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小学生しんぶん|スクールコンパス編集部|最終更新: 2026年8月7日

激甚災害(げきじんさいがい)とは? 小学生しょうがくせいにもわかるやさしい解説かいせつ

激甚災害とは、被害がとくに大きい災害について国が行う指定のことです。指定されると、復旧工事の費用を国がより多く負担し、市町村の負担が軽くなります。

🔍 くわしく

「激甚」ってどういう意味?

」は「はげしい」、「」は「はなはだしい(程度がとても大きい)」という意味の漢字です。つまり「激甚」は「被害がとてもひどい」ということ。被害が特に大きい災害について、国が激甚災害法という法律にもとづいて指定します。

指定されると何が変わるのか

道路・橋・水道・学校などを直すお金は、ふだんは市町村がかなりの部分を出します。しかし小さな町にとって、これは重すぎる負担です。激甚災害に指定されると、国が負担する割合が高くなり、市町村の負担が軽くなります。その結果、「お金が足りないから、この工事はあきらめる」ということが起きにくくなります

なぜ「指定」という手続きがいるのか

特別なあつかいだからです。すべての災害で国が全額を出すことにすると、国のお金が足りなくなります。そこで被害の大きさについての基準を法律で先に決めておき、その基準に当てはまるかを確認してから指定します。ルールを前もって決めてあるから、いざというとき早く動けるのです。

予備費(よびひ)とは

国の予算のうち、使い道を細かく決めずに用意しておくお金を予備費といいます。ふつう国のお金の使い道は国会が決めますが、予備費は内閣の責任で支出でき、あとから国会の承諾を得ます。「もしものときにすぐ動けるようにするしくみ」であり、国会が予算を決めるという原則の例外にあたります。2026年8月、政府は熊本県の地震について激甚災害に指定する方針を示し、予備費から200億円を超える額をあてるとしました。

復旧と復興のちがい(入試で問われます)

復旧は「もとの状態にもどすこと」、復興は「もとよりよい形で立て直すこと」です。地震のあとしばらくの記事は、ほとんどが「復旧」の段階の話になります。この2つを混同すると、記述問題では減点されます。

理解りかいチェッククイズ

おしてみてください。すぐにこたえあわせができます。

激甚災害に指定されると、いちばん大きく変わることは?

国の負担割合が高くなり、市町村の負担が軽くなります。財源不足で必要な復旧をあきらめる事態を防げます。

予備費とは、どんなお金?

内閣の責任で支出し、あとから国会の承諾を得ます。すぐ動けるようにするしくみです。

「復旧」と「復興」のちがいは?

復旧=もとの状態にもどす、復興=もとよりよい形で立て直す。記述では区別が必要です。

✍️ 記述きじゅつミニ道場どうじょう

中学受験ちゅうがくじゅけん記述きじゅつ問題は、おぼえた言葉ことば問題もんだいではありません。 いを分解ぶんかいし、論点ろんてんをならべ、順番じゅんばんめてからく。 その手順てじゅんそのものがわれています。

【記述問題】被害が特に大きい災害について、国が激甚災害に指定するのはなぜか。「負担」「復旧」の二つの語を必ず用いて100字程度で説明しなさい。

① 問いの分解 聞かれているのは「指定する目的」。指定しない場合に何が起きるかを考えると、目的が見えてくる。指定語句は2つ。

② 論点整理 復旧工事の費用はふだん市町村がかなりの部分を負担する/自主財源の少ない小さな自治体ほど負担が重い/費用が足りず必要な工事を断念するおそれがある/指定されると国の負担割合が上がる/市町村の負担が軽くなり、必要な復旧をやりきれる。

③ 骨子組立 「ふだんはどうか」→「何が問題か」→「指定するとどうなるか」の順にならべる。

④ 推敲 解答例「復旧工事の費用は通常、市町村が大きな割合を負担するため、自主財源の少ない自治体ほど負担が重く、費用不足で必要な工事を断念するおそれがある。指定によって国の負担割合を高め、市町村の負担を軽くすることで、必要な復旧をやりきれるようにするためである。」(119字)

👨‍👩‍👧 おうちではなすヒント

ニュースで「激甚災害に指定する方針」と聞いたら、「どうして国がたくさん出すのかな」と一緒に考えてみてください。答えは「小さな町だけでは直しきれないから」。国と地方の役割分担という、公民の大切な考え方につながります。

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激甚災害(げきじんさいがい)

激甚災害とは、被害がとくに大きい災害について国が行う指定のことです。指定されると、復旧工事の費用を国がより多く負担し、市町村の負担が軽くなります。

Q. 激甚災害に指定されると、いちばん大きく変わることは?

A. 復旧工事の費用を国がより多く負担するようになる 国の負担割合が高くなり、市町村の負担が軽くなります。財源不足で必要な復旧をあきらめる事態を防げます。

Q. 予備費とは、どんなお金?

A. 使い道を細かく決めずに、国の予算にあらかじめ用意しておくお金 内閣の責任で支出し、あとから国会の承諾を得ます。すぐ動けるようにするしくみです。

Q. 「復旧」と「復興」のちがいは?

A. 復旧はもとの状態にもどすこと、復興はもとよりよい形で立て直すこと 復旧=もとの状態にもどす、復興=もとよりよい形で立て直す。記述では区別が必要です。

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❓ よくある質問しつもん

Q. 激甚災害はいつ指定されますか?

A. 被害の状況を調べ、法律で定められた基準に当てはまるかを確認したうえで指定されます。まず「指定する方針」が示され、その後に正式な指定が行われることが多くあります。

Q. 指定されると、個人にもお金がもらえますか?

A. 激甚災害の指定は、おもに道路や水道などの復旧事業に対する国の負担割合を高めるしくみです。個人への支援は、被災者生活再建支援制度など別のしくみで行われます。

Q. 予備費は自由に使えるのですか?

A. いいえ。内閣の責任で支出できますが、あとから国会の承諾を得る必要があります。国のお金の使い道は国会が決めるという原則の、例外的なしくみです。

🧑‍🔧 このことばを毎日まいにち使つか仕事しごと

激甚災害は、ニュースの中だけの言葉ことばではありません。つぎの仕事しごとひとは、この言葉ことば毎日まいにち使つかっています。職業しょくぎょう調しらべや自由研究じゆうけんきゅうのテーマにも使つかえます。

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