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通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算のつまずきと教え方
小5算数(小学5年生)・例題3つ

通分は小学5年生で習います。分母がちがう分数を、分母をそろえてから計算するところです。5年生でいちばんつまずく単元で、ここが6年生の分数のかけ算わり算にそのまま効いてきます。出典 文部科学省「小学校学習指導要領」算数(学年別の内容) / 制作 スクールコンパス編集部 / 更新 2026年9月2日

通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算で手が止まるのはどこか

分母どうしを足してしまう

3分の1+2分の1を5分の2としてしまう。分母は「何等分したか」なので足せません。ピザの図で1度見せると、二度と間違えません。

通分の分母をかけ算だけで出す

4と6なら24でも通分できますが、12のほうが計算が楽です。最小公倍数を使うと、あとの約分が減ります。

分子だけ直して分母を直し忘れる

分母を3倍したら分子も3倍。同じ数をかけないと大きさが変わります。ここは声に出して確かめさせてください。

例題3つと、考え方

数を変えても同じ手順で解けます。答えを写さずに、考え方の行を声に出して読んでから解いてみてください。

例題1 2分の1 + 3分の1 を計算しましょう。

考え方 2と3の最小公倍数は6。6分の3+6分の2。

答え 6分の5

例題2 4分の3 - 6分の1 を計算しましょう。

考え方 4と6の最小公倍数は12。12分の9-12分の2。

答え 12分の7

例題3 6分の5 + 4分の1 を計算しましょう。

考え方 最小公倍数は12。12分の10+12分の3。

答え 12分の13(1と12分の1)

この単元で使う言葉

算数の用語じてん(218語)で、ほかの言葉も引く →

言葉意味
通分分母をそろえること。
最小公倍数通分の分母に使うといちばん楽な数。

この単元を、手を動かして終わらせる(無料プリント)

読んで分かったつもりでも、手が動くかは別です。通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算でつまずく場所は上の3つですが、そこを通せたかどうかは、実際に解いてみないと分かりません。同じ単元の無料プリントは登録なしで印刷できます。

🖨 小学5年生 分数のたし算ひき算(通分)のプリント紙で練習します。答えつき、登録不要。刷るとどんな形で出るかは、リンク先の1枚目に見本があります。 📚 小5 計算プリント一覧(単元からえらぶ)同じ学年のほかの単元も、単元ごとに何枚でも印刷できます。答えつき、登録不要。 💡 通分の教え方(分母がちがう分数)教え方のほうを、おうちの方向けにくわしく書いています。

この単元は算数のどこにあるか(数と計算)

小学校の算数は、学習指導要領で5つのまとまりに分かれています。「通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算」は数と計算にあたります。数のしくみと、たし算・ひき算・かけ算・わり算。1年から6年までいちばん長く続く領域で、どこかがぐらつくと上の学年で必ず止まります。

学年ではなく、このまとまりで縦にたどると、いまつまずいている場所の本当の原因が見つかります。同じまとまりの単元は58あります。

ここでつまずいたとき、どこへ戻り、どこで効いてくるか

いつ単元
戻るならここ 小4 分母が同じ分数のたし算とひき算(帯分数) 小4 仮分数と帯分数 小4 小数のかけ算とわり算(整数をかける・整数でわる) 小4 小数のしくみ(100分の1の位) 
「通分と分母がちがう分数のたし算・ひき算」で手が止まる原因は、この単元より前にあることのほうが多くなります。1つ前だけでなく、下の学年の同じまとまりまで戻ってみてください。戻ることは遅れることではありません。
ここで効いてくる 小6 分数のかけ算 小6 分数のわり算 小6 場合の数 
いまここをあいまいなまま通すと、上の学年のこれらの単元で必ずもう一度出てきます。そのときは「新しく分からない」のではなく「前が分かっていない」状態なので、原因を探すのに時間がかかります。いま止まっているのは、むしろ運がよいことです。

おうちの方へ この単元でやること・やらないこと

やること上の「手が止まるのはどこか」を先に読んで、お子さんがどちらで止まっているかを見わけてください。同じ「わからない」でも、原因がちがえば手当てもちがいます。見わけがついたら、例題の3つを、答えではなく考え方のほうを声に出して説明させてください。説明できれば分かっています。
やらないこと量を増やすことで解こうとしないでください。原因が前の学年にあるときは、この単元の問題を何枚やっても直りません。もう1つ、その場でやり方を教えきってしまうのも避けてください。教わった直後にできるのは当たり前で、次の日に残りません。5分考えさせてから、ヒントを1つだけ出す形にします。
かかる時間見わけに5分、例題3つで10分、プリント1枚で10分です。1回で終わらせようとせず、3日に分けてください。算数は、間をあけて3回やったほうが残ります。

学年別の内容は文部科学省「小学校学習指導要領 算数」によります。単元が出てくる時期は教科書によって前後するため、何学期に習うかはここには書いていません。

ほかの学年の単元もたどる

算数は1年から6年までひと続きです。学年でくぎらずに、いま気になっているところをそのまま見てください。全部で102単元あります。

1年生から6年生までの算数の配当表(102単元)を見る →

前の単元と、次の単元

算数は前の内容の上に積み上がります。いま分からないところの原因が、1つ前や2つ前にあることはよくあります。戻ることは、遅れることではありません。

← 前 約分次 小数のかけ算(小数×小数) →

小学5年生の算数でならうこと(15単元)

1年生から6年生までの算数の配当表を見る →

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学年別の内容は、文部科学省「小学校学習指導要領」算数にもとづいています。単元の名前や出てくる時期は、お使いの教科書によって異なることがあります。学校の進み方に合わせてお使いください。