ホーム › 自由研究テーマ図かん › アリの行列観察
アリの行列観察|やり方・まとめ方かんぺきガイド
☀️ 1日で終わる 🎒 小1〜小3
用意するもの
- エサ(砂糖・塩・かつおぶし・グミなど)
- 小皿か紙
- チョーク
- カメラ
すすめ方
- アリの巣か行列を見つけ、少しはなれた場所にエサを種類別に置く
- どのエサに何匹集まるか、10分おきに数えて記録
- 行列ができたら、道の途中を指でこすって(においを消して)アリの反応を観察
- エサの置き場所を変えて、行列ができるまでの時間を比べる
つまずきポイントと成功のコツ
- エサを置いてすぐは1匹も来ないことが多い ── 最初の1匹が見つけるまで15〜30分待つのも観察のうち
- 直射日光の強い真昼はアリの活動が減る ── 朝夕の涼しい時間に観察する
- 行列を指でさわると乱れて観察がやり直しになる ── 道しるべ(フェロモン)を消さないようそっと見る
観察・記録シート(この4つをメモ)
- エサを置いてから最初の1匹が来るまでの時間
- 行列ができるまでの時間と、1分間に通るアリの数
- 行列のルート(地面の絵に線で記録)
- エサの種類(砂糖・パンくず等)による人気のちがい
なぜそうなるの?(しくみ)
アリは目ではなく、おなかから出す「においの道しるべ(フェロモン)」をたどって行列を作ります。指でこすってにおいを消すと、アリは道に迷ってうろうろします。甘いものに集まりやすいのは、エネルギー源だからです。
まとめ方のコツ(模造紙・新聞)
「エサ×集まった数」の表と、においの道を消した時のようすのスケッチ。フェロモンという言葉を使えたら立派。
構成にまよったら:①きっかけ → ②予想 → ③やり方 → ④結果(表・写真)→ ⑤わかったこと → ⑥感想・次にやりたいことの6ブロックが鉄板です。
しくみを深掘り(もう一歩くわしく)
アリが行列を作れるのは、おしりから「道しるべフェロモン」というにおいの成分を出して地面につけているからです。前のアリのにおいをたどるので、みんな同じ道を通ります。雨が降るとにおいが流れて行列が消えるのも、このしくみで説明できます。アリは世界に1万種類以上いて、日本の公園でよく見られるのはクロヤマアリやクロオオアリ。種類によってエサの好みや活動時間がちがうので、見分けられると観察がぐっと面白くなります。
発展:くらべる実験のアイデア
- 雨上がりの直後と晴れが続いた日で、行列ができるまでの速さを比べる
- エサから巣までの「遠回りな道」と「近道」を用意して、時間がたつとどちらのルートに集中するかを観察する
よくある質問
Q. アリにかまれることはありますか?
日本の公園にいる多くのアリは強くかみませんが、種類によってはかむものもいます。手ではさわらず、見て記録するのが基本です。
Q. 観察に良い時間はいつですか?
気温が高すぎない朝と夕方が活発です。真夏の昼は地面が熱くなりすぎてアリも少なくなります。
学年別アレンジ
- 1・2年生:砂糖だけを置いて「何分で見つけるか」「何匹くるか」を数える
- 3・4年生:エサ2〜3種類で人気くらべ+行列ルートの地図づくり
- 5・6年生:行列の途中に石で通せんぼをして、ルートが復活するまでの行動を記録し、道しるべフェロモンのしくみと結びつけて考察する
レポートの書き出し例
「公園でアリの行列を見つけて、どうしてみんな同じ道を通るのか不思議に思いました。」のように、見つけた場面から書き出しましょう。 書き上げはレポートメーカーを使うと、①きっかけ〜⑥感想の6ブロックをうめるだけで完成します。
まとめの記入例(表と結論文のお手本)
結果の表:表の横に「エサの種類」、縦に「見つけるまでの時間・1分間に通った数・行列ができたか」を置きます。ルート地図は別紙で大きく。
結論文のお手本:「アリは砂糖に一番早く集まり、行列は10分で完成した。前のアリのにおいをたどる道しるべフェロモンのしくみが、観察した『みんな同じ道を通る』行動と一致した。」このように「結果+理由の考え」をセットで書くのが高評価のコツです。