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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
需要と供給とは? 値段は、どうやって決まるのか
需要は「買いたい人の大きさ」、供給は「売れる品物の多さ」です。
値段は、お店が好きに決めているのではありません。買いたい人と売りたい人の両方から、つり合うところに決まります。
このページが答えること- 需要と供給という2つの言葉の意味
- 需要曲線・供給曲線がなぜその向きになるのか
- 均衡価格とは何か
- 需要が増えたとき/供給が減ったときに値段がどう動くか
- 値段が自然につり合いへ戻るしくみ
別のページが答えること
- いろいろな値段をまとめて見た水準 → 物価のページ
- 値段が上がり続ける状態 → インフレのページ
- 外国との売り買い → 貿易のページ
🤝 需要と供給ってなに
需要は買いたい側の大きさ、供給は売れる品物の多さです。どちらがどちらか迷ったら、「需」は求めること、「供」は差し出すことだと覚えておくと戻れます。
お店の値段は、お店の人が好きに決めているように見えます。
でも、高くしすぎれば売れず、安くしすぎれば足りなくなります。
値段は、買いたい人と売りたい人の両方から決まっています。
📈 値段が決まる場所
値段が高いほど買う人は減り、売りたい人は増えます。だから需要は右下がり、供給は右上がりの線になります。この2本が交わったところで、買いたい量と売りたい量がちょうど同じになります。そのときの値段を均衡価格といいます。
2本の線が交わったところが、買いたい量と売りたい量がぴったり同じになる場所です。
そのときの値段を均衡価格といいます。均衡とは、つり合っているという意味です。
⬆️ ほしい人が増えたら
品物の量が変わらなくても、ほしい人が増えると値段は上がります。限られた数を取り合う形になるからです。人気のライブの席や、季節のケーキで起きるのがこれです。
⬇️ 品物が減ったら
ほしい人の数が変わらなくても、品物が減れば値段は上がります。台風のあとに野菜が高くなるのは、これです。需要が増えても、供給が減っても、値段は同じように上がります。上がったという結果だけを見ても、どちらが起きたのかは分かりません。
大事なのはここです。値段が上がったという事実だけでは、
ほしい人が増えたのか、品物が減ったのかは分かりません。
どちらだったのかを確かめるのが、ニュースを読むということです。
🔄 なぜ勝手につり合うのか
値段が高すぎれば売れ残りが出て、お店は下げます。安すぎればすぐ品切れになり、値段は上がります。だれかが決めているのではなく、売る人と買う人の動きだけで、つり合うところに落ち着いていきます。
これは、貿易にも物価にも同じようにあてはまります。
外国で石油が採れなくなれば供給が減って値段が上がり、
その石油を使って作る物の値段も上がります。
1つの品物の話が、国全体の物価につながっていきます。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. 需要と供給は、それぞれどちら側の話ですか。
需要は買う側、供給は売る側の話です。需要は買いたい気持ちの大きさ、供給は売れる品物の多さを表します。
Q2. 需要の線が右下がりになるのはなぜですか。
値段が高くなるほど、買う人が減るからです。逆に安くなれば買う人が増えるので、右へ行くほど下がる形になります。
Q3. 均衡価格とは何ですか。
買いたい量と売りたい量がちょうど同じになるときの値段です。需要の線と供給の線が交わったところで決まります。
Q4. 台風のあとに野菜が高くなるのは、需要と供給のどちらが動いたからですか。
供給です。畑がやられて出せる量が減ったため、ほしい人の数は同じでも取り合いになります。
Q5. 「値段が上がった」という事実だけで、原因は分かりますか。
分かりません。ほしい人が増えた場合と、品物が減った場合の両方で値段は上がります。どちらが起きたのかは、別に確かめる必要があります。
✍️ 記述ミニ道場
