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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
自動運転とは? レベル0〜5のちがいと、日本のいま
自動運転とは、車が自分で周りを見て、判断して、走ることです。
どこまで車にまかせるかで、0から5までの6段階に分けられています。レベル2までは運転しているのは人、レベル3からは車の側です。
このページが答えること- 自動運転レベル0〜5の中身
- レベル2と3のあいだにある大きな段差
- レベル3・4・5のちがい
- 日本でいつ何が認められたか
- 進められる理由と、残っている課題
別のページが答えること
- 判断を担う技術そのもの → 人工知能(AI)のページ
- 人が減っていく社会 → 人口減少のページ
- 車に使われる部品 → 半導体のページ
🚗 自動運転とは
自動運転とは、車が自分で周りを見て、判断して、走ることです。
けれど「自動運転の車」とひとことで言っても、中身はぜんぜんちがいます。
そこで、0から5までの段階に分けて考えることになっています。
運転自動化のレベルは0から5までの6段階です。レベル1と2は運転支援で、運転操作の主体はあくまで人です。レベル3から主体が自動運行装置、つまり車の側に変わります。2と3のあいだが、いちばん大きな段差になっています。
ここでいちばん大事なのは、だれが運転しているかです。
レベル2までは、車が手つだってくれていても、運転しているのは人です。
レベル3から、運転する主体が車の側に移ります。
🔄 レベル3と4のちがい
レベル3は運転席に人がいて、システムから運転をかわるよう求められたら応じます。レベル4は、決まった条件の中であれば運転者が乗っていなくてもかまいません。レベル4とレベル5のちがいは、走れる場所や条件に限りがあるかどうかです。レベル5は、条件の制約なくどこでも走れる段階を指します。
レベル3は、人が運転席にいて待っている状態です。
車から「かわってください」と言われたら、すぐに運転を引き受けなければなりません。
レベル4になると、そもそも人が乗っていなくてよくなります。
⚖️ 日本のルール
日本では、2020年4月に施行された改正道路交通法によってレベル3の車が公道を走れるようになりました。さらに2023年4月に施行された改正道路交通法で、運転者が乗っていない運行を「特定自動運行」と位置づけ、レベル4が解禁されました。特定自動運行には都道府県公安委員会の許可が必要で、遠隔で見守る人を置くことになっています。
技術ができても、法律が追いつかないと公道は走れません。
道路交通法は、人が運転することを前提に作られていました。
そこを作り直したのが、2020年と2023年の改正です。
🤔 なぜ急ぐのか
自動運転が進められている理由には、運転手の不足や、バスが減った地域での移動手段の確保、人のミスによる事故を減らすことがあります。いっぽう、雪や霧で周りが見えにくい場面への対応や、事故が起きたときにだれが責任を負うのかというルールづくりも課題です。
自動運転がニュースになるのは、新しい機械の話だからではありません。
バスの運転手が足りない、買い物に行けない人がいるという、
いま起きている困りごとの答えとして期待されているからです。
人が減っていく社会の話は
人口減少のページで、
判断を担う技術については
人工知能(AI)のページで
説明しています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. 自動運転のレベルは、いくつの段階に分かれていますか。
0から5までの6段階です。
Q2. レベル2とレベル3のあいだには、どんな大きなちがいがありますか。
運転する主体が変わります。レベル2までは車が手つだっていても運転しているのは人ですが、レベル3からは自動運行装置、つまり車の側が運転の主体になります。
Q3. レベル3では、運転席の人は何をしなければなりませんか。
システムから運転をかわるよう求められたときに、すぐ応じる必要があります。そのため運転席にいなければなりません。
Q4. レベル4とレベル5のちがいは何ですか。
走れる場所や条件に限りがあるかどうかです。レベル4は決まった条件の中だけ、レベル5は条件の制約なくどこでも走れる段階です。
Q5. 日本でレベル4が解禁されたのはいつで、何という名前がつけられましたか。
2023年4月に施行された改正道路交通法で解禁され、運転者が乗っていない運行を「特定自動運行」と定めました。
✍️ 記述ミニ道場
Q. 自動運転は、とくに地方で期待されています。それはなぜですか。40字程度で書きなさい。
手順1 地方で起きていることを書く 運転手が足りず、バスの路線が減っている。
