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わり算の筆算(÷2けた)のつまずきと教え方
小4算数(小学4年生)・例題3つ

2けたでわる筆算は小学4年生で習います。商の見当をつけてから計算する、算数で初めて「あたりをつける」計算です。一度で決まらないことがふつうです。出典 文部科学省「小学校学習指導要領」算数(学年別の内容) / 制作 スクールコンパス編集部 / 更新 2026年9月2日

わり算の筆算(÷2けた)で手が止まるのはどこか

商の見当がつけられない

わる数を切りのよい数に見て考えます。28でわるなら30と見る。これを仮商といいます。多すぎたら1つ減らす、少なすぎたら1つ増やす。

直すのを失敗だと思ってしまう

商を立て直すのは失敗ではなく、この計算のやり方そのものです。ここを伝えないと、直すたびに自信をなくします。

ひき算でまちがえる

かけ算は合っているのに、ひき算で落とします。位をそろえて書けているかを見てください。

例題3つと、考え方

数を変えても同じ手順で解けます。答えを写さずに、考え方の行を声に出して読んでから解いてみてください。

例題1 96÷32を計算しましょう。

考え方 32を30と見ると、96÷30でだいたい3。32×3で96。ぴったり。

答え 3

例題2 84÷27を計算しましょう。

考え方 27を30と見ると、84÷30でだいたい2。27×2で54。84-54で30。30は27より大きいので、商を3にする。27×3で81。84-81で3。

答え 3あまり3

例題3 525÷25を計算しましょう。

考え方 52に2を立てる。25×2で50。ひいて2。5をおろして25。25÷25で1。

答え 21

この単元で使う言葉

算数の用語じてん(218語)で、ほかの言葉も引く →

言葉意味
仮商(かしょう)とりあえず立ててみる商。
見当をつけるだいたいの数で先に考えること。

この単元を、手を動かして終わらせる(無料プリント)

読んで分かったつもりでも、手が動くかは別です。わり算の筆算(÷2けた)でつまずく場所は上の3つですが、そこを通せたかどうかは、実際に解いてみないと分かりません。同じ単元の無料プリントは登録なしで印刷できます。

🖨 小学4年生 3けた÷2けたのわり算の筆算のプリント紙で練習します。答えつき、登録不要。刷るとどんな形で出るかは、リンク先の1枚目に見本があります。 ⚡ わり算ドリル(自動採点)画面で解いて、その場で丸がつきます。印刷はいりません。 📚 小4 計算プリント一覧(単元からえらぶ)同じ学年のほかの単元も、単元ごとに何枚でも印刷できます。答えつき、登録不要。

この単元は算数のどこにあるか(数と計算)

小学校の算数は、学習指導要領で5つのまとまりに分かれています。「わり算の筆算(÷2けた)」は数と計算にあたります。数のしくみと、たし算・ひき算・かけ算・わり算。1年から6年までいちばん長く続く領域で、どこかがぐらつくと上の学年で必ず止まります。

学年ではなく、このまとまりで縦にたどると、いまつまずいている場所の本当の原因が見つかります。同じまとまりの単元は58あります。

ここでつまずいたとき、どこへ戻り、どこで効いてくるか

いつ単元
戻るならここ 小3 □を使った式 小3 分母が同じ分数のたし算とひき算 小3 分数のしくみ 小3 小数のたし算とひき算 
「わり算の筆算(÷2けた)」で手が止まる原因は、この単元より前にあることのほうが多くなります。1つ前だけでなく、下の学年の同じまとまりまで戻ってみてください。戻ることは遅れることではありません。
ここで効いてくる 小5 偶数と奇数・倍数と約数 小5 最大公約数と最小公倍数 小5 約分 小5 通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算 
いまここをあいまいなまま通すと、上の学年のこれらの単元で必ずもう一度出てきます。そのときは「新しく分からない」のではなく「前が分かっていない」状態なので、原因を探すのに時間がかかります。いま止まっているのは、むしろ運がよいことです。

おうちの方へ この単元でやること・やらないこと

やること上の「手が止まるのはどこか」を先に読んで、お子さんがどちらで止まっているかを見わけてください。同じ「わからない」でも、原因がちがえば手当てもちがいます。見わけがついたら、例題の3つを、答えではなく考え方のほうを声に出して説明させてください。説明できれば分かっています。
やらないこと量を増やすことで解こうとしないでください。原因が前の学年にあるときは、この単元の問題を何枚やっても直りません。もう1つ、その場でやり方を教えきってしまうのも避けてください。教わった直後にできるのは当たり前で、次の日に残りません。5分考えさせてから、ヒントを1つだけ出す形にします。
かかる時間見わけに5分、例題3つで10分、プリント1枚で10分です。1回で終わらせようとせず、3日に分けてください。算数は、間をあけて3回やったほうが残ります。

学年別の内容は文部科学省「小学校学習指導要領 算数」によります。単元が出てくる時期は教科書によって前後するため、何学期に習うかはここには書いていません。

ほかの学年の単元もたどる

算数は1年から6年までひと続きです。学年でくぎらずに、いま気になっているところをそのまま見てください。全部で102単元あります。

1年生から6年生までの算数の配当表(102単元)を見る →

前の単元と、次の単元

算数は前の内容の上に積み上がります。いま分からないところの原因が、1つ前や2つ前にあることはよくあります。戻ることは、遅れることではありません。

← 前 わり算の筆算(2けた÷1けた)次 がい数と四捨五入 →

小学4年生の算数でならうこと(16単元)

1年生から6年生までの算数の配当表を見る →

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学年別の内容は、文部科学省「小学校学習指導要領」算数にもとづいています。単元の名前や出てくる時期は、お使いの教科書によって異なることがあります。学校の進み方に合わせてお使いください。