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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月3日
ロボットとは? どんな種類があって、何が得意なのか
ロボットとは、まわりを感じ取り、自分で判断して、実際に動く機械のことです。
人の形をしている必要はありません。工場でうでだけが動くものも、そうじをして回るものもロボットです。
このページが答えること- ロボットを作る3つの部分
- 産業用ロボットとサービスロボットのちがい
- ロボットが得意な仕事の3つの型
- 仕事がなくなるのかという問いの両面
別のページが答えること
- 考える部分の技術そのもの → 人工知能(AI)のページ
- 車が自分で走ること → 自動運転のページ
- 働く人が減っていること → 人口減少のページ
🤖 ロボットとは
ロボットというと、人の形をして歩くものを思いうかべるかもしれません。
けれど、工場でうでだけが動いているものも、そうじをして回るものも、みんなロボットです。
形ではなく中身で決まります。
ロボットは、感じる部分(センサー)、考える部分(コンピューター)、動く部分(モーターや関節)の3つでできています。人間でいえば、目や耳、頭、手足にあたります。AIは考える部分にあたるので、AIが進むとロボットもできることが増えます。
🏭 2つの種類
ロボットは、工場ではたらく産業用ロボットと、人のそばではたらくサービスロボットに大きく分けられます。産業用は決まった場所で決まった動きをくり返します。サービスロボットは場所も相手も決まっていないので、その場のようすを見て判断する力が必要になり、こちらのほうがむずかしくなります。
むずかしいのは、実は人のそばではたらくほうです。
工場は、置かれるものも、通る道も決まっています。
けれど家や街には、いつも同じものがあるとはかぎりません。
人が急に横切ることもあります。
💪 何が得意なのか
ロボットが向いているのは、危険な仕事、体に負担の大きい仕事、同じことをくり返す仕事です。人の代わりに何でもやるのではなく、人がやらなくてよい部分を引き受けるものだと考えると、何に使われているかが見えてきます。
🤔 仕事はなくなるのか
ロボットが人の仕事を奪うという心配はよく聞かれます。実際に減る仕事もあります。いっぽう、いまの日本では働く人そのものが足りない分野が多く、その穴を埋める役わりも期待されています。ロボットを作る、動かす、直すという新しい仕事も生まれます。
ロボットのニュースが増えているのは、技術が進んだからだけではありません。
人口減少のページで
説明したとおり、働く人が減っているからです。
作れるようになったことと必要になったことが、同じ時期に重なっています。
考える部分については
人工知能(AI)のページで、
車が自分で走る話は
自動運転のページで
説明しています。
✅ りかいチェッククイズ
Q1. ロボットを作る3つの部分を答えなさい。
感じる部分(センサー)、考える部分(コンピューター)、動く部分(モーターや関節)の3つです。
Q2. AIは、ロボットのどの部分にあたりますか。
考える部分です。だからAIが進むと、ロボットにできることも増えます。
Q3. 産業用ロボットとサービスロボットのちがいは何ですか。
産業用は工場など決まった場所で決まった動きをくり返します。サービスロボットは人のそばではたらき、場所も相手も決まっていません。
Q4. どちらのほうが技術的にむずかしいですか。理由も答えなさい。
サービスロボットです。何が起きるか分からない場所では、そのつど自分で判断する必要があるからです。
Q5. ロボットが得意な仕事を3つ答えなさい。
危険な仕事、体に負担の大きい仕事、同じことをくり返す仕事です。
✍️ 記述ミニ道場
Q. 工場で使われる産業用ロボットより、家や店ではたらくロボットのほうが
作るのがむずかしいといわれます。それはなぜですか。40字程度で書きなさい。
手順1 工場の特ちょうを書く 置かれるものも通る道も決まっている。
