ホーム › 自由研究テーマ図かん › 氷のとけ方くらべ
氷のとけ方くらべ|やり方・まとめ方かんぺきガイド
☀️ 1日 🎒 小1〜小4
用意するもの
- 製氷皿でつくった同じ大きさの氷 6〜10個
- アルミのおぼん(または金属のトレー)
- 木の板またはまな板
- タオルまたはフリース
- 発泡スチロールの板
- プラスチックのまな板
- ストップウォッチ(スマホでOK)
- 温度計(あれば)
すすめ方
- 製氷皿で同じ大きさの氷をたくさんつくり、冷凍庫でしっかり凍らせる
- アルミ・木・タオル・発泡スチロール・プラスチックの5つを、同じ室内の同じ場所にならべる
- 5つの上に同時に氷を1個ずつ置き、ストップウォッチをスタートする
- 5分ごとに写真をとり、氷の大きさを記録する
- 完全にとけきった時間をそれぞれ記録する
- 同じ実験をもう1回くり返し、結果が同じになるか確かめる
つまずきポイントと成功のコツ
- 置く場所の温度がちがうと比べられない ── 日なたと日かげにまたがらないよう、同じ場所に一列にならべる
- 氷の大きさがバラバラだと比較にならない ── 必ず同じ製氷皿でつくった氷を使う
- 予想と逆の結果に「失敗した」と思ってしまう ── 予想が外れるのがこの実験の面白さ。予想を先に紙に書いておく
観察・記録シート(この4つをメモ)
- 予想(どれが一番早くとけると思うか)を実験前に書く
- 5分ごとの氷の大きさ(写真か絵)
- 完全にとけきった時間
- さわったときの material の冷たさの感じ方
しくみを深掘り(もう一歩くわしく)
氷がとけるには熱が必要で、その熱はまわりの物から伝わってきます。金属は熱をとても速く伝える「熱伝導率が高い」材料なので、部屋の熱をどんどん氷へ運びこみ、いちばん早くとかします。逆にタオルや発泡スチロールは中に空気をたくさん含んでいて、空気は熱をほとんど伝えません。だから熱が届きにくく、氷は長もちします。金属をさわると冷たく感じるのは、金属の温度が低いからではなく、手の熱をすばやくうばっていくからです。この「冷たく感じる=熱をよく伝える」という関係が分かると、保冷バッグに発泡スチロールが使われる理由も説明できます。
発展:くらべる実験のアイデア
- 同じ氷にアルミホイルを巻いたものと、タオルで包んだものを外に置き、どちらが長もちするかを調べる(保冷の実験)
- 氷に塩をかけたものとかけないものを比べ、とける速さと温度の変化を測る
よくある質問
Q. どうしてタオルの上のほうが長もちするのですか?
タオルの中には空気がたくさん入っていて、空気は熱を伝えにくいからです。熱が氷に届きにくいので、とけるのがおそくなります。同じ理由で冬にセーターを着るとあたたかいのです。
Q. 金属はつめたいのに、なぜ一番早くとけるのですか?
金属の温度も部屋と同じです。金属は熱を伝えるのが速いので、手の熱をすばやくうばって「つめたい」と感じさせます。同じ速さで部屋の熱を氷に運ぶので、いちばん早くとけます。
なぜそうなるの?(しくみ)
金属は熱を速く伝えるので、部屋の熱をどんどん氷に運びます。タオルや発泡スチロールは中の空気が熱をさえぎるため、氷が長もちします。
まとめ方のコツ(模造紙・新聞)
予想と結果を上下にならべた表が主役。「予想は外れました」と書けることが、正直で良いレポートの証拠になります。とけるまでの時間の棒グラフをそえましょう。
構成にまよったら:①きっかけ → ②予想 → ③やり方 → ④結果(表・写真)→ ⑤わかったこと → ⑥感想・次にやりたいことの6ブロックが鉄板です。
学年別アレンジ
- 1・2年生:アルミとタオルの2つだけを比べ、絵と時間でまとめる
- 3年生:5種類でとけきる時間を測り、棒グラフにする
- 4年生:熱の伝わりやすさという言葉を使って結果を説明し、保冷バッグの工夫と結びつける
まとめの記入例(表と結論文のお手本)
結果の表:横に「置いた材料(アルミ・木・タオル・発泡スチロール・プラスチック)」、縦に「予想の順位・実際にとけた時間・実際の順位」の表にします。
結論文のお手本:「タオルの上が一番早いと予想したが、実際はアルミの上が7分で一番早く、タオルは25分かかった。金属は熱を伝えるのが速く、タオルは中の空気が熱をさえぎるからだと分かった。」このように「結果+理由の考え」をセットで書くのが高評価のコツです。
レポートの書き出し例
「あついのに氷が長もちするクーラーボックスの中はどうなっているのか気になり、何の上に置くと氷が長もちするのかを調べることにしました。」のように、自分の疑問や体験から書き出しましょう。仕上げはレポートメーカーで6ブロックをうめれば完成します。