Q. ある年、みかんが不作になりました。みかんの値段はどうなると考えられますか。
理由もふくめて40字程度で書きなさい。
手順1 どちらが動いたかを決める 不作=出せる量が減る=供給が減る。
手順2 ほしい人はどうかを書く 買いたい人の数は変わらない。
手順3 結論を書く 取り合いになるので上がる。
解答例 不作で出回る量が減る一方、買いたい人の数は変わらないため、
値段は上がると考えられる。(42字)
採点のポイント 「供給が減る」と「需要は変わらない」の
両方が書けているかどうかです。「少ないから高い」だけでは、需要側にふれていないため
満点になりにくくなります。
👨👩👧 おうちで話すヒント
需要と供給は、スーパーの見切り品コーナーで教えられます。
「どうして夕方になると安くなるんだろう」と聞いてみてください。
売れ残りそうだから、という答えが出たら、それがもう供給の話です。
逆に、ほしいおもちゃが売り切れていて、
フリマアプリで定価より高くなっているのを見せるのも効きます。
同じ品物なのに値段がちがう理由が、需要という言葉ひとつで説明できます。
中学入試ではグラフの読み取りで出ます。
線を覚えるより「高いと買う人は減る、高いと売りたい人は増える」と
声に出して確かめておくと、線の向きを毎回自分で作れます。
暗記だと逆に描いてしまう子が多いところです。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 需要とは
A. 買いたい側の大きさ。ほしい人がどれだけいるか。
Q. 供給とは
A. 売れる品物の多さ。どれだけ用意できるか。
Q. 需要の線の向き
A. 右下がり。値段が高いほど買う人が減るから。
Q. 供給の線の向き
A. 右上がり。値段が高いほど売りたい人が増えるから。
Q. 均衡価格とは
A. 買いたい量と売りたい量が同じになるときの値段。2本の線の交点。
Q. 需要が増えると値段は
A. 上がる。
Q. 供給が減ると値段は
A. 上がる。
Q. 値段が高すぎるとどうなるか
A. 売れ残りが出て、値段は下がっていく。
Q. 値段が安すぎるとどうなるか
A. 品切れになり、値段は上がっていく。
Q. 市場とは
A. 売り手と買い手が出会い、値段が決まっていく場のこと。
Q. 台風のあとに野菜が高くなる理由
A. 供給が減るから。需要は変わらない。
Q. 人気のライブの席が高くなる理由
A. 需要が増えるから。供給は変わらない。
❓ よくあるしつもん
Q. 需要と供給、どちらがどちらか覚えられません。
A. 「需」は求める、「供」は差し出すという意味です。求めるのが買う側、差し出すのが売る側と考えると戻れます。
Q. お店の人が値段を決めているのではないのですか。
A. 決めてはいますが、自由には決められません。高くしすぎれば売れ残り、安くしすぎればすぐ足りなくなります。結局、つり合うところに近づいていきます。
Q. 同じ品物なのに、場所によって値段がちがうのはなぜですか。
A. その場所ごとに、ほしい人の数と用意できる量がちがうからです。観光地の飲み物が高いのは、ほしい人が多く、店の数が少ないためです。
Q. 需要と供給は、物価とどうつながっていますか。
A. 1つ1つの品物の値段が需要と供給で決まり、その値段を全部まとめて見たものが物価です。だから需要と供給は、物価を理解するための土台になります。
Q. 中学受験では需要と供給のどこが出ますか。
A. 2本の線のグラフを読ませる問題が中心です。どちらが需要でどちらが供給か、線が動いたとき値段がどうなるかが問われます。あわせて、不作や流行を例にした記述もよく出ます。
出典と確認日
このページは特定の統計を引用していません。需要・供給・均衡価格の考え方は、小学校社会科および中学校公民分野で共通して扱われる内容にもとづいて、スクールコンパス編集部が書き下ろしたものです。図はしくみを示すためのもので、実際の数量を表すものではありません。確認日 2026年8月3日。
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