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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月7日

うねり(うねり)とは? 小学生しょうがくせいにもわかるやさしい解説かいせつ

うねりとは、台風の強い風がつくった波のうち、波長の長いものが、弱まりにくいまま遠くまで伝わる現象です。台風本体より速く進むため、晴れていても急に大きな波が来ることがあります。

🔍 くわしく

晴れているのに、急に大波が来る

台風が近づくとき、いちばん注意が必要なのは海です。しかもやっかいなことに、台風がまだ1000キロメートル以上はなれていても、海は危険になります。空は青く、風もほとんどないのに、突然大きな波が打ち寄せる——これがうねりのこわさです。

なぜ弱まらずに遠くまで届くのか

台風の強い風は、海面にたくさんの波をつくります。このうち、こまかい波は進むうちにすぐ消えていきます。ところが波長の長い波はエネルギーを失いにくく、何百キロも進むことができます。これがうねりです。台風が去ったあともしばらくうねりが残るのは、このためです。

しかも台風本体より速い

うねりは、台風そのものよりも速く進みます。だから「台風はまだ遠いから大丈夫」という判断が成り立ちません。順番でいうと、①台風が波をつくる→②波長の長い成分は減衰しにくい→③台風本体より速く伝わる→④晴天・無風の海岸に突然の高波、となります。

高潮・津波とのちがい(入試で問われます)

うねりは「波」の現象。高潮は、台風の低い気圧で海面が吸い上げられ、さらに強い風で海水が吹き寄せられて、海面そのものが高くなる現象です。津波は、地震などで海底の地形が変わり、海の水全体が動く現象。「台風のときに海面が上がるのは?」と問われたら高潮、「晴れていても高波が来るのは?」と問われたらうねりです。

川でも同じことが起きる

自分のいる場所で雨が降っていなくても、山のほうで降った雨が流れてきて急に増水することがあります。「上流の天気は、自分のいる場所の天気とはちがう」。海のうねりと同じで、遠くで起きたことが、時間をおいて自分のところに届くという構造です。

理解りかいチェッククイズ

おしてみてください。すぐにこたえあわせができます。

台風が1000キロメートル以上はなれていても海が危険なのはなぜ?

空が青く風がなくても、急に大きな波が来ます。「晴れているから安全」は海では成り立ちません。

台風のときに、海面そのものが高くなる現象を何という?

高潮です。低い気圧による吸い上げと、強い風による吹き寄せで海面が上がります。うねりは「波」の現象で、別のものです。

台風が近づいているとき、してはいけないことは?

「見に行かない」。気になる気持ちは分かりますが、そこは大人にまかせましょう。

✍️ 記述きじゅつミニ道場どうじょう

中学受験ちゅうがくじゅけん記述きじゅつ問題は、おぼえた言葉ことば問題もんだいではありません。 いを分解ぶんかいし、論点ろんてんをならべ、順番じゅんばんめてからく。 その手順てじゅんそのものがわれています。

【記述問題】台風が1000キロメートル以上離れていても、海岸で高波が観測されることがある。その理由を80字程度で説明しなさい。また、この現象と高潮とのちがいにも触れなさい。

① 問いの分解 聞かれているのは「なぜ遠いのに高波が来るのか」と「高潮との区別」の2つ。波の性質と、伝わる速さの2点で説明する。

② 論点整理 うねり=台風の風がつくった波のうち波長の長い成分/減衰しにくい/台風本体より速く伝わる/だから晴天でも高波が到達する/高潮=気圧低下による吸い上げと吹き寄せで海面そのものが上昇する別の現象。

③ 骨子組立 「うねりとは何か」→「なぜ先に届くのか」→「高潮はどう違うのか」の順にならべる。

④ 推敲 解答例「台風の強風で生じた波のうち波長の長い成分はうねりとなり、減衰しにくく台風本体より速く伝わるため、晴天でも高波が到達する。一方、高潮は気圧低下と強風により海面そのものが上昇する現象で、うねりとは別のものである。」(103字)

👨‍👩‍👧 おうちではなすヒント

海や川に出かける前に、天気予報だけでなく「波の高さ」と「上流の雨」を一緒に確認してみてください。「ここは晴れているけど、あっちは降っている」と地図で見せると、うねりの考え方が体でわかります。

🃏 一問一答いちもんいっとうカード(印刷いんさつできます)

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うねり(うねり)

うねりとは、台風の強い風がつくった波のうち、波長の長いものが、弱まりにくいまま遠くまで伝わる現象です。台風本体より速く進むため、晴れていても急に大きな波が来ることがあります。

Q. 台風が1000キロメートル以上はなれていても海が危険なのはなぜ?

A. 波長の長い波(うねり)が弱まりにくく、台風本体より速く伝わるから 空が青く風がなくても、急に大きな波が来ます。「晴れているから安全」は海では成り立ちません。

Q. 台風のときに、海面そのものが高くなる現象を何という?

A. 高潮 高潮です。低い気圧による吸い上げと、強い風による吹き寄せで海面が上がります。うねりは「波」の現象で、別のものです。

Q. 台風が近づいているとき、してはいけないことは?

A. 川や海のようすを見に行く 「見に行かない」。気になる気持ちは分かりますが、そこは大人にまかせましょう。

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❓ よくある質問しつもん

Q. うねりは、いつまで続きますか?

A. 台風が通り過ぎたあとも、しばらく残ることがあります。波長の長い波はエネルギーを失いにくいためです。「台風が去ったから安全」とは限りません。

Q. 海水浴場が開いていれば安全ですか?

A. 遊泳禁止や注意の表示は必ず守ってください。ただし、表示がなくても急に波が高くなることがあります。必ず大人と一緒に行き、波の高さの予報を確認してください。

Q. 波の高さは、どこで見られますか?

A. 気象庁の波浪の情報や、各地の天気予報で確認できます。「波の高さ2メートル」と聞いたら、それは平均的な高さで、ときどきそれより大きな波が来ることも覚えておいてください。

🧑‍🔧 このことばを毎日まいにち使つか仕事しごと

うねりは、ニュースの中だけの言葉ことばではありません。つぎの仕事しごとひとは、この言葉ことば毎日まいにち使つかっています。職業しょくぎょう調しらべや自由研究じゆうけんきゅうのテーマにも使つかえます。

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海の安全を守る仕事
海上保安官 → なりきってみる

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