手順2 家や店の特ちょうを書く 人が横切るなど、何が起きるか分からない。
手順3 結論を書く そのつど判断する力が必要になる。
解答例 工場とちがい人や物の動きが決まっておらず、その場のようすを見て
判断する必要があるから。(42字)
採点のポイント 「決まっているか、決まっていないか」の
対比が書けているかどうかです。
「家のほうがせまいから」では点になりません。むずかしさの正体は、広さではなく予測できなさです。
👨👩👧 おうちで話すヒント
家にお掃除ロボットがあれば、最高の教材です。
「これ、どうやって壁があるって分かってるんだろう?」と聞いてみてください。
センサーという言葉を知らなくても、感じる部分があることに自分で気づきます。
ファミリーレストランの配膳ロボットも増えました。
人が急に立ち上がったとき、どうやってよけているか。
子どもと一緒に観察するだけで、感じる・考える・動くの3つが目の前で見られます。
「ロボットに仕事を取られない?」と聞かれたら、
減る仕事と増える仕事の両方があると伝えてください。
入試でも、片方だけ書くと点が伸びません。
物事を両面から見る練習として、とても良い題材です。
🃏 一問一答カード(印刷できます)
Q. ロボットの3つの部分
A. 感じる(センサー)・考える(コンピューター)・動く(モーターや関節)。
Q. AIはどの部分か
A. 考える部分。
Q. 産業用ロボットとは
A. 工場ではたらき、決まった動きを正確にくり返すロボット。
Q. 産業用ロボットの仕事の例
A. 組み立て、金属をつなぐ・ぬる、重いものを運ぶ。
Q. サービスロボットとは
A. 人のそばではたらくロボット。掃除・配膳・案内・介護など。
Q. どちらがむずかしいか
A. サービスロボット。場所も相手も決まっていないため。
Q. ロボットが得意な仕事その1
A. 危険な仕事。
Q. ロボットが得意な仕事その2
A. 体に負担の大きい仕事。
Q. ロボットが得意な仕事その3
A. 同じことをくり返す仕事。
Q. 人の形をしている必要はあるか
A. ない。形ではなく中身で決まる。
Q. 仕事への影響
A. 減る仕事もあるが、人手不足を補う役割や新しい仕事も生まれる。
Q. ロボットが注目される背景
A. 技術が進んだことと、働く人が減っていることが重なっている。
❓ よくあるしつもん
Q. 人の形をしていないものもロボットですか。
A. ロボットです。まわりを感じ取り、判断して、実際に動くという3つがそろっていれば、形は関係ありません。工場でうでだけが動くものも立派なロボットです。
Q. 洗濯機はロボットですか。
A. ふつうの洗濯機は、決まった手順をくり返すだけなので、感じて判断する部分が弱く、ロボットとは呼びません。ただし、洗うものの量や汚れを感じ取って動きを変えるものは、その境目に近づきます。
Q. ロボットに仕事を取られませんか。
A. 減る仕事はあります。いっぽう、いまの日本では働く人が足りない分野が多く、そこを補う役わりも期待されています。ロボットを作る、動かす、直すという仕事も新しく生まれます。
Q. 介護のロボットは、人の代わりになるのですか。
A. 代わりというより、持ち上げるなど体に負担の大きい部分を助けるものが中心です。話を聞く、気持ちに寄りそうといった部分は、人が担っています。
Q. 中学受験ではロボットのどこが出ますか。
A. 人手不足や高齢化と結びつけた出題が中心です。産業用とサービスの区別、AIとの関係、「仕事は減るのか増えるのか」を両面から書かせる記述もよく出ます。
出典と確認日
このページは特定の統計を引用していません。ロボットの3要素(センサー・制御・駆動)、産業用ロボットとサービスロボットの分類、得意とする作業の考え方は、小学校・中学校で共通して扱われる内容および関係機関が公表する一般的な解説にもとづいて、スクールコンパス編集部が書き下ろしたものです。台数や市場の規模など変動する数値は扱っていません。確認日 2026年8月3日。
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