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ミョウバンの大きな結晶づくり|やり方・まとめ方かんぺきガイド

☀️ 1週間 🎒 小5〜小6

まず結論:食塩の結晶より大きく、形もはっきりした八面体ができます。「ゆっくり冷ます」だけで結果が大きく変わります。 所要は1週間、対象は小5〜小6です。

用意するもの

すすめ方

  1. 60度のお湯100mLに、焼ミョウバンをとけなくなるまで少しずつ加える(およそ25g前後)
  2. とけ残りをコーヒーフィルターでこし、透明な液だけをコップに移す
  3. そのまま室温でゆっくり冷まし、一晩おく(底に小さな結晶ができる)
  4. 翌日、底の結晶の中から形のきれいなものを1つ選び、テグスで結ぶ
  5. 新しく作った飽和水溶液に、その種結晶を割りばしからつるして液の中ほどにたらす
  6. タオルで包んでゆっくり冷ませる場所に置き、毎日1回、結晶の大きさを定規で測って記録する
  7. 液がにごったら、こしてつくり直し、種結晶を入れ直す

つまずきポイントと成功のコツ

観察・記録シート(この4つをメモ)

1日目 2mm7日目 14mm
  1. とかしたミョウバンの重さと水の量・温度
  2. 毎日の結晶の大きさ(縦・横をmmで)と重さ
  3. 結晶の形(八面体になっているか)の絵かスケッチ
  4. 液の温度と、その日の室温

しくみを深掘り(もう一歩くわしく)

水にとけるものの量には限界があり、これを溶解度といいます。ミョウバンは温度が高いほどたくさんとけ、20度では水100gにおよそ11g、60度ではおよそ57gもとけます。この差がとても大きいのがミョウバンの特徴で、熱いうちにめいっぱいとかしてから冷ますと、とけきれなくなった分が結晶として出てきます。ここで冷やす速さが結晶の大きさを決めます。急いで冷やすと、あちこちで一斉に結晶が生まれるため、小さな粒がたくさんできます。ゆっくり冷ますと、すでにある種結晶の表面だけに分子が順序よく並んでいくため、1つの大きな結晶に育ちます。ミョウバンの結晶が八面体になるのは、その物質を構成する粒子の並び方(結晶構造)が決まっているからで、条件を変えても形は変わりません。

発展:くらべる実験のアイデア

よくある質問

Q. 結晶が大きくなりません。

液がすでに薄くなっている可能性があります。新しく60度で飽和水溶液をつくり直し、種結晶を入れ直してください。また冷やす速さが速すぎると小さな結晶ばかり増えるので、タオルで包んで保温してください。

Q. 焼ミョウバンと生ミョウバンはどちらがよいですか?

スーパーで手に入る焼ミョウバンで問題ありません。水分を含まないぶん重さを量りやすい利点があります。とけにくいと感じたら、お湯の温度を上げてください。

なぜそうなるの?(しくみ)

ものが水にとける量は温度が高いほど多くなります。熱いうちに限界までとかして冷ますと、とけきれない分が結晶になって出てきます。ゆっくり冷ますほど大きく育ちます。

まとめ方のコツ(模造紙・新聞)

日ごとの大きさ(mm)の折れ線グラフと、定規を横に置いて撮った写真が主役。八面体のスケッチと、溶解度の表(温度ととける量)をそえると理科的に強くなります。

構成にまよったら:①きっかけ → ②予想 → ③やり方 → ④結果(表・写真)→ ⑤わかったこと → ⑥感想・次にやりたいことの6ブロックが鉄板です。

⚠️ 安全メモ:熱いお湯を使うので大人といっしょに。ミョウバンは食品添加物ですが、実験に使ったものは食べないでください。ガラス容器は急な温度変化で割れることがあります。

学年別アレンジ

まとめの記入例(表と結論文のお手本)

結果の表:横に「日にち(1日目〜7日目)」、縦に「結晶の縦・横の長さ(mm)と重さ」の表にします。

結論文のお手本:「タオルで包んでゆっくり冷ました液では7日目に14mmの八面体ができたが、冷蔵庫で冷やした液では2mm以下の結晶がたくさんできただけだった。ゆっくり冷ますと、すでにある結晶の表面に粒子が順に並ぶため、1つが大きく育つと分かった。」このように「結果+理由の考え」をセットで書くのが高評価のコツです。

レポートの書き出し例

「宝石のような結晶を自分で作れると知り、どうすれば大きく育つのかを条件を変えて確かめたくなりました。」のように、自分の疑問や体験から書き出しましょう。仕上げはレポートメーカーで6ブロックをうめれば完成します。

つぎの一歩