スクールコンパス

ホーム自由研究テーマ図かん › 洗剤の汚れ落ちくらべ

🧼 洗剤の汚れ落ちくらべ 夏休みの自由研究|スクールコンパス

洗剤の汚れ落ちくらべ|やり方・まとめ方かんぺきガイド

☀️ 2日 🎒 小5〜小6

まず結論:「洗剤は何でも落ちる」わけではありません。汚れの種類と洗剤の相性を、同じ条件で洗って確かめます。 所要は2日、対象は小5〜小6です。

用意するもの

すすめ方

  1. 白い布を同じ大きさに切り、4種類の汚れをスポイトで同じ量(1mL)ずつつけて、24時間乾かす
  2. コップ5個に、水・石けん水・食器用洗剤液・重曹水・セスキ水を、それぞれ水200mLに対して同じ濃さでつくる
  3. 汚れた布を1枚ずつ入れ、同じ回数(30回)だけ同じ強さでもみ洗いする
  4. 流水で30秒すすぎ、同じ場所に干して乾かす
  5. 乾いた布を白い紙の上にならべ、同じ明るさで写真をとる
  6. 汚れの残り具合を5段階(1=完全に落ちた 〜 5=ほぼ残っている)で判定し、表にする

つまずきポイントと成功のコツ

観察・記録シート(この4つをメモ)

界面活性剤が油を包みこんで水中へ運び出す
  1. 汚れの種類×洗剤の5段階評価(できれば3人の平均)
  2. 洗う前・洗ったあとの写真(同じ明るさ)
  3. 洗剤液の見た目の変化(にごり・泡立ち)
  4. 洗剤のpH(リトマス紙があれば)

しくみを深掘り(もう一歩くわしく)

油の汚れが水だけで落ちないのは、水と油がまざらないからです。洗剤にふくまれる界面活性剤という成分は、水になじむ部分と油になじむ部分の両方を1つの分子の中に持っています。この分子が油のまわりを取り囲み、外側に水になじむ部分を向けた小さな玉(ミセル)をつくることで、油が水の中にうかんで運び去られます。一方、重曹やセスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、油を分解して水になじみやすい形に変える働きがあります。だから油汚れには強い一方で、墨汁のような「炭の粒が繊維にひっかかっているだけ」の汚れにはほとんど効きません。汚れの正体がちがえば、効く洗剤もちがうというのがこの実験の結論になります。

発展:くらべる実験のアイデア

よくある質問

Q. 墨汁がまったく落ちません。

それが正しい結果です。墨汁は炭の粒が繊維のすき間に物理的に入りこんだ汚れで、油汚れのように洗剤で包んで運び出すことができません。「落ちない汚れがある」という発見も立派な研究結果です。

Q. 重曹とセスキはどうちがいますか?

どちらもアルカリ性ですが、セスキ炭酸ソーダのほうがアルカリ性が強く、水にも溶けやすいのが特徴です。油汚れへの効き方に差が出るかを、この実験で自分で確かめられます。

なぜそうなるの?(しくみ)

洗剤の界面活性剤は、水になじむ部分と油になじむ部分を持ち、油を包みこんで水中に運び出します。重曹やセスキはアルカリ性で油を分解します。

まとめ方のコツ(模造紙・新聞)

汚れ4種類×洗剤5種類の表(マトリクス)が主役です。5段階評価を色分けすると、どの組み合わせが強いか一目で伝わります。洗う前と後の写真をならべましょう。

構成にまよったら:①きっかけ → ②予想 → ③やり方 → ④結果(表・写真)→ ⑤わかったこと → ⑥感想・次にやりたいことの6ブロックが鉄板です。

⚠️ 安全メモ:洗剤が目に入らないよう注意し、ゴム手袋を使ってください。洗剤どうしをまぜないこと。とくに塩素系のものは絶対に使わないでください。

学年別アレンジ

まとめの記入例(表と結論文のお手本)

結果の表:横に「洗剤(水・石けん・食器用・重曹・セスキ)」、縦に「汚れ(油・しょうゆ・カレー・墨汁)」を置き、マス目に5段階評価を書く表にします。

結論文のお手本:「油汚れは食器用洗剤とセスキがよく落ち、水ではまったく落ちなかった。逆に墨汁はどの洗剤でもほとんど落ちなかった。洗剤は油を包みこんで運び出すはたらきをするため、繊維に入りこんだ炭の粒には効かないと分かった。」このように「結果+理由の考え」をセットで書くのが高評価のコツです。

レポートの書き出し例

「服についたカレーのしみがなかなか落ちないのに、油汚れの食器はすぐきれいになるのはなぜか気になり、汚れと洗剤の相性を調べることにしました。」のように、自分の疑問や体験から書き出しましょう。仕上げはレポートメーカーで6ブロックをうめれば完成します。

つぎの一歩