される災害の種類、避難行動(立退き避難・屋内安全確保)の考え方は、国土交通省ハザードマップポータルサイトおよび内閣府(防災担当)「避難情報に関するガイドライン」(令和3年5月改定)によります。浸水の深さの区切りと色は地図によってちがうため、本ページの図は代表的な例を示したものです。実際に見るときは、その地図の凡例にしたがってください。特定の市町村の浸水想定は扱っていません。確認日 2026年8月3日。
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