手順2 こまる人を書く 車を運転できないお年よりが出かけられない。
手順3 結論を書く 自動運転なら運転手なしで移動手段を保てる。
解答例 運転手不足でバスが減り、車を運転できない人の移動手段がなくなるため、
それを補えると期待されるから。(49字)
採点のポイント 「人手不足」と「移動手段が失われる」の
2つがつながっていれば正解です。「便利だから」では点になりません。
だれのどんな困りごとを解くのか、まで書けると強くなります。
👨👩👧 おうちで話すヒント
自動運転は、車の中で話すのがいちばんです。
最近の車の多くには、前の車との距離を保つ機能や、車線からはみ出しそうなときに知らせる機能があります。
それがレベル1や2です。もう乗っている、と分かると急に身近になります。
そこから「じゃあ、ハンドルから手をはなしていい車は?」と進めてください。
レベル3の話につながります。子どもが必ず聞くのは「事故が起きたらだれが悪いの?」です。
これはまだ世界中で議論されている、と正直に答えてよい場面です。
中学入試では、人手不足や過疎地の交通という社会の問題とセットで出ます。
技術の話としてではなく、困りごとの解き方として理解しておくと、記述で書けるようになります。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. 自動運転のレベルの段階数
A. 0から5までの6段階。
Q. レベル0
A. 自動運転ではない。人がすべて運転する。
Q. レベル1・2
A. 運転支援。運転操作の主体は人。
Q. レベル3
A. 条件つき自動運転。主体は車だが、引き継ぎ要請には人が応じる。
Q. レベル4
A. 決まった条件の中なら、運転者が乗っていなくてよい。
Q. レベル5
A. 条件の制約なく、どこでも車が運転する。
Q. 主体が人から車に変わるのはどこか
A. レベル2とレベル3のあいだ。
Q. レベル4とレベル5のちがい
A. 走れる条件に限りがあるかどうか。
Q. 日本でレベル3が公道を走れるようになった時期
A. 2020年4月(改正道路交通法の施行)。
Q. 日本でレベル4が解禁された時期
A. 2023年4月(改正道路交通法の施行)。
Q. 運転者がいない運行の呼び名
A. 特定自動運行。
Q. 特定自動運行に必要なもの
A. 都道府県公安委員会の許可と、遠隔で見守る人。
Q. 期待されている理由
A. 運転手不足の解消、移動手段の確保、人のミスによる事故の減少。
Q. 残っている課題
A. 悪天候への対応、思いがけない動きへの対応、事故時の責任の決め方。
❓ よくあるしつもん
Q. いまの車にも自動運転はついているのですか。
A. 多くの車にレベル1や2にあたる運転支援がついています。前の車との距離を保つ機能や、車線からはみ出さないように支える機能がそれです。ただし運転しているのは人なので、前を見ていなければなりません。
Q. レベル3なら、寝ていてもいいのですか。
A. いけません。システムから運転をかわるよう求められたら、すぐに応じる必要があります。そのため運転席にいて、応じられる状態でいなければなりません。
Q. 事故が起きたら、だれの責任になりますか。
A. レベルや状況によって変わります。レベル4の特定自動運行では、車を持つ側や運行を行う側が責任を負う形が定められています。新しい技術なので、ルールは少しずつ作られている途中です。
Q. なぜ全部の道でレベル4にしないのですか。
A. 雪やこい霧で周りが見えにくいときや、人や自転車が思いがけない動きをするときに、まだ十分に対応しきれないからです。だから、条件を決めた範囲から少しずつ広げています。
Q. 中学受験では自動運転のどこが出ますか。
A. レベルの区別、とくに主体が人から車に変わる位置が問われます。あわせて、人手不足や過疎地の交通という社会の問題と結びつけた記述もよく出ます。
出典と確認日運転自動化レベルが0から5までの6
段階であること、レベル1・2では
運転操作の
主体が
人であること、2020
年4
月施行の
改正道路交通法によってレベル3の
公道走行が
可能になったことは、
政府広報オンラインの
解説によります。2023
年4
月施行の
改正道路交通法で
運転者不在の
運行が「
特定自動運行」と
位置づけられ、
都道府県公安委員会の
許可制とされたことは、
道路交通法の
規定によります。
実用化されている
車種や
導入されている
地点は
変わるため、
本ページでは
扱っていません。
確認日 2026
年8
月3
日。
・
政府広報オンライン
自動運転レベル3の
解説 https://www.gov-online.go.jp/article/202004/entry-8943.